第4話
次の日。
朝ごはんを食べた。凄く豪華であった。部屋に行くとでかいバックを持っていた。僕は腰につける型の鞄一つだけである。
「重そうだね」
「うん」
「いってらしゃい」
「行ってきます」
荷物を持ってあげた。
「悪いよ」
「いいよ。このくらい」
「私、女子だか荷物が多いだよ」
「そうなんだ」
「気にしないの?」
「別にそれはそれぞれだから」
「ありがとう」
学校に着いた。女子の大半が大きなカバンだった。来た順にペアで乗ることになっていた。
「カナ、先に乗れ」
「うん」
乗ったのを確認して僕も乗った。後ろについている荷物置き場に置いた。入って来た二人も荷物置き場に置いていた。やはり女性が荷物が多かった。少し疲れていた。僕の場合は鍛えているからそんなに疲れなかった。ちょっとした雑談をしていたら着いていた。荷物を持って降りた。
「悪いから私が持つよ」
「いいから」
「でも、他の人みんな自分で持ってる」
「荷物があるから」
「ジンはないから?」
「ああ」
「でも。注目されてるから」
「気にするな」
「でも」
先生が前に立って話し始めた。
「今日の授業は行いません。なのでしっかりと休んでください。部屋はこの後渡す鍵です。一応、男女ペアで寝てもらいますが、嫌な場合は代わってもらえる人を探してください。喧嘩だけはしないでください。あと宿内での魔術の使用は禁止です。した場合、退学してもらいます。以上。解散」
鍵を受け取りに行った。その鍵で部屋に入った。意外に広くて、二つベッドがあった。
「いい所だな」
「うん」
「探検しよう」
「うん」
荷物を置いて巡ってみた。露天風呂、キッチン、でかいテーブルがあった。
「ここね凄いね」
「うん。風呂からの眺めもいいし」
「そうだね」
「これからどうする?」
「エッチでもする?」
「するわけないだろ」
「しないのか」
「なんでそんなにしたいの?」
「だって、友達だいたいやったことがあるって言ってたから」
「それが責任が取れない人がいるからね」
「でも」
「俺が新しい仕事に就くまで待ってくれないか?」
「どうして?」
「責任をしっかり取れるようになりたいから」
「わかったよ」
「ごめんね」
「いいよ。しっかり責任とってね」
「うん」
「私、汗かいたしお風呂は入っていい?」
「うん」
「それと一緒に入る?」
「やめておく」
「いいじゃん」
「やることあるから」
「わかった」
必要な部屋着、下着、タオルを出していた。露天風呂に入りに行った。僕はその間に一昨日位から準備をしていた魔術陣の改造をしていた。大体はできている。これの詠唱をどうするか迷っていた。それを数十分悩んでいたらカナがでて来た。
「出たよ」
「可愛い」
「えええ」
「どうした?」
真っ赤になっていた。
「どうした?」
「ずるい」
「どうして?」
「だって、そんなこと滅多に言わないのに急に言うから」
「そっか。ごめんね」
「気にしないで、嬉しかったから」
「そっか」
「入ってきたら?」
「うん」
「それ何?」
「魔術陣だよ」
「それって、ジンが使ってる魔術?」
「違うよ」
「じゃあ」
「それは数日前に魔術が使いづらいって言ったから、それをどうにか出来ないと思ってね」
「それで?」
「少し悩んでね」
「そっか」
「風呂に入ってくるね」
「うん」
お風呂に入りに行った。綺麗に洗った。
「何この魔術陣見たことない。それも大半が完成しているのに何に悩んでるのかな?」
「ああ。気持ちよかった」
「そうですね」
「ああ。それがどうした?」
「これのどこが未完成なんですか?」
「ああ。詠唱の部分が思いつかなくてな」
「ジンさんにも思いつかないってどれほど難しいですか?」
「嫌な、魔術を使う時大半を無詠唱で発動するから詠唱を使わないからわかないだよ。どんなのがあうのか」
「へえ」
「何がいいと思う」
「私にも分かりませんよ」
「そっか」
コンコン。
「私が出るよ」
「ああ」
出ると昨日の子達だった。
「あれ」
「どうも」
「昨日はどうも」
「そうだね」
「何してたの?」
「少しね」
「もしかして、エッチなことをしてたの?」
「いや、してないよ」
「なら何を?」
「魔術陣の改造をね」
「そっか」
「僕ちょっと出てくるね」
「うん。魔術使わないでよ」
「ああ」
ココアの部屋を尋ねた。
「なに、誰よ」
「よお」
「こんな時間に何よ」
「最近襲われることが多だろ」
「そうだな」
「それで銃を作ろうと思ってな」
「ああ。それの案を聞きたいと」
「ああ」
「それなら、少し待ってろ」
異空間収納から設計図を渡してきた。
「これは?」
「数日前にちょっとね」
「なにかあったのね」
「ああ」
「それで作ったものであると」
「そいうこと」
「これって、剣と銃の一体型か」
「ああ」
「ありがとな」
「気にしないでくれ」
「サンキュー」
部屋に戻ると以外に盛り上がっていた。
「あら、おかえり」
「うん」
「遅くなる前に帰れよ」
「「はい」」
ベランダに出た。鞄から日本刀を出した。それを設計図通りに作り替えた。付与魔術で、声に応じて短剣から長剣に変形するようにした。弾丸も声に応じてリロードをできるようにした。弾丸を作ることにした。亜鉛と火薬を合わせて作った。五十弾作った。一応、ゴム弾も用意しておいた。いつも羽織っているコートにそれを入れておける場所を作っておいた。加工魔術で作った。戻ると、
「何してたの?」
「ちょっとね」
「もしかして、一人でエッチなことしてたりして」
「してないですよ」
「分からないよ。意外にカナはカードは固いからな」
「私は誘ったけど、断られた」
「何それ」
「だって、したらしたで子供が出来たら責任取らないといけないし、それだけの資金ないし」
「そっか」
「でもそんな関係な訳でもないでしょ。指輪してる訳でもないし」
「まだ買ってないだけ」
「え、二人ってどんな関係なの?」
「え、結婚してるけど」
「嘘」
「本当だよ」
「いつよ」
「二日前だよね」
「確か、その数日濃密すぎて覚えてない」
「そうね」
「目の前でイチャイチャされてる。なんかムカつく」
「なんでよ。今回好きな事組めたんでしょ?」
「うん。友達の部屋に遊びに行ってる」
「こんなに可愛い彼女達を見捨てるとは」
「可愛いって言うな」
「ツンデレなんだな」
後ろに鬼が出ている状態で睨んできた。
「カナ、誤解だ」
「あれのどこが誤解なのかな?」
「彼女とは付き合ってる方ではなく、sheの方だよ」
「そっちか。誤解だった。悪かった」
「なんか凄く仲がいいね。ジンくん、カナのどこが良かったの?」
「忠実にひとつなことを追いかけているところ、辛いことも一緒に受け入れてくれること、優しいところ、スタイルがいい所、たまに褒めると照れるところ、普通に可愛いところかな」
「なんで私のスタイル知ってるの?」
「なんでって部屋で着替えてればいやでも見ることになる」
「え、エッチ」
「うるさいな」
「私の体魅力ある?」
「もちろん。凄く綺麗だった」
「ありがとう」
「いえいえ」
「なんかノロケを聞かされてる」
「ごめんなさいね」
「別にいいよ。カナが幸せになって欲しかったし、これまでろくな男しかいなかったし」
「そんなことが」
「知らなかったの?」
「ああ」
コンコン。
「はい」
ドアの近くにいたので僕が出た。先生だった。それも担任。
「なんですか?」
「こないだ、テストがあったんだけど、休んでたよね」
「多分、休みました。それで?」
「そのテストをこれから受けてもらってもいいかな?」
「構いませんよ」
「待ってください。こないだのテストですか?」
「そうだよ」
「あの難しかったテストですかぁ?」
「そうだよ。コーラスちゃんギリギリだったよね」
「はい」
「そんなにカナちゃんやばかったんですか?」
「はい。数点で留年だったよ」
「そうですか。僕は構いません」
会議室に行った。先生が二人いた。
「お願いします」
「はい」
「お任せ下さい」
席に着いた。先生が紙を渡してきた。書くものを置いてきてしまった。
「先生」
「何かな?もしかして分からなかったとか?」
「いえ。ペンを貸して貰えませんか?」
「そっちでしたか」
渡してきたペンで描き始めた。なんだって、魔術はなんの役に立つか?そりゃあ殺しだろ。どんな風に書こうかな。やはり、魔術は殺しに役立つと思います。医療は人の命を救うことが出来る。しかし、魔術の治癒は簡単な傷しか直せず、失敗すると傷が大きくなってしまう。それに治癒以外は殺しにしか役立ちません。それに剣術で人を一人殺している間に魔術は何十人という人間を殺すことが出来る。僕はそう思います。と書いておいた。
問題、魔術式はなんのためにあるか。
魔術を起動させるために必要である。
起動式はなんのためにあるか?
起動式は魔術式を処理させるために必要である。起動式がないと魔術が起動しないし、起動式と魔術式が合致しないと全く意味がない。というか発動できなくなってしまう。
他にもいろいろあった。全て解いておいた。その部屋で待たされた。マジで暇でしか無かった。先生が見張ってるせいで何も出来なかった。仕方ないから寝ていた。寝ながら何しようか考えていた。帰ったら指輪も買わないといけないし、二人の家も探さないといけなし。忙しい。背中をポンポンされたから起きた。
「なんですか?」
「採点が終わりました。すごいしか言いようがない」
「え、何点ですか?もしかして0点とか?」
「何言ってるんですか?これまで出なかった百点です」
「そうですか」
「凄いです。留年はないです」
「良かった」
「帰ってもらって結構です」
「どうも」
やっと夜になっていた。間違えて開けると乱交が起きていた。
「ぁんぁんぁんぁ」
凄くことになっていた。
「すいません。間違えました」
閉めておいた。部屋に戻るとちょうど着替えていた。それもカナだった。
「変態ーーー」
石鹸を投げつけられた。横に避けて交わした。
「なんでよ」
「なんで変態になる?夫婦だろ」
「それもそっか」
「しておいて忘れるな」
「それもそっか」
中に入ってドアを閉めておいた。
「それと言っておくけど、興味無い訳では無いからな。普通に興味あるし、襲ってみたいとも思ってる」
「なら」
「いった通り」
「それもあって襲えないのか」
「そうだよ」
「テストどうだった?」
「満点だよ」
「すごい」
「そういえば、先生が夕飯は部屋に運ばれるから戻りなさいって言った」
「ありがとうありがとう」
「別に」
戻っていた。
「二人きりだね」
「そうだな。好きだよ」
「もう。急に言わないでよ」
「ゴメンな」
コンコン。
「はーい」
「夕飯をお持ちしました」
「はい。どうぞ」
でかいテーブルに置いてもらった。そこで仲良く食べた。数十分後に回収してくれた。
「意外に金かけてるだけあるね」
「そうだね」
「その下下着つけてないだ」
「そうだよ。襲っておく?」
「言ったでしょ」
足を滑らせて転んでしまった。カナを押し倒して胸をムニュと触ってしまった。カナの顔が真っ赤になってしまった。
「ごめん」
「気にしないで、せっかく結婚したのに襲わないように頑張っているご褒美に思ってくれれば」
「そっか。ああ。君のお母さんに頼まれごとをしていたんだった」
「それって何?」
「二人きりの時に話って言ってた。だから言うね」
「うん」
「僕達が結んだ。契約魔術結婚は結婚の提出の中で一番厳しい。付き合ってない方とのエッチは禁止。それをすると神からそれなりの罰を食らう。浮気をした場合も同様である。契約を破った場合死刑である。離婚の場合は神が認める理由を提出しなければならないと言ってたよ」
「しないでね。浮気もエッチなことも、エッチは私にしてね」
「ああ」
「それと友達から聞いたんだけど、魔術の改造には資格が必要なはずだよと友達が言っていたんだけど、確か魔術改造」
「違うよ。魔術陣改造工夫技術者が必要なんでしょ?」
「そうだよ。持ってるの?」
「一応。持ってるよ」
「他にも持ってるの?」
「うん。街内魔術執行許可持ってるよ」
「それって、街内でも魔術を使っても許されるの?」
「そいう事だね」
「すごい資格もってるね」
「一応、この世界で存在する街は大体持ってる」
「凄いね」
「ああ」
「他に持ってるの?」
「もちろん」
「だからあんなにすごいミッションを任されるのか」
「そうだよ」
「思い出せてごめんね」
「気にするな」
「うん。ひとつ思ったことがある」
「何かな?」
「それって今すぐにでも養うことは可能だよね」
「そうだね」
「ならなんで?」
「だって騙しておかないと昔何をしていたのか聞かれたら終わりだよ」
「それもそうだけど、お母さんがそんなこと気にするとは思えないけど」
「そうかな?」
「そうだよ」
「あんな仕事だからね」
「私は気にしないよ」
「ありがとう」
ほっぺにキスをしておいた。そこを抑えながら真っ赤になっていた。
「どうしたの?」
「不意打ちやめてよ」
「ごめんって」
「別にいいよ。他の子にはしないでね」
「ああ」
「えへへ」
その日は普通に寝た。朝早く起きた。着替えだけはしおいた。
「おはよう」
「うん。早いね」
「ああ」
普通に僕の前で着替え始めた。
「なぁ。着替えることに恥を持ってないだろ」
「だってもう見られてるし、今更隠しても意味無いでしょ」
「それもそっか。今日はワンピース?」
「うん」
白くて胸が少し見えているワンピースだった。
「可愛いね」
「ありがとう」
「気になったんだけど、ブラしてるの?」
「一応、これブラ付きワンピースだからね」
「そうなんだ」
「うん」
「食堂行きますか」
「そっか。あさは食堂だけ?」
「ああ」
食堂に行くと大半の子が揃っていた。それも全員私服である。
「私の好きな席でいい?」
「うん」
昨日の子達の席だった。
「隣いい?」
「いいよ」
僕も隣に座らせてもらった。ご飯とパン選べたからパンにした。意外に美味しかった。
部屋に戻って筆記用具を取りに戻った。指定されていた会議室に行った。行くと長机に課題が置かれていた。
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