BOOKREVIEW

De Lorean

ISBN 4 ー 06 ー 181901 ー 1

THE PERFECT INSIDER

HIROSHI MORI


2021.11.14.06:16


記念すべき第一回?BOOKREVIEW💛


えーとはじめて?なのでということで

採り上げるべきBOOKは沢山あるのですけれども・・・


最初からドストライクテイストで・・・?

ばばーん⇩⇩⇩


THE PERFECT INSIDER

ISBN 4 ー 06 ー 181901 ー 1

HIROSHI MORI


ですん(?)

この本は相当な過去に

某古書店で格安購入しましたが暫く

放置・・・

完読したのは去年ですん(?)


あまりミステリという書物を読まないのですけれども

理由は犯人探し及びミステリの仕掛け解き

にあまり興味が持てないからです(いつものパターン)


今まで普通にミステリを避けていたのは

ミステリはどうしても誰かが死ぬ?

ことが当たり前だからです


私はミステリが好きではありませんでした

しかし

この作品はミステリに対する偏見?

を無くして・・・直してくれました


簡潔に記述するとミステリの構造(メタとしても)を

追いかける必要は無いということです


この作品について私は特にミステリギミックには

ほぼノータッチでした(わけわからん)


けれども小説としてのミニマルさとマテリアルの機美

風景描写の匠さと心理描写の精確さ

ドライなキャラクター設定提示

時折表現されるクールな思考(パラダイムシフトのような)マルチタスク補強

独特難解な科白の多様さ

硬度に洗練された文体による構築性はその全てが先進的であり

スペシャルなモダニズムであると考えました


そのことがミステリギミックの解答を要求するミステリノベルに対する過度な拒否脅迫観念を取り除いたのでした


ミステリファンにとって犯人探し及びミステリギミックの考察は

重要なのかもしれません・・・


この作品のスマートヴィジョンはそれだけには

納まらない魅力があります


この作品で自分のかなりの部分の情報体を改定(アップデート)簡素化効率化最適化

思考の方向展開力

思想的な解放などを学習しました


この作品に助力された自分がいることに

失望と希望を持ちました

それほど

自分を揺さぶられました


人は自分より優れた人間を友人にすること

もしくは書物を読むことでしか

自分を高めることができない

とすると

この作品は新しい自分の発見と冒険なのだと思います


私の人生に微かな淡い希望の光をくれた著者に作品に

心からの感謝を申し上げます



2021.11.14.07:34

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