第4話





「今生活魔法についてな。配るな」




風魔法で配った。




「これは少しくせがあってな。使えない人が多いだよ」




「そうですか」




「生活魔法使ったことがある人?」




シーン。誰も挙げなかった。




「居ないな。仕方ない。少し説明するな」




『はい』




「生活魔法と名の通り生活を豊かにするために作られた魔法である。でもな。使い方を間違えると面倒なことになる。例えば水で例えよう。その魔法の使い方を間違えると自然破壊や服がダメになってしまう」




そんな時だった。念話で誰かが飛ばしてきた。




『レイ。大変なことになった。君の娘が忘れ物を私に行ったら帰ってこなくなった。代わりに紙が来た。一応ミレナには伝えたよ。それで一人で乗り込んじゃった』




『嘘だろ。その手紙の内容教えてくれ』




『内容は、君の娘は預かった。返して欲しかったらもう一人のエルフが一人でこい。エルフなら同じ種族の場所はわかるだろと書いてあるよ。どうする?』




『王様に念話飛ばせるか?』




『いけないこともないよ』




『なら頼む。これからその組織を潰すからその処理を頼むと言っておいて』




『わかったわ』




「先生が壁に向かって話し始めた。おかしくなったちゃったよ」




養護教員に念話を飛ばした。




『俺だ』




『この感じ久しぶりね。それで何かな?」




『俺の家族が攫われてからその組織を潰しに行くから俺のところのクラスを頼む』




『わかったわ。理事長には私から話しておくわ』




『頼んだ』




「これから養護教員が来ることになってるからその先生の指示に従って」




『はい』




教室を出て、ローブをしまった。しまいながら戦闘用ローブを出した。これ以上にないほどの付与が施されたこの世界で最も最強のローブである。それも自作である。効果は




魔力補助、魔力供給、魔力使用量低下、自然魔力、全属性耐性、魔力耐性、魔力反射、属性強化、属性補助、限界突破、魔力無効化、衝撃無効化、自動結界、防御力上昇、アップ、戦闘補助、剣術補助、防具自動魔力、防具無敵化、危機回避、防具迷彩化、気配遮断、熱源遮断、気配探知補助、熱源探知補助、魔力暴走強制停止である。自分が暴走した時の対策まで施してある。まだあった気がするが今覚えているのはこのくらいである。あとはスキルに沢山ある。だからまおうとか呼ばれたりする。学校を出ながら気配探知を最大まで広げた。そうしたら反応があった。ココナが着けているリボンに発進魔法が付与されており、すぐに場所がわかった。そこに向かって屋根を伝った。気配探知で軽く見た感じ警備だけで三十人くらい居る。どうするかな。殺すかな。そうすると後で処理がめんどくさい。仕方ない。




「【眠い煙】」




会場事を巻き込んだ。吸い込んだ瞬間に眠り着いた。フゥ。これで殺さずに済む。屋根から飛び降りて、中に侵入した。




「誰だ」




「死ね」




首を剣で切った。剣の血を払った。ケースにしまった。バレないように気配遮断と熱源遮断をしておいた。会場に侵入しておいた。まだ取引とかは始まってなかった。天井の柱に昇った。






到着した時にやっと始まった。




「来たわ。返してちょうだい」




「誰が、素直に返すと思う?」




「約束と違うわ」




「誰もそんなことは書いてない。まだしも俺の女になるなら考えてやる」




「なったとしても返すという保証は?」




「ないな」




「なら断るわ」




「ならこの子はこちらが貰うね」




「ダメよ」




「なら」




「私のことはいいから」




「ダメよ。私はあなたを守る責任があるわ」




「でも」




「仕方ない。それだけ言えればいいよ」






「誰だ」




「レイといえば分かるか?」




柱から飛び降りた。




「なんでこの時間は仕事のはず」




「俺には知り合いが多くてな」




「嘘だ」




「ここにいるのが証拠だよ」




「でも」




「レイさん。私」




「気にしなくてもいいよ。俺があいつの相手をしてる」




「惜しかったな。ここには大量の実力者を集めたんだよ」




「それなら明日の朝まで起きないぞ。それにそれなりの強いひとなら殺したぞ」




「嘘だ。なら、お前の剣をよこせ」




「嫌だな」




「なら」




首元にナイフを当てながらいていた。仕方ないなと思いながら、魔法を発動した。




「【エリアエイクル】」




元ものを入れ替える技である。隣にあった花瓶とココナを入れ替えた。




「なんで?」




「ふん。この位はできて当然だよ」




「なんで?」




「大丈夫か?」




「うん。怖かった」




「もう大丈夫だよ」




「うん」




「【闇鎖】」




闇魔法で拘束した。簡単には解除できない多分この世界で僕の拘束魔法が解ける人はいないと思う。




「誰に命令されたのか?」




首元に剣を置きながら聞いた。




「あ、絶対に言わないぞ」




「仕方ない」




剣を更に首に近づけた。




「やめてくれ」




「なら言おうか?」




「わかった。頭に小さいツノを持つ人間に命令された」




「それってこんなやつか?」




魔人族の絵が書いてある絵本を見せた。小さい頃に親が買ってくれたものこれが唯一傷がつかないで残っていた。それからできるだけ大切にしている。




「これだ」




「そうか。魔人族か。それで名前は?」




「グギとか言っていた」




「自白してくれてありがとう」




「あとは任せた」




「気づきましたか」




「そりゃあ。捕まえてください」




掴んだのを確認して拘束魔法を解除した。




「嘘つき」




「誰も助けるとはいってないし、命は助けてやったから感謝しろよ」




二人を連れて家に帰った。




「ごめんなさい」




「いいよ。夜帰れたら覚悟しておけ」




「うん」




なんか知らないけど嬉しそうだった。最近ココナが寝たのを確認してエッチをしている。エルフは特殊で、エルフ族同士のエッチは人間とそこまで変わらない。その代わりに人間とエルフのエッチは特殊で、人間の人との初めてのエッチをするとそれ以来その人に依存になり、他の人とエッチをすると体が否定する。少し変わったからだをしている。だからエルフは高額で取引が良くされる。それにそんなに見かけることがないから。エルフの体は白くスタイルがとても良くて胸が大きいのが特徴である。それにエルフの弱点は耳である。それをいじるとすごく可愛くなる。






家から出て家に厳重な結界を十枚ほど張り込んだ。必要あれば、専用の魔石に触れながら話してみろと言ってある。学校の理事長室に昔のメンバーが集まった。その中に剣士がいなかった。当然である。




「それで今回の事件には裏で魔人族が絡んでいるってことか?」




「ああ。そうらしい」




「どうする?」




「もちろん。潰すさ」




「また派手にやるの?」




「それは無い。いる場所は確認できている」




「相変わらず、早いな。使い魔か?」




「いや」




「何をしたのかは確認しないでおく」




「そうしてくれ。それで場所が吹き飛ばしたところの中心に岩で球体を作ってその中にいるらしい」




「そうか。そこ突撃するのか?」




「突撃ってよりも潰すの方ご正しいと思うけど」




「わかった。準備をしよう」




「いいよ。一人で行ってくるから」




「ダメだ。もうお前には大切なものがあるだろ。そんな奴を一人で行かせるわけないだろ」




「大切なものか」




「ああ」




「それそうだな」




「分かってくれたか?」




「一応、」




「そうか。こんなこともあろうかと運んできてある」




執事を呼んで机の上に並べた。代々の人が辞める時に王様に預けたから王様の王城にある。僕の場合は旅に必要だし、預ける理由もなかったからそのまま所有していた。




「準備ができ次第行くぞ」




「あ、聖心」




「何?」




「お前はここに残れ」




「なんで?」




「そうだよ」




「お前たしか、神聖魔法得意だよな」




「はい」




「ならちょうどいい。この街の結界を安定させながら守ってくれ」




「そうか。こっちに来るかもしれないから」




「そうだ」




「なら納得だ。頼んだぞ」




「はいっ」




「行くか」




「おう。久しぶりにキージガリアパーティーの復活だな」




「そうだな」




理事長室を出た。ここ以外なことに外に音が聞こえない。そうしたら教え子が一人前に立った。




「私も連れて行ってください」




「何の用だ?」




「魔人族に戦争しかけるよね。私にも手伝わせてください」




「ここにいる一人でも勝てるか?」




「なら養護教員は?」




「何ってるんだ?こちも元は俺たちのパーティーメンバーだよ。そんなにそんなに活躍はしていないけど支援がクソうまくて意外に使えるんだよ」




「意外とは失礼ね。エリックよりは使えるわ。職業勇者のくせく一番レベルが低く、使える技も限られているこいつよりは」




「そうか?」




「何か?」




「だから私も」




「誰がお前なんか連れていくか。このクズが」




「それは酷いよ。もう少し丸めて、貧弱魔導師の方がいいよ」




「どうして?」




「どうしてって。簡単よ。このパーティーに君はお荷物にかならない。それだけの実力者なんだよ。こっちは」




「でも」




「それは昔に話とでも言いたいのか?それは残念。王様もその妻では全く落ちていません。他の国に護衛なしでも行ける実力者だよ」




「嘘」




「嘘じゃないよ」




「それに君神の加護何個ある?」




「一個です」




「ここにいる全員が加護を三つ以上は持ってる化け物たちだよ」




「化け物扱いしないでもらえる」




「そうよ」




「そろそろ行こう」




「はい」




通り過ぎて行こうとしたら叫ばれた。




「なら手伝いではなく、見学させてください」




「どうする?」




「私に聞かないでよ」




「そうね。どうかな?」




「俺に聞くな。レイに聞け」




「いらね。邪魔にしかならない」




「お願いです」




「そんな時間があるなら複合魔法でも改良しておけ」




「なら子爵家の力を使うまでです」




「貴族ってすぐ地位に頼るよな」




「それはあるね」




「私も思う地位がどうしたって話しよね」




「特にレイにとっては」




「そうでも無いぞ。殺されかけられたことが数回あってな。貴族は怖いと思った」




「そんなことがよく生きてたね」




「その位は首をちょっとね」




「何したの?」




「か捌いた」




「怖」




そろそろ行くことにした。でも着いてくるから離れたところからの見学を許した。馬で行くことになった。しかし、身体強化だけでしたら思ったら幼馴染が馬を操れないことを思い出した。仕方ないから僕が運転してその後ろにのせる感じになった。それで居そうだ結果。何も無いようになっていた。




「ないじゃないか」




「見えないの?」




「え」




「そうですね。隠蔽魔法ですね。レイさん解除できますか?」




「僕が出来ないと言うと思う?」




「ないですね」




今集まったのは、王様、僕、店の店主、養護教員、パーティーメンバーでは無いが理事長である。このパーティー女性率が高いのであるが、それなりに強い。一部の地域では破壊者とも呼ばれている。隠蔽を軽く魔法式を荒らして解除した。




「さすが。大賢者」




「それは出さいない」




「そうね。それにしてもあれどうする?」




「僕が吹き飛ばそうか?」




「またあれやるの?」




「あれと別のも作ったから」




「やめておくわ。援護に回って、突撃しましょう」




「隙間なら作るよ」




「どうも」




王様が行った。雷魔法で岩に穴を開けた。それの中に入り、初歩魔人を軽く瞬殺した。さすがだな。でも油断したから理事長が危なくなった。




「【ジャクエリア】」で交換した。代わりにストック予備魔法が発動して結界で攻撃を守り、腰に出しておいた剣で半分に切った。




「何が起きたの?」




「例の技ね」




場所が戻った。それからも倒しまくった。最後の一匹になってしまった。相変わらず強いなと思った。それにしても更に強くなっている連中ばかりでびっくりした。岩の球体は爆発魔法で爆発させた。それから簡単な後処理をして王都に戻った。戻った頃には朝になっていた。普通に過ごしてしまった。ていうかこのチームバカ強くなりすぎじゃないかな。加護を持っていたとしても。それだけの努力と思考と色々の努力の結晶だと思っている。それが昔は倒せなかった魔人族を簡単に殺せるだけある。それから説明は王様に丸投げして、その日は学校を休んだ。軽く遊びに行った。行けてなかったから。それの後に娘のココアの学校に契約をしていた。そんなに簡単には取れなかった。エルフなだけあって少し扱いが難しいことから有名である。それが簡単に契約できない最大に理由である。




でも楽しそうに学校に行っている。魔法について学べる学校だけど、最初は文字を書くことから始める。僕の場合どこの語でもスキルの自動翻訳が機能しているから困ることはない。



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