第5話 有名人になってしまった!

その後も全国ツアーは続き、日本で俺の名前を知らない人はいないくらいの有名人になってしまった。

電車なんかに乗ると身バレしちゃうので、今じゃ運転手つきだよ!今は新しいアイディアが思いついたので、愛しの梨紗さん(総務省の山田さん、カノジョ)へ話に来た。


「なるほど…これまた、全国の女どもは喜びそうなことですね。わかりました、必要なスタッフを近日中に手配しますね」

「ありがとう、梨紗さん。大好きです!」チュッ

「lgmtdjdjvmg!?,.jyjm!.!……わ、わたしもです…」

「次のお泊まりは明後日でしたよね、楽しみにしてますね!」

「はい!バ、バイバイ!…」

その場にいた全員「「「局長羨ましすぎる…」」」










早速、描いていたプロジェクトができそうなので、俺は七海のもとへ。


「ごめん、呼び出したのに遅れて!」

「全然いいよー。会えただけで幸せ!」

「俺もだよ」

自然とハグをかわし、俺は軽くキスをする。

キスを終え、俺は椅子に座るように促した。


「でね、今日は話があって、俺、七海とショートムービーを作りたいんだ!」

「ショートムービー。なるほど?」

「これも、女性奉仕の一環なんだけど、七海とデートしてる俺を撮って、「デートしてる気分を味わえる!」みたいなのを作ったら、喜んでもらえると思うんだ!」

「そういうことだったのね。いいよ。行こう!私、蓮とデートしたい!」

「ありがとうな。近くにくるカメラが気になったり、カメラの配置できるまで待機とかあると思うんだ。それでも大丈夫か?」

「もちろん。そのくらいで、私と蓮のデートはつまらなくなったりしないわ!」

「頼もしい限りだ。あ、そうだ今日泊まってかない?」

「やった!」

「今夜は寝かさないよ!」

「もう、蓮のエッチ!」










数日後、都内のあるスタジオに俺はいた。

実は、例のショートムービーにオリジナルの主題歌をつけて、それを俺が歌ってみようということになったのだ。今日はそのミュージックビデオの撮影。


「西条蓮さん、入られまーす!!」

パチパチパチー!!!!


プロデューサーが話しかける。

「本日はよろしくお願いします!」

「こちらこそ、今日はありがとうございます!」

「ではですね、流れの説明などはこちらの〇〇が行わせていただきますので…」


こうして撮影は順調に進んだ。

あ、梨紗さんだ!愛しのマイハニーー!!


「梨紗さーん!どうでした?俺?」

「頑張ってる蓮くんがとっっても可愛かったです!!」

「えー。可愛いって言われても、あんまり嬉しくないなぁ」

「何を言ってるのですか!可愛いは最強なんです!かっこいいはかっこよくないところがあるとすぐに崩れてしまいますが、可愛いは不滅なんです!!」

「あ、そうなんですね、はい」

「最後まで頑張ってくださいね!」

「もちろんですよ!」









そのあとも特に撮影は押すことなく、ラストワンテイク。


「はい、カットーー!オッケでーす!!これにて、オールアップになりまーす!!」


花束をもらった。嬉しい!


「今日はありがとうございました!とてもいいものができて嬉しいです!」










いやー今日も疲れたなぁ、でも最近毎日充実してるぜ。さあさあ次は、ムービー撮影だ!



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