第29話 遊園地編 2

七海ちゃんとメリーゴーランドに乗ってきたけど、ミニスカートじゃ、ちょっとキツい。


七海ちゃんは木馬に乗りたかったみたいだけど、見えてしまうと思うので我慢してもらった。


回転木馬じゃなくて、馬車だけど、乗って回っているだけど、七海ちゃんと一緒なら面白い。


俺たちは、つぎは、ゴーカートに乗りに行くことにした。

話しながら歩いていくと、すぐにゴーカート乗り場についた。


二人乗りのレーンに並んで順番を待つ。


運転は俺がして、七海ちゃんは横に乗っているだけだけど、スカート大丈夫かな?

いよいよ、俺たちの順番になった。


俺が先に二人乗りのゴーカートに乗り込みながら、次に七海ちゃんが乗り込もうとすると、係員が前に来たので、しばらく七海ちゃんは乗るのをやめた。


しばらく立っていたが、係員が横に行ったので、乗り込む。


わざとか、どうかわからないけど、なんだか嫌な係員だ。


俺がゴーカートをアクセルを踏み込んでスタートさせる。

ゴーカートはグングン、スピードを増しながら、走り出す。


しばらく走ったけど、途中に広いところを見つけて、俺は一度、ゴーカートから降りた。


七海ちゃんを立たせて、俺が着ていたダウンを脱いで、スカートにダウンを巻いてもらった。


七海ちゃんは何も言わなかったけど、気分が悪くなるようなことをすんじゃないとおもった。


ゴーカートが楽しくなくなってしまった。


コーカートが終点に近付いてきたので、先ほどの係員が手を上げて静止しようとしたが、俺は、わざと過ぎて止まった。


七海ちゃんは、さっと降りたけど。


しばらくは七海ちゃんは黙っていたけど、「もう、悠くんと同じでエッチな人が多いんだから」と言われた。


「どうして俺、‥‥」


「だって悠くんみたいに見るんだもの」


「七海ちゃんが可愛いからだよ」


「えっ、そうかな?」

「うん、絶対そう」


「俺も七海ちゃんが、可愛いから、つい見てしまう」

「そう」

七海ちゃん髪を触っている


「まぁ、見るのはパンツだけど」

「もう、悠くんのいつものエッチが始まったね」


「七海ちゃんほど可愛い人はいないよ」

「えへへ、そうかな?」


「うん、そんな可愛い人の、吐いているのを想像するだけで、もう、妄想が膨らむ」


「悠くん、それじゃ、変態だよ」

「いや、違うよ、男の夢だよ」


「もう、ここに変態がいますよ、みなさん〜」

「それじゃ、捕まるよ」


七海ちゃんは突然、笑い出した。


気分が良くなってきたみたいだ・


「あっ、そう言えば、悠くんのダウン、お尻に引いちゃった。どうしよう?」


「大丈夫、ななみ姫、姫のお尻に引いたものは、わたくし、大好物です」

「もう、なんてこと言うのよ、本当に変態ね」


「そう、変態道を極めています」

七海ちゃん、大笑い、「あははっは」


「どう気分、良くなった?」って聞いたら


「うん、ありがとう、そして守ってくれてありがとう」

「いいえ、ななみ姫」


「この家臣に、なんでも言ってください」

「じゃ、家臣さん、わたし、お腹、減っちゃった」

「じゃ、そこの屋台で、私めが買っても入りましょう」と言って、屋台に走っていった。


七海ちゃんは近くのベンチに腰を下ろしている。

それを確認して、俺は屋台に走った。

注文を済ませて、買ったものを持ってこぼさないように七海ちゃんの方にゆっくり歩いていく。


俺は屋台で、コーヒー二杯とフレンチソーセージとアメリカンドックを買ってきた。

「七海ちゃん、コーヒー、はい」


と言ってコーヒーから渡す。

「これと、これ、どっちがいい?」


「半分こがいい」

意外な言葉が返ってきた。


まずは、俺がアメリカンドックを食べて、七海ちゃんは、フレンチソーセージを食べている。

しばらくすると、「はい」と言って、俺が食べていた、アメリカンドックを差し出す。

「じゃ、私のも、はい」と言って、渡そうとしたら、俺のアメリカンドックを七海ちゃんが、かじってきた。


俺は、唖然とした、それは七海ちゃんが、こんなことするなんて、思わなかった。


食べながら、「うふふ」と笑っている。

「悠くんのびっくりした顔、面白い」と七海ちゃん、今度こそ、俺にフレンチドックを差し出すと「はい、あ〜ん」といってきた。


俺は七海ちゃんが手に持つフレンチドックを齧った。


「間接キス、第二弾ね」と笑っている。

「そうだね」

七海ちゃんが、ずいぶん、明るくなってきた。


もう、先ほどの後遺症はないみたい。


最近は、昔ではなかったようなことをしたり、言ってくるから、俺の方がドキドキしてしまう。


俺のほうが、押され気味


そしてコーヒーも二杯買ってきたんだけど、一口飲んだら、紙コップを交換している。

間接キス、第二弾だそうだ。


世間には嫌なことをする奴が多いけど、たぶん、少なくすることは難しい。


七海ちゃんが少しでも早く、回復してくれることを祈るだけ。


そして、俺たちは観覧車に乗りにきた。

ここの観覧車は、大がつくほど、大きい。


つまり高いということになる。

実は、俺、高いところも怖い


基本、足に地がついていないものはだめ。

宙に浮いてる感じが嫌だ。


観覧車は、振り回されないけど、スピードも早くないけど、高い、高すぎる、

俺たちは、観覧車に乗り込んでいるが、今は低いので大丈夫。


「七海ちゃん、だいじょうぶ?」


「うん、大丈夫よ」


「もしかして、悠くん、ダメ」


「うん、少し‥」


「もう、なら、言ってよ」


「ごめん」


もう、観覧者は、上に上がってきている。

「じゃ、目を瞑ってたら‥」


「うん、そうさせてもらうよ」と言って目を閉じた。

なんだか、観覧車が揺れる。


そうすると七海ちゃんが、横に座ってきた。

七海ちゃんが手を握ってくれた。


俺が目を開けると、七海ちゃんの顔がまじかに迫っていた。

「もう、イヤだ、悠くん目を閉じてて!」


俺は目を閉じたが、七海ちゃんがほっぺっにキスしてきた。


目を開けると、七海ちゃんの顔が紅い。

しっかりと手を握り合った。


そして俺たちはゲームをしにくことにした。


300円、払ってバスケットボールをゴールに入れるゲームだ。


格好いいところを見せたいけど、微妙なことに、ボールが入らない。

おいちゃん、もう一回と言って、もう300円払って、もう3球投げる。

入らない


そしてもう、一回と言って、300円払って、ボールを3球もらった。

1球目は、リングに跳ね返された。


もう1球目も、入らなかった。


3球目、もやはり入ることはなかった。

ざんねん。


そして横にある、ダーツで的当てゲームをしてみる


今度は、七海ちゃんが投げてみる。


1投目 マトの下に刺さった


2投目 刺さりもしない


3投目 刺さったけど欄外


「あ〜難しいな〜」


「なかなか、刺さらないね」


「もう、でもすごく!楽しい」


俺たちは、ゲームセンターに行ってみた。

ゲームセンターに行って、まずはクレーンゲームをしてみるけど、簡単には取れることはない。


まずは、七海ちゃんが欲しいと言っているクマのぬいぐるみを取ろうとしたけど、持ち上げるんだけど、穴までいかないで落ちてしまう。


もう1度してみるが、やはり結果は同じで穴の前で落ちてしまう。

俺も七海ちゃんに変わって挑戦したけど、取れなかった。


今度は違うクレーンゲームにしたけど、やはり取れない。


そして車の運転をするゲームがあったので、二人で座って、レースをしてみるけどおれは少し早く走ることができたが、七海ちゃんは、壁に激闘してばかりだった。


「面白くな〜い」と言っていた。


今度は、カプセルを取るゲームをしてみる。


下にはカプセルがいっぱい置いてあって、それをクレーンで取るゲームだ。

しかし、アームから伸びた掴む部分が弱くて、うまく持ち上げられない。


「私に変わって」と七海ちゃん


七海ちゃんがカプセルを取る気になっているが、やはり途中で落ちてしまう。

「あ〜もうっ」悔しがっている。


3回してみたが、全く取れる気配がない。

「このゲーム、私を拒否しているんだわ」と言っている


そして、別の部屋に卓球が置いてあって、誰も使ってないので、「七海ちゃん、多急してみる?」と聞くと「うん」と返事があった。


俺たちは料金を払って、1時間借りた。

「じゃ、七海ちゃん、いくよ」と言って俺から卓球の球を打つ

「うん、いいよ」


卓球の球は、弧を描きながら飛んでいき、七海ちゃんが、思いっきりフルスイングをする。


球は、七海ちゃんを素通りして後ろに転がった。

「‥‥」俺


七海ちゃんは恥ずかしそうにして、球を取りにいった。


立ったまま、球を拾うあげようとしたから、パンツが見えた。


俺は、目を開けたまま、手で目を覆う。


七海ちゃんは体を起きあがらせ、俺の方をみる

「?」


そして、すぐに気がついた。


「悠くん、また、見たわね」


「‥うん」


「もう」

「あっ俺が見たわけじゃないよ、七海ちゃんが見せたんだよ」

「あっ、そうか」


「うん、悪いのは七海ちゃん」

「えっ、私が悪いの?」


「うん、そう」

「下着、見られた、わたしが悪いの?」


「でもいいもの見せていただいたので、よしとします」

「そうなんだ、許してくれるのね、って私、見られているんだけど、私の方が、奏んしていない?」


「大丈夫だよ、可愛い、七海ちゃんのだもの」

「どうして、‥だものなのよ」


「まぁ、いいから」

「よくないわよ」


七海ちゃんはクスクス笑い出した。

俺も笑い出した。


「でも、見たのが俺だけでよかった!」

「うん」

と言いながら少し顔がお赤い。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


お読みくださりありがとうございます。


ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。


大変、励みになっています。


誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。

また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。


クリスとアリシアの物語をお楽しみください。


これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします

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