ゲームを買いに行ったら巻き込まれた
「ハッ!?」
もう朝!?まさか家に帰って来た途端に眠っちゃったのか!?うぅ、俺はいつもこうだ……楽しみにしている日の前はすぐに寝てしまう……ま、学校だから別にいいんだけどさ!よし今日も学校に行って来るか!
「じゃあ行ってきますね師匠!」
「あぁ。ではワシも移動するとしよう」
当然だけど山から跳んでいくよ?その方が早いし……
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「終わったー!」
「あっ碑矩くん!帰ろ!」
「おうミリエル!一緒に帰るか!」
授業終わり!ついでに俺の彼女であるミリエルが一緒に帰ろうと行ってきたのでせっかくだから一緒に帰ります!なぜなら……俺の家は二つあるから!そう、実はあの山にある家は修行用であり、普段はアパートに住んでいるのだ!
「そうだ。俺ゲームコーナーに行くんだけど寄ってっていい?」
「えっ!……いいよ!」
「そうか!なら行くとするか!」
こいつとのなれそめ?まぁ色々あるが……俺の部屋の隣に住んでいてな?そこから色々と仲を深め、そして今は付き合っています!ちなみに本名は
「おー色々あるなぁ……やっぱ最近流行ってるから普通に多いな」
「へー……碑矩くんってゲームするんだ?」
「え?あぁ、言ってなかったな。実は師匠が本体だけ貰ってきちゃったみたいでさぁ……ゲームソフトが無いから買いに来た訳だ!」
「あー……成程」
「しかし結構種類もあるな……っと?」
これとかよくね?名前は『スカイ・マジック』でジャンルは……MMORPG?なんか知らんがこれ凄い売れてるからいいか!それにダメだったら他のを買えばいいしな!と言う訳で早速購入!
「やーいい買い物したなぁ!」
「そう?それならよかった!」
「そうだな、せっかく街にまで来たんだし飯でも食って帰るか?俺のおごりで」
「そ、それならいい店を知ってますよ!」
「マジかよしそこに行くぞ!」
ゲーム売り場からしばらく歩いたとこに良さそうな店が点在。とりあえず入ってみて適当に注文して他愛もないしゃべくりをミリエルとかわす……あぁ、これが日常という奴なのか……
「でさー!時の奴さ、そこでなんて言ったと思う?」
「なんて言ったんですか?」
「『コーヒーはブラック以外認めない』だってさ!」
「あはは!いっぱい砂糖を入れててそう言いますか!」
「だよな!」
いやーしかし……なんだ?なんか騒がしいような……ん!なんかヤバそうな奴がいる!えっこの店の向かいじゃんやばっ!ちょっと野次馬しに行こ!
「えっどうしたんですか碑矩さん?」
「あぁ、簡単に言えばいざこざだ。見に行こうぜ!」
「はぁ……」
はーいどいてどいて……っと、うーむただの銀行強盗か。面白みのない事件ですね。いやまぁ別にいいんだけどさぁ……どうせ警察も呼んであるんでしょ?人質はいるけど捕まるのも時間の問題って感じ。
「よしやっぱ野次馬止めるぞ」
「それは……って!あそこ!あそこに友達がいますよ!」
「あぁお前のか……助けた方がいいか?」
「お願いします!」
「ま、頼まれちゃしょうがないなぁ!」
相手は銃を持ってるし大勢いるな。そんで今店内だけに人質がいる状況、かなり厄介と言えばそうなるが……まぁ、大丈夫でしょ。
「おい近寄るんじゃねぇ!」
「あぁ撃ってもいいよ」
「はぁ!?何言ってんだお前!警察か!?」
「まぁ元って言えばそうなるけど……今は違うな」
「じゃあしゃしゃり出るんじゃねぇよ!」
何をするかと思えば銃を突きつけるだけの脅しか……普通に撃ってくるかと思ったけど、流石にそれはないかぁ……じゃあその銃は折りますね。
「おいいい加減にしろよ!死ね!」
あっ折ったのに銃を撃とうとしたら……
「がぁっ!?」
あーあ暴発しちゃったじゃないか……まぁいいや、バカ一人が戦力外になっただけで今全然状況はあっち側だし。とりあえず師匠から殺すなって言われてるから殺さないでおくとして……
「おいこのガキ!」
「あぁそう言うのいいから」
手刀で銃を落としつつ、足を蹴りでへし折る。まるで木の枝みたいに骨が折れるなって?いやこちとら毎日骨が折れるくらい修行してるんで、このくらいは普通にやれないと死にます。
「っでぇ!?」
「えぇいもう構わん撃て撃て!」
はい発砲し始めましたね。まぁ大丈夫なんですけどな?なぜなら俺は銃弾を素手で掴んで投げ返せるからである!余裕ですね。まぁ殺すなと言われているので……腕と足だけにとどめますが。
「うっそだろ物の数分で制圧しやがった……」
ちなみに師匠なら十秒で出来ます。うーん師匠にはやはり程遠いか……と言うか、色々言いたいけどやっぱ師匠は人間やめてる節あるよな。今更感は少しある。
「じゃあ帰るか。後は警察が何とかしてくれるだろ」
「ですね!では帰りましょう!」
「はいはい」
さて帰ったら早速起動してみるとしますかね!そうだミリエルになんか買ってやろう今度……うん、なんか急にこんな奴と戦ってしまったからねぇ……
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