妻よ、心配するな!

ごはんですよ

妻よ、心配するな!

今日も妻は飼っているセキセイインコとお話ししている、おはようピーちゃん、葵ちゃん、ももちゃん、うーんおはよう!かわいいなぁーみんな!俺はそれを横目に見ながらラッキーストライクを吸う。妻はセキセイインコが何を言っているのかわかるらしい、妻の世界はどんな世界だろう?と思いながらまたラッキーストライクに手が伸びる。俺は妻が心配だ、だけど妻は俺のことをもっと心配しているそれは俺が10万人の一人の心臓の難病を患っているからだ。三せん弁閉鎖性という病気だ…だからといって特に心臓が苦しくなるわけではない。体内酸素も普通は95以上だが俺は酸素吸入しながらでも88あればいいとこだと思う、常に富士山の山頂にいると考えてほしい。  だが苦しみなどほとんどない、それは生まれつきの病気なのでもう体がしんどさに慣れてしまってしんどいのかどうかよくわからないからだ。そんな俺を妻が心配してくれている。だけど俺は妻を心配している妻も10万人に一人の病気、難治性血管奇形でいわゆるユニークフェイスだ。妻は小さい頃から理解されずいじめにあった。外出中は夏場でもマスクして顔を隠している。また、妻は自閉症スペクトラムのアスペルガーで、相手の気持ちがよく理解できないし、思ったことを正直に話してしまう。それと統合失調症だ。妻の親戚の叔母も30年以上統合失調症で精神科に入院している。つまり妻は俺が先に死んだらまた理解されない人生を歩んでしまうかもしれないと思っているのかも…だが俺は死なない。僕は死にません。僕はしにません。あなたのことを愛しているから僕は死にません…とめっちゃ言いたい!妻よ心配するな!

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