第27話 彼女と遊園地に行く事にした
壁一面に七海ちゃんの写真を飾ろうか本格的に考えているときに、七海ちゃんからラインが届いた。
「明日は、晴れみたいだよ」
「そうなんだ、天気見るの忘れていた…」とはっきり伝えた。
「明日は天気いいみたいだから、遊園地、楽しみだね」
「もちろん、俺も七海ちゃんと行く遊園地、楽しみしていたら天気を確認するのを忘れていたよ」
「ほんとう? 悠くんのことだから、エッチなことを考えて忘れれいたんじゃないの」
「違うよ、壁一面に七海ちゃんのポスター貼ろうかと考えていて忘れたんだよ」
「え~、そんなことされたら、悠くんの部屋に恥ずかしくて行けなくなる」
「え~それじゃ、やめるよ」
「うん、それがいいよ、そうしたら悠くんの部屋にいけるから」
「うん、わかった」
「悠くんは明日いく遊園地って行ったことがあるの?」
「いや~…ない、あの遊園地って、あの遊園地からあるけど、1回も行ったことがないんだよね」
「へ~そうなんだ」
「もちろんテレビとかでは見たことあるよ、今日は入園者が多かったとかの撮影で映ることがあるから」
いまもスマホで検索してみると、出てくるから、してみて、そして何があるのか、乗ってみたいものを探しておいて、明日は人が多いかも知れないから」
「うん、わかった、今から見てみるね。じゃ、悠くん、あした…」と言って七海ちゃんはラインを切った。
あっそういえば明日は何を着ていこうかな
俺は普段は下はジーパンでスニーカーを履いている。
上は寒いからダウンジャケットを着ていこうかと思う。
と言うか、他は持ってないから、この格好が冬の定番なんだ。
七海ちゃんは、どんな洋服を着てくるかな?
ワンピースかな、スカートかな、何を来てくれるんだろう。
期待感でドキドキ興奮してしまう、今日、眠れるかな?
俺は布団に入って、目を閉じて七海ちゃんのことを考えていたら、すぐに眠ってしまったみたい。
昨日は布団に入って、すぐに寝たので、朝、目覚めが良く、俺はジョッキングに行った。そして帰ってきて腕立てと腹筋をする日課をこなしながら、時間を待つことにした。
朝食を済ませ、チケットを確認しながら洋服を着替える。
朝、家を出る時に、チケットを持ったのを確認して出ようとすると、お母さんがに呼び止められた。
「なに、お母さんが」
「今日は、七海ちゃんと遊園地に行くって言っていたよね」
「うん、もらった遊園地のチケットがあるから、それでいく」
「じゃ、ちょっと待ちなさい」
母親は、テーブルの上に置いてある、お金を俺に渡した。
「もっていきな」
「えっ、いいの」
「七海ちゃんと何か、食べるんだよ」
「うん、わかった、お母さん、ありがとう」
「あ、あ、ありがとうだなんて、初めて言われたわよ」
「あ~、そうだったかな」
「七海ちゃん、守ってあげるんだよ」
「うん、行ってくる」
と言って家を出たけど、途中にもらったお金を見てみると、な、なんと2万円もあった。
お母さんが、無理しているな
でも、せっかくだから使わせてもらおう。
俺は20分くらいゆっくり歩いて、七海ちゃんの家に到着した。
ゆっくり歩いてきたのは、まだ時間の前だから。
七海ちゃんの家の前に到着しても、まだ早かったので、公園でブランコに座って待つことにした。
スマホでいく遊園地の情報を見てみると、ジェットコースターとか、観覧車、ゴーカート、輪投げとか色々あるみたい。
俺がスマホに夢中で遊園地を見ていると、俺の目線の先に靴が現れた。
俺が顔を上げると、七海ちゃんがいた。
「悠くん、おはよう」
「うん、七海ちゃん、おはよう」
「悠くん、早いね」
「だって、今日は七海ちゃんと遊園地行くんだよ、昨日は興奮して、すぐに眠れたよ」
「悠くん、それを言うなら興奮して眠れなかったでしょ」
「そうともいう」
七海ちゃん、クスクス笑い始めた。
俺も顔がにやけてくる。
今日の七海ちゃんの洋服は、上はダウンのジャケット、下はふわふわのフリルが付いた3段になっている白のミニスカートを履いている。
靴下はニーソックスを履いている。
膝の上まである靴下を履いているけど、その靴下も白だから、似合っている。
「七海ちゃん、今日も可愛いね」
「ありがとう」と言って後ろ髪に手をやる
俺は、そのしぐさがなにか、わからなかったが、そこにはリボンがあった。
「うわっ七海ちゃんの髪にかわいいリボンだね」
「ありがと、これもお気に入りなんだ」
七海ちゃんの髪は、今日はポニーテールになっている。
それを結ぶのに白いリボンをしている。
七海ちゃんの長い髪に白いリボンが結んであって、後ろの髪が揺れる。
七海ちゃん、ポニーテールもすごく似合う。
ポニーテールの色とミニスカートの色が同じ。
七海ちゃんの黒い髪に白いリボンが、すごく似合っている。
「かわいいな」とつい口に出してしまった。
それを聞いていた七海ちゃんは照れながら、「ありがと」っていってくれた。
俺たちは、手をつないで、バス停に向かっている。
すこし斜めを振り返ると、白いリボンとポニーテールがある
おれがあまりに後ろばかり見ているから、七海ちゃん、「悠くん、どうしたの?」
「いや~リボンとポニーテールが、すごく新鮮で、つい…」
七海ちゃんは顔を赤くしながら、「もう、いくよ」って手を引っ張って歩いていく。
七海の視点
もう、いつも、いつもエッチな事ばかり言う悠くんが、今日は本当にデレデレ顔をしている。
そんなにリボンとポニーテールが良かったのかな。
いつにもまして、私の髪ばかり見ている。
今日は、早起きしてお風呂にも入ったから、髪もさらさらになったし、だから悠くんに見てもらいたくて、リボンをつけてポニーテールにしたみたいだけど、成功したみたい。
女の子だから、キレイとか、かわいいって悠くんに言われると顔が緩んじゃうのよ。
それを隠すために、もうって使っているんだけど、本当に今日は良かった。
今日は悠くんと遊園地で楽しみたいな、悠くんってジェットコースターはダメだって言っていたけど、本当は、私も得意な方じゃないの。
悠くんがいるから言ってみただけなんだけど、だってジェットコースターって、高く上がるし、スピードは速いし、こわいの。
女の子だったらジェットコースターが面白いっていう子もいるだけ、わたしダメ。
今日は遊園地で悠くんとなに、乗ろうかな?
今から楽しみなんだけど……、
もうそうそろバス停が見えてきたわ。30分くらいだって言っていたわよね。
バスの中で悠くんと手をつなごうかな。
悠くんの手が冷たいかも知れないから使い捨てカイロをもってきたから温めてあげよぅ。
今日は寒いから、また、私の手を温かいって言ってくれるかな、悠くん。
バス停についたので時間を確認したら、もうすぐだ。
しばらく待ってバスの乗り込む。けっこう、空いている。
バスの最後尾に座って、七海ちゃんと外を見る。
七海ちゃんが窓側に座って外を見ながら、突然、何も言わないのに手を握ってくる。
「あ~七海ちゃんの手、温っかい」
と俺が言うと七海ちゃんはこちらを見て、にっこりした。
そうすると七海ちゃんは俺の足に足を近づけてきた。
「あ~あたたかい」
俺は足を引っ付けてきた七海ちゃんの足の感触に、つい本音が出てしまった。
「七海ちゃんの体って、どうして、こんなに温かいんだろう?」
と俺が言うと、七海ちゃんは、
「これだよ…」って言って使い捨てカイロを見せた。
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お読みくださりありがとうございます。
ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。
大変、励みになっています。
誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。
また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。
クリスとアリシアの物語をお楽しみください。
これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします
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