飯食ってゲームして修行して
「飯食ったから帰るわ」
「お前結構淡泊だよなぁ……もっと話してけよ?」
「いや修行したいし……」
「あぁそう言う……ホントお前ら修行バカだな。ま、それなら止める理由はねぇや。さっさと帰んな」
「ありがとさん、んじゃ帰らせて貰うぜ!」
飯食ったんでとっとと家に帰るとしよう!もうそろそろ夜になるし……実際夜になると変な奴が増えるからなぁ……いや言葉のまんまの意味だからな?本当に変な奴らがわんさかいるんだよなぁ……
「はぁ……」
「隙ありぃ!」
あっスラムの奴だ。よく襲い掛かってくるんだよなぁ(呆れ)。しかしアグレッシブだよなぁ。と言う訳でまずは腕を折ります。関節に指を入れてそのまま骨ごとねじります。
「あーッ!」
「まだいる……」
次の奴は足を折りましょうね。ケリ一発で折れるのが悪い(暴論)。そもそもこれでも殺さないように手加減してますからね!本気でやったらマジで……腰骨すら残らないんじゃない?
「あっおい止めろって言ってんだろ」
「わぁ俺の腕が」
流石に腕が360度回るなんて経験はないだろうな。当然俺も経験したことは無い。まぁこの世には経験しなくていい事が大勢あるからね。おい銃を出すんじゃねぇよこのクソ野郎!
「銃は危ないでしょうが!」
「おぉい銃弾を捌ける奴が何か言ってるぜぇ!」
「とりあえず金と命とあぁもう面倒だ全部おいてけよ!」
「誰が置いて行くかクソ野郎!」
悪いけど面倒だしちょっと痛い目を見せてやる!眼球摘出!ちょっと目の横にある場所を殴ればポロっと飛び出てくるもんですよ目玉って。しかしキモいなぁ。
「あぁ!?俺の目玉返せよ!?」
「いやもう返しても……」
「まぁいいやお前の死体から奪ってやるよ!」
うーん本当に面倒くさいなぁ……流石にこんな奴らと戦っても修行にならないし……まぁいいや全員ボコボコにしてやろう。面倒だし。
「死にてぇ奴だけかかってこいやぁ!」
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「いやぁ全員倒しちゃったよ」
「へ~凄いね~」
この人は大家さん。名前を教えてくれないので大家さんと呼んでいる。肌が結構もちもちしているのが特徴である。後語尾をすさまじく伸ばす癖がある。なんか知らんがもちもちしている。
「大家さんの肌はもちもちしてますね」
「あら~もっと触っていいのよ~?」
「ではお言葉に甘えて……」
俺親いないからなぁ……父親が師匠と言うなら母親は大家さんなのである。それはそれとして早速修行と行くか。基本的に師匠がいないときは大概これだ!
「通称岩砕き」
「それって普通に岩砕くだけじゃねぇの?」
「よぉ晴夜。まぁ違うんだなそれが……片手で岩砕けるか?」
「……うわぁ……」
「な?」
これ結構難しいんだよなぁ、しかも余計な罅を入れないようにしないとダメだから……ネ。と言ってももう既に俺は何千回も繰り返したんだから全然だけどな!余裕ですわ!
「しかしその修行ってなんの為にやってるんだ?」
「これか?ほら、正確さを鍛える修行だな。こんな感じで綺麗に割れればその日の修行は終わりな訳だ」
「はぇ~……じゃあ終わりじゃねぇの?」
「あっホントだ。じゃあゲームでもしますかねぇ!」
「そう……今度シロ連れて遊びに行ってやるからな」
「なんか知らんがそん時はよろしくな!」
と言う訳で早く終わってしまったので早速修行を終えてゲームをしましょう!はいスイッチオン!お休み……からのおはよう!
「っと、以前はここからログアウトしたんだったか」
しかし最初の街だからか人がいっぱいいるなぁ……まぁ別に俺は気にしないしどうでもいいっちゃどうでもいいんだけどな。そんなことより見てください!目の前にはほら!防具の店がありますよね!
「では入ってみましょ」
「Zzz……」
おい寝てんぞ店主。夜だから分からんでもないけどそれは怠慢ですよ……鼻提灯なんか灯しやがって割ってやる。
「ファガッ!?あッお客さんだ……おはようです……」
「いやおはようどころか夜なんですけど」
「……マ?」
「マジだよ」
うーん凄い焦っているようだなぁ。まぁそりゃ焦るよなぁ。しかしそれでも今は一応店主であろうとしてるな。後女だな一応。
「あ~あ。もう駄目だこりゃ……寝ます」
「待て待て待て、せっかく来たんだしなんか見せてくれよ」
「えぇ……いいよ」
いいのか……(困惑)しかし俺には何がなんだかよく分からないのである。とりあえず適当に篭手買って行くとするか……金は一応あったはずだし。
「はいこれ」
「はいはいはい……うん大丈夫」
「じゃあ買って行くんで」
にしてもなんというかよく分かんない物だなぁ……凄い青いんだけど……まぁいいや早速適当な敵で試してみるとするか!確か昨日いたのはあっちだから反対側に行ってみるとするかな!よしいらない物は適当にうっぱらって早速行くぞー!
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