花占い

花占い

バラバラにして殺害する。

そんな残虐な行いをしたことはないだろうか？

上半身を千切り腕などをもぎ取っていく。

そんな残虐な行いをしたことはないだろうか？

恐らくあるだろう。

否定する気持ちは分かる。

しかし、ロマンチストである人たちはしたことがあるだろう。

そう、花占いだ。

私は今それの真っ最中だ。

絶賛恋中だ。告白するか否かをその残虐な行為で決めている。

人間や、他の動物のように声を上げたり、むごたらしさを感じないからと言ってここまで残虐なことがよく出来るなと思っていた。

しかし、人間なんてそんなものだった。少し漫画を読み、少しドラマを観て、少し恋をすればこれだけ。憧れ、恋に焦がれ、残虐に花を殺害する。

さっきまでは気持ちよさそうに地面から咲いていた花を一輪千切り花弁を千切っている。

結果はしない。

最低だ。ただ、俺が告白するかどうかを決めるだけで、１つの命が残虐に奪われた。

命は平等だとは思わない。

そう言ってるやつは、花占いもするだろうし、沢山のマウスが犠牲になった化粧品を使い、肉をたくさん食べ、捨て猫を横目に、スターバックスなんかにでも行っているんだろう。

おっと、偏見癖が出てしまった。申し訳ない。しかし、人間なんてそんなもんだ。醜く、残虐で、法律さえなければ人だって殺すだろう。しかし、その法律は人が悲しむとか、そう言うことだけでなく殺した側を守ると言うことなんて、実際殺した相手の関係者に殺されて初めて気付くだろう。