第2話

本基地に行くと魔人族と魔族が迎えてくれた。

「これはいいで向かいですね」

「何言っているの」

「だって失せろ」

こっちに向かっていた魔族が急に燃えだして灰になった。

「いつ見てもすげぇ」

「これができるから魔塔と呼ばれるんだよね」

「それそこまで好きでは無いのだけど」

「いいじゃん」

「良くない」

「そうかな」

「そんなことはいいから入ろうぜ」

「それもそうだな」

勇者は剣で戦っていた。それを聖女と呼ばれている女性がヒールで傷を癒して戦っていた。

「万象に、天正に、喃語」

地面に触れると魔法陣が浮いてその真ん中から剣が出てきてそれを取って対決した。魔法で身体強化をして勇者同等といや勇者より強いかもしれない。勇者よりレベルが高いからかもしれない。

「マリナ、魔法の準備は?」

「まだかかります」

「万里と、成して、説や」

「嘘、どうして私の魔法が」

「借りるよ。燃え咲かれ、獄炎の嵐よ」

僕の前に複数の赤い魔法陣が出て炎が出て仲間ごと焼き尽くした。

「うわぁあああああ」

「大丈夫か?」

「俺ごと焼くなよ」

「いいじゃん。僕の魔法じゃないし」

「そうだよな。お前の攻撃なら灰になっていたし」

「マリナと魔法だし」

「やはり、威力が落ちる」

「ちょっと私の魔法が弱いとでも言いたいの?」

「ああ」

「酷いな」

「仕方ないよ。弱いから」

次の所に行くと魔王の側近が数体待っていた。

「ここからは通さないぞ」

「なんだお前ら」

「ここは勇者と聖女に任せる。二人で十分だろ」

「はい」

「任せて」

「行くぞ」

「誰が逃すか」

無詠唱で闇玉を飛ばしてきた。

「守れ」

一瞬にして闇玉が飛んできた方に結界が展開した爆発した。結界ごとである。当然である。一番最下の魔法であるから。

「相変わらず、瞬発力が早いな」

「そうか?普通だと思うぞ」

「行きますか」

さらに進むとすごく豪華な扉があった。

「これ鍵が必要だよ」

「なら壊せば良くない」

「でもこれ魔法無効化がかかっているよ」

「ならそれを反対に無効化すれば良くない」

「できるの?」

「さぁ。逆算開始」

魔法プロセス解析。魔法陣解析。魔法式&起動式プロセス解析。終了。無効化プロセスを作成。数十で解析と無効化が完成した。

「無効化開始」

魔法が発動して魔法陣が消え去った。

「凄いね。でもこの数分で作成できるとはな」

「でも逆算魔法が上手く出来ないだよね」

「そうなの?数十分もかかっている点がきにいらないの?」

「うん」

扉を蹴飛ばした。普通に倒れて開いた。

「これやばくない」

「うん」

扉の向こうに行った。魔王の残り側近が準備していた。

「これは面倒だな」

「どうしますかね」

「え、対策もないのに来たの?」

「うん。何も考えてなかった」

「嘘」

「あれどうするの?」

「三人に任せる」

「側近の方を任せる」

「分かったよ」

「了解」

「うん」

「魔王は俺がやるからいいよ」

「わかった。死ぬなよ」

「そのくらいは当然ですな」

トントントン。真ん中を平然を歩いた。

「行かせるかよ」

側近の女が攻撃をしてきた。剣士のが代わりに引き付けてくれた。

「エイナ、任せた」

「ええ」

行くと女性だった。最近は魔王まで女が進んでいるのかよ。まぁ。気にしないけどね。

「それでお前が魔王にいのかな」

「間違えないわ。でも私に一人で勝てると思うの?」

「ああ。【ストレージオフ】」

魔法杖を出した。よく核として使う。弱い武器ばかり買っている。その方が核にした時に節約できるから。

「我が杖に、力を与えたりし、しがりけり」

杖を投げると燃えて魔法陣が出て氷粒が大量に飛んで行った。

魔力障壁で防いでいた。少しずつ傷が入り壊れた。

「その程度?」

「うるさいわ」

「凍結、冷えしも、威風」

魔法陣が僕の目の前に大量に出て、零度以下の空気が飛んでいき、少しずつ地面が凍った。それが魔王の方まで攻めて行った。

「なんって量の魔法なの?」

「それがどうした?これでも少ない方だぞ」

「嘘だろ。お前何者だよ」

「教えないよ。お前に教えるほどの名はない」

「そうか。名乗る前に殺されるからからかな?」

凍ったけど、

「この程度かよ」

「何か言いましたか?」

氷が砕け散った。

「ちぃ。我が、魔王に命じる、我が前に道に開け」

闇无槍の巨大なものが飛んできた。蓄積していた魔法が起動した。周りの床に小さな魔法陣が出て鎖が飛んで行った。それによって魔法を破壊した。

「フゥ。そんなもの食らったら死ぬかもしれないから破壊して置かないとね」

「そうですか」

通信魔法で、

「そちらはどうかな?」

『こっちはあと二人です』

「分かった」

『私は断然』

『もう少し』

『まだまだ』

「了解」

「ブラックレター」

魔王の上昇に雲みたいなものが出てそこから黒い槍が落ちた。

「こんなもの見た事がない」

「どうだ?痛いだろ」

「そんなことないし」

「そうやっていがってどうする。意味は無いぞ」

「失せろ」

炎の矢が大量に出て攻撃をした。先程の雨は魔力が吸い取る効果もある。それを利用したレットラインである。弱いと見られるが意外に強い。

「これどうしてこんな威力が?」

「どうしてだろうな。俺もしらね」

「なんでそんな攻撃を楽にうてる」

「さぁ?」

それだけの魔力量と魔力操作ができるからである。本当はそれなりの杖があればもっと威力を出すことが出来る。まぁ、勿体なくて出来ないけど。

『私の方やばいから手伝って』

しかない。こちらを終わらせるか。

「万里に、理を読み取り、我に力を与えて、無勢の彼方に、力をなせ」

魔王の上空にブラックホールが出来て吸い込まれた。そのまま消え去った。持ち物を落としていた。全て回収した。

「こちらは終わった。他は?」

『こちらマリナ、まじでやばい』

見ると本当にやばかった。魔法の詠唱を与えないスピードで攻撃をしていた。さっき作って収納した剣を投げて命中させた。

「あの距離から普通当てるか?」

「それができるから故の魔塔なんだよ」

「それもそうだな」

あちらの片付けを終えて来た勇者と聖女の会話だった。

「酷くないか?」

「そんなことないぞ」

「そうか?」

「そうだぞ。自意識過剰じゃないか?」

「さぁな?」

魔王ところにあった階段を降りた。

「それにしても魔王を倒すとはな。一応、勇者としてムカつくのだが」

「そうか?別に普通だと思うぞ」

「そうか?」

「魔法使いの援護に聖女。剣士の方に勇者頼む。俺はあっちをやってくる」

「ああ」

魔法剣士の方行くと魔法を纏わせた攻撃を振り広げていた。

「万里と、断りがりて、うまれろ」

剣に斬撃と耐久性が付いた。

「凄い」

普通の付与は一個しか出来ないとされている。魔石を使えばできないことは無いが。

「燃えさかりて、纏流子」

炎を纏わせた。

「ありがとう」

「このくらい苦労にも入らねぇ」

「うん」

【眷属召喚】

バンパイヤを数体同じのを出した。

「魔王城に眠る宝を探してこい」

「ぎゃあ」

探しに行った。これで問題なく見つかるだろ。剣を強化してからこっちが優勢である。剣を吹き飛ばしたら俺の方に飛んできて焦った。間違えて簡単な結界を張ってしまった。

「守れ」

それによって割れて俺のちょうど横を通過した。少しずれていたら死んでいた。

それでも倒せていた。

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