対人戦でも血は出ない!
「っと、ここはどこだ?」
あぁ地図見れるんだ……結構近いな最初の街まで。という事はここはいわゆる最初の街近くの場所って訳だな?流石にゲームをやってなくてもそれくらいは知ってるよ、大概ゲームってのは街の近くから始まるんだろ?
「さーてと……おっ!敵だな!」
「ゲッゲッゲ……」
うーんなんていうんだろうかアレ……確か……ゴブリン!ゴブリンって奴だ!あの緑色の肌はゴブリンだろう!で、多少大きくなると……オーク?だっけ?になるんだったか。
「まぁいいやとりあえず一回試してみるか……相手は三人もいるんだよなぁ……」
となると~?まずは一人殺す。はい普通に後ろに回って……首を折る!うっわ首が百八十度回っちゃったよあちゃ~。そしてついでに驚いているゴブリンの顔に拳を叩き込む!
「あぁこいつら死ぬと血が出ないんだ……」
まぁ、流石に一々戦って血が出てたらちょっとねぇ……?そう言うとこ、考えていると思います。さて残ったゴブリンは……仲間二人を殺されてまだ武器を持ちますか。その根性は認めるが残念だ。
「逃げても殺すが」
顔を掴んで……投げる!木に激突!……いやぁひどいなこりゃ……うん、もし血が出てたら見せられない状況になってたぞこれ。ま、これは血が出ないから大丈夫だけどな!よーしじゃあ街に向かうとするか!
「その前に……確か、剝ぎ取り?が出来るんだったか……」
テニャーちゃんが殴り続けている時に教えてくれたんだよなぁ。さて、こいつらから得た物は……何だろ。よく分かんねぇ武器しか手に入らなかった。この剥ぎ取った物はアイテムボックス?なる物に突っ込んで……と。よーし今度こそ行くぞ!
「地図の通りに行くと……こっちか」
まぁ敵を見かけたらぶち殺せばいいか!明らかにこのゲームはそれを推奨してる気がするし。
「うーんなんかいるなぁ……」
あれは蝶だな。明らかにデカいが……いやデカいな!?人と同じくらいデカいんだけど!?大丈夫な奴なのかアレは……うーん殺すか。はい石~。これをあいつめがけて投げます。
「らぁっ!」
よしいい感じに羽に当たったな。流石に羽が壊れればもう跳べないでしょ。そしてそのまま追撃をぶち込んでやる!恐らく顔に当たる部分めがけて拳……
「わぁ貫通した!」
えっこんなことある?!いや汚い!さっさと抜いて……確かこう、腕を振って抜けば……あぁ簡単に抜けるわ。こいつは羽が取れたが……正直何に使うんだよコレ。少なくとも羽の触感は絹っぽいから服の材料になりそうであるが汚さそうでやだ。
「さぁさぁまだまだあるかなぁ!」
すっすめーすっすめーどっこまっでもー!っとおぉ!?なんかヤバそうだぞアレは!当然だが俺は危険にも突っ込んでしまうのが俺のサガ。と言う訳でちょっとどんなのか見ていましょう。
「見た目は……熊だが」
あっ他の奴だ。プレイヤーって言うんだよな。そんでプレイヤーにはそれぞれ名前があるんだよな。ちなみに俺の名前は『エンカ』。よろしく!さてあのプレイヤーは……あぁ!食われた!
「マジかあんなのあるの?人食うの?」
コワー……よし戦いましょ!ゲームなら死ぬことないしな!さてとりあえず……不意打ちを狙いましょう。少なくとも正面切って戦う場合、ハッキリ言ってちょいと面倒くさそうだしなぁ。
「うん、蜂蜜なめてやがるあの野郎……」
俺に気が付いてないのか、はたまた気がついていながらああしているのか……どっちにせよぶち殺す!この距離なら背中から二の拳をぶち込む!両腕を引き絞って……放つ!
「表我流弐の拳『
背中に思い切りボコッていったけどまだ足りねぇか、少なくとも普通に殴っても反撃されるから距離取らなけりゃ……死ぬ!そして奴はこっちに気が付いてなかったようだまだこっちを向いてない!
「ならこっちはもう一発叩き込ませてもらう!」
弐の拳から繋げられるのは参だけ、割と火力は高いが……まぁいいや考えるのは後!まずはぶち込んでから考えろ!
「表我流参の拳……『
直線に拳をぶち込むことで威力は三乗、更に二発は先ほど凹ませた奴の体に殴ったんだ。これで駄目なら……
「ア……」
「よし!」
うーん……これはひどいなぁ……内蔵が弾けてんじゃない?もしリアルなら……いや内側から崩壊してんだよな。完全に……よしまぁいいや!さて何を手に入れるかな?あっ牙だ。
「これは戦利品としてもらっていこう」
さぁ改めて……町へ行くとしようか!んで街に行ったらとりあえず見て回るとしようかな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます