第31話 ぬいぐるみと勉強

日曜日に遊園地に行って遊んだあと、今日から学校に行くことになるが、今日も七海ちゃんを迎えにきている。


いつも通りに、七海ちゃんと一緒に登校途中。


迎えにきたけど七海ちゃんは、昨日の遊園地が、よっぽど楽しかったみたいで、昨日の話しばかりしている。


そして、縫いぐるみを買って、プレゼントしたのが、良かったみたいだ。


「七海ちゃん、もうすぐに、クリスマスがあるから、プレゼントする交換しない?」

「あっ、それ言おうと思っていたのに」


「昨日は、ぬいぐるみが、安くなったでしょ、だから俺、プレゼント代くらいあるよ」


「私も、昨日、お母さんが言っていたように、お金があるよ」


「じゃ、プレゼントの交換会を二人でしょうね」


「うん、楽しみ、私は、昨日のぬいぐるみでもいいと思っていたのに、また、悠くんにもらえるなんて」


「あっ、じゃ、あのぬいぐるみがクリスマスプレゼントということで」


「あっ、ウソ、うそ、クリスマスは特別だから、わたしに、もう一つください、サンタさん」


「じゃ、いい子にしていたら、煙突から入ってプレゼントしてあげよう、煙突がない家はプレゼントなしじゃ」

「‥」

「じゃ、うちの家、煙突、作るよ‥」


「そうじゃな、煙突があれば、はいることができるから、七海ちゃんの寝顔を見に行こう」


「サンタさん、寝顔だけじゃなく、プレゼントをください」


というと、七海ちゃんと俺は、笑い出した。


「あははっ」

「うふふっ」

「あ〜面白い」


もう学校に着いた。


七海ちゃんとクラスが違うので、教室の前で別れた。


俺の教室に入ると、タケシが「お前ら、仲いいよな」って言ってきた。


俺は、「もちろん」と答えた。


「お前は、どうなんだよ、彼女とは」

「今の所、進展なし」

「まだ、彼女のお母さんから拒否か」

「うん」


「今日は部活どうするんだよ」

「もう少し、休むって部長に言っておいてくれ」

「うん、わかったよ」


放課後になった

俺は天文部の部長に伝えたけど。



友達のタケシの彼女とのトラベルは長引きそうだ。

俺も注意しないと。


部活を早めに終わらせて、二人で帰途につく。


天文部は部の活動は、全然、していない。


少し、おしゃべりをして、終わりという場合が多い。


活動も天文部だから夜中の活動ができないため、それそれで活動をしている。

夜の活動は、高校生の身分ではできないからだ。


七海ちゃんも天文部には友達に誘われて入ったそうだけど、その友達が、他の部にいったため、たまたま、残っていたそうだ。


なので、あまり星にも興味はないみたい。

俺も、同じようなもんだし。


もうすぐ期末試験の時期になる。


俺たちは、七海ちゃんの家で勉強会をするために、七海ちゃんの家に行くことにした。


もちろん七海ちゃんに勉強を教えてもらうため。


七海ちゃんの方が、成績は良くて、学年で3番目だから。


七海ちゃんは、勉強もできて、見た目に見ても優等生に見えるし、綺麗だし、可愛いけど、本当の中身を知っているのは、俺だけ。


七海ちゃんは、外では優等生に見えるんだけど、甘えられる人がいないので優等生に見えるんだけど、気が置ける人には、すごく変化するので、人見知りみたいに見える。


演じているというよりも、本当の彼女を知らなければ、そうは見えない。


本当の彼女は、七海ちゃんのお母さんが言うように、甘えん坊で、幼い感じがする。


優等生という言葉は、彼女を知っていれば出てこない言葉だと思う。


俺も彼女が、幼馴染みだと気がつかなければ、キレイな優等生と思っていただろう。


でも本当の彼女は寂しがり屋だし、甘えん坊だ。


7年間も、俺のことを思ってくれているわけだし、俺は、そのまま育ってきたけど、彼女は大きく変化していたのには、驚かされる。


あの色黒で、 活発で、おてんばだった彼女が、今ではスタイルも抜群で胸も大きくなっていて身長も高く髪も長いし変化しすぎている。


俺は初め、幼なじみの七海ちゃんだと気がつかないです日を過ごしている。


部室で七海ちゃんから声をかけられるまで、俺は数回以上彼女に合っているんだが、全然、幼なじみとも思ってもいないし、考えてもいなかった。


本当に女の子の変化は驚くくらい変わっていく。


俺たちは七海ちゃんの家に到着したので、 七海ちゃんが先に部屋に上がって着替えてくると言ってきたので、俺は1階のリビングで七海ちゃんのお母さんと話すことにした。


七海ちゃんのお母さんから早速、「悠くんこ、の間は本当にありがとう」、と言われて何のことだろうと思ったが、「七海にぬいぐるみを買ってくれた事」と言ってくれた。


「 七海はね、あの、ぬいぐるみといつも寝ているのよ」


「そうなんですか?」


「えぇ、七海の好きなキャラクターのぬいぐるみなのよね、しかも大きいし」


「へー」


「 そして1番はねー、あなたにもらったからよ」


俺は少しだけ顔が赤くなりながら、ななみちゃんのおばちゃんは、「ゆうくんからもらったのが、初プレゼントだったみたいで、七海の変わったら本当にだらしない顔していたわ」


「そうですか」


「 もう本当に高校1年生にもなって、いつまでもぬいぐるみが好きだなんて子供っぽいでしょ」


「 いいえ、そんな七海ちゃんだからいいんですよ」


「そう?、 七海が大好きな悠くんが、七海のこと、そんなことにいてくれるなんて私も嬉しいわ」


そこにななみちゃんが制服から普段着に洋服を着替えて降りてきた。


「あっ、また何を話していたのよ、私の悪口、言っていないでしょうね」


「言っていないわよ」


「悠くん、ほんとう?」


「うん、言っていないよ」


「じゃ悠くん、信じるからね、私の部屋で試験勉強をしよう」


そして、俺たちは七海ちゃん先に階段を上って、俺はその後についていった。


階段を登りながら、俺は1段1段目をやりながら確認して上がっていくんだが、 前を歩いている七海ちゃんのスカートが歩くたびに揺れるのが気になる。


七海ちゃんの今日の普段着は、ミニスカートでひらひらスカートを履いている。


ななみちゃんは制服でもスカートが短いけど、家で履くスカートも短めのスカート履くことが多いようだ。


七海ちゃんの部屋に入って、何度も訪れたことがある部屋を見渡してみるとベッドの上に、この前、買った大きなぬいぐるみが置いてある。


「 へへーん、これいいでしょ、いい人が買ってくれたんだ〜」


七海ちゃんは、ぬいぐるみを抱きしめながら、俺のほうに見せてくれている。


「いいぬいぐるみを買ってもらったんだね」


「うん、いい人なんだぁ」


「そんな人、どこのいるの?」


「ここにいるじゃない」


「あっ、俺かあ〜」


「そう、あなたしかいません」


なんて会話を交わしながら、笑い合う



「さぁ勉強、勉強」


今日は七海ちゃんの部屋に入って長テーブルがある

「はい、悠くん、ここに座って」と言われたので、指定の席に座る。

七海ちゃんは、俺のすぐ横に座った。


そのための長テーブルみたいだ。

俺たちは、並んで座って勉強を始める。


「よしっ、これで、悠くんに下着を見られることはなし」

と言ってきたから、


「えっ、そのためのテーブル?」


「そうだよ」


「え〜〜〜っ」


「もう、嘘だよ、悠くんの近くに居たいから‥だよ」


「うん、わかっているって、俺もだから」


七海ちゃんは俺に近ついて、キスしてくれた。


「よおーし、今日は勉強、頑張るぞ」


「うん、がんぼろう」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


お読みくださりありがとうございます。


ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。


大変、励みになっています。


誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。

また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。


クリスとアリシアの物語をお楽しみください。


これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします

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