第4話 全国ツアー開始!
それから俺の日常はかなり忙しくなった。
総務省の山田さん(カノジョでもある)の尽力によって、全国ツアーが決定して今は札幌に来ている。ちなみに学校は公欠扱いだ。
基本的にドームなどを借りて、たくさんの待ってる人たちから見える状態にしている。
握手するだけなのは申し訳ないが、少し会話はできるし、なにより多くの人に貢献できる。大体一回に十万人くらいは来場している。
「こんにちはー。お姉さん、綺麗ですね!お仕事は何されているんですか?」
「え、蓮くん!そ、そんな可愛いなんてありがとうございます!IT系の取締役やってます!」
「凄いじゃないですか!いつもお勤めご苦労様です!」
係員「時間でーす」
「あ、では最後にどうしても伝えたくて、あの、大好きです!一生応援してます!」
「ありがとう!俺も好きです!」
キュンッ
「お疲れ様でした!この札幌での握手会も無事終了できて本当に嬉しいです。ありがとうございました!」
パチパチパチパチ
終了後スタッフの皆さんを集めて代表して総括する。
「では、いつも通り最後に皆さんとも握手したいので、よろしくお願いしまーす!」
疲れ切ったスタッフさんもみんな喜んでくれるのでとても嬉しい。
夜も遅くなってホテルへ帰ってくる。
「いやー今日も疲れたなー」
ブーッブーッ
スマホが鳴る。麗奈から電話だ。
「もしもし、麗奈?どうかした?」
「あ、こんばんは、蓮くん。いや、その、用事はないのですが、やっぱりさみしいなーと思ってしまいまして」
「…麗奈がかわいすぎる。抱きしめたい」
「え、そんな!…いきなりそんなこと言うのは反則です!めっ、ですよ!」
「もっとかわいい!明日朝いちの飛行機で帰るから。昼休み、いつもの部屋にきてね」
「っっっ!!わかりました。待ってますね//」
「じゃあおやすみ、あと、愛してる」
「おやすみなさい、あなたっ」
やばい、眠れないよー!!
さあ、翌日の昼休み。
いつもの場所ってのはね、男子用保健室という、忖度がゴリゴリに仕事した結果できた部屋である。
おい、誰だ。ヤ○部屋とか言ったやつ。この世界では子供作るのは超絶いいことなんだぞ!
麗奈がくる。
「蓮くん。こんにちは。お久しぶりになっちゃいましたね」
「ごめんね、俺のせいで」
「いいのです。世の中の女性は男性を見ることもできないのが当たり前なのですから、私はこんな素敵な方のお側にいられて、本当に幸せ者です」
「幸せ者は俺の方なんだけどな」
互いの目を見つめる。俺は自然と麗奈の腰に手を回し、キスをする。
麗奈をベッドに押し倒して、服を丁寧に脱がしていく。ほっぺに、首に、麗奈の身体全てに愛を伝えるようにキスをする。
基本的に俺はこういうとき尽くす方が好きで、相手に自分の愛を感じて欲しいと思うタイプだ。
「麗奈、壁に手をついて」
「うん……あっ!」
「麗奈、大好きだよ」
こんな文書く作者童貞だろとか言ったやつでてこーい!何が悪い!泣
いや、10代なんで泣
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