§ 2―2 白いローブの女 ①殺される出会い
2日前に
「チュートリアルはここまでよ」
白服はそう
白服の力が抜けた瞬間、脇腹に痛みを覚える。思いっきり蹴られ、そのまま3mは吹き飛ばされた。
そこに護の矢が射られるが、防ごうとした白服の左腕に当たると「キィィン」と金属音をたて
「え! 」
と驚く護に一気に飛び込み、腹を右手で殴り、護はその場に
「えっ! 」
「瞬時に体勢を整えて、攻撃に移るなんて、なかなかいい動きね」
そう
蓮は2人が倒れている姿が目に入ると、蹴られた痛みも、サイクロプス戦で痛めた左肩の痛みも忘れる。2人を守らなければ……。一点に意識が集中し、刀が蒼い光を
「うおぉぉぉ! 」
叫びながら、一瞬で間合いを詰め、
「へぇ~。霊具も使っていないのに、これだけの力が出せるなんて」
「クッ……。なんとしても守るんだ! 」
ただ怒りに任せ、力の限り刀で押す。
「ふふ。じゃぁ、少しだけ」
そう言うと、受け止めていた状態から蓮を力で押し飛ばし、後ろに
白服が木の棒に右手を
蓮は必死に初撃を刀で受けるも
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