第6話 七海とデート
デート当日。ジェットコースターで有名なテーマパークにきている。まずはオープニングからだ。七海と広場で待ち合わせの予定。
「おはよう蓮!こっちこっちー!」
「お待たせ!じゃあ行こうか」
「うん!」
「そういえば、その服、とてもよく似合ってるよ」
「本当?よかったぁ。時間かけて選んだ甲斐があったわ」
「楽しみだね」
「そうね!」
入園して最初に撮るところ。基本的に、カメラの用意が整ったという合図があるまで少し待つこと以外は、本当に普通のデートである。
「まずは、あのジェットコースターにのろうよ」
「いいわね、結局、フ○ヤマが1番怖いのよね。原点にして頂点というか」
「怖かったら、手を繋いでいいからね」
「じゃあずっと怖いふりしよーっとー」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか!」
予定しているジェットコースターに既に小型カメラを固定している。準備万端というわけだ。
いよいよ発進して、徐々に上り始める。
「いやーやっぱりワクワクするけど、怖くもあるなー」
「なによ、蓮の方が怖がりなんじゃない?」
「そんなこと言って、七海はずっと手をギュッと握ってるじゃないか」
「それは怖いからじゃないわ」
「嘘つけ、やーい怖がりの七海ちゃ…あ、落ちr」
「「あぁぁぁぁぁーーーー!!!」」
やっぱジェットコースター最強。
お昼の時間になった。入ったお店はパスタなどが食べられるところだった。
「あっ、このミートソースおいしいな。七海も食べない?ほらあーん」
「あーん。ん〜!おいしいわね。蓮も、わたしのあげるわ」
「ありがとー、あーん」
学校の話になった。
「これからも蓮はあまり学校にいられないのかしら」
「いや、そんなことないよ。今度はさ、部活しよっかなーと思って」
「部活ね。何部に入るの?」
「バレー部」
「運動してる蓮ヤバすぎるわ、っていうかバレー部の人たちが羨ましいわ」
「期待しててね」
「もちろんよ」
その後は、他のジェットコースターとか観覧車に乗ったりもして非常に楽しかった。撮影の方も問題なかったようだ。良かったー!
明日はバレー部に行きたいから、いろいろ生徒が集まらないように、先生にも協力を依頼しないと。
次の日、隣のクラスへと向かう。みんなびっくりしてこっちを見てる。
「あの、バレー部の部長さんってどなたですかー」
「え!蓮様!あの、部長は、私ですけど」
「あの、今日バレー部に参加したくて、大丈夫ですかね?」
「え!!ほ、本当ですか!いや、えっと、来てくれたらとても嬉しいですけど」
「良かった!ありがとうございます。じゃあ今日行きますね!人集まってきちゃったので、すいません、では戻ります」
「はーい……げ、現実…蓮様が、私たちと一緒に部活…やばすぎでしょ!!!」
放課後体育館に向かう。部員がみんな固まっているwなにこれ可愛いw
「2年、西条蓮です。今日から部活に参加させていただきます。バレーは中学のときからやってます。練習参加できない日もでてしまうかもしれないのですが、本気で頑張るのでよろしくお願いします!」
パチパチパチパチ
「ということで、西条くんが部員になりましたー、え、えーっとじゃあいつも通り練習いくよー!」
作者です。バレー知識はハイキューだけです。よろしくお願いします。
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