第22話 彼女のお母さん
まさか七海ちゃんのお母さんが、そこまで考えているとは思っていなかった。
俺たちは2階の七海ちゃんの部屋にきた。
「はぁ~」とため息がでる
七海ちゃんも「はぁ~」と崩れるように下に座る。
しばらくは何も話せなかった。
今、七海ちゃんは制服から着替えて、上は可愛いリボンが付いた服をきて、下はジーンズのミニスカートを履いている。
そんな七海ちゃんは崩れ散るように下に座ったもんだから、足が開いて赤と白のチェックのものが、チラッと見える。
俺はできるだけ、見ないようにしたけど、どうしても目が行ってしまう。
「はぁ~色々、お母さんから聞いてびっくりした、そこまで私のことを考えてくれていたなんて」
「良いお母さんがだね」
「うん」
「でもこれで悠くんは私の私有物になったわ」
「七海ちゃん、私有物って、それはないんじゃない」
「ううん、悠くんは、私のもの…、じゃなきゃ、下着見られていることに気がついていたんだから、そのままにしていた意味がない」
「えっ七海ちゃん、気がついていたの」
「もちろん、…… あっ、またエッチな悠くんが見ているなって思ったいたのよ」
「じゃ、どうして、そのままに…」
「今日のサービスよ」
「えっ、サービスだったの」
「うん、悠くんが私の婚約者になったサービス」
「そっか、サービスなら、もっとしっかり見ればよかったよ、早く言ってよ」
「それはダメよ。言わないからサービスなんだし、悠くんって、いつもエッチだから」
七海ちゃんは、もう足を閉じている、残念
俺たちは勉強をすることにした。
七海ちゃんの両親や、俺の両親の期待じゃないけど、見てもらうために、がんばらないと。
勉強が終わって、近くに湖があるのを思い出した。
「七海ちゃん、こんどの日曜日に湖に行かない?」
「いいわね」
「バスに乗って、たしか、30分くらいかな」
「湖かぁ」
「じゃ、朝の9時に俺が迎えに来るから、いい?七海ちゃん」
「うん、待っているから、楽しみね」
そして日曜日になった。
朝、9時の少し前に、七海ちゃんを迎えに来た。
「七海ちゃん、向けに来たよ」
「は~い、すぐにいくね」
「悠くん、今日も七海ちゃんを、お願いね、これ、少ないけどお小遣い」と言って七海ちゃんのお母さんがお金を渡してくれた。
俺は、「ありがとうございます。実は、今月のお小遣いが、少なったかったから助かります」といってありがたくもらった。
そのとき、七海ちゃんが2階から降りてきた。
「じゃ、お母さんが、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
そして俺たちはバス停に向かって歩き出した。
5分くらい歩いてバス停に到着した。
9時10分のバスを待つ。
バスは時間通りに到着した。
俺たちはバスの最後部に座った、バスの後ろは人が座っていないから。
七海ちゃんが窓側に座って、俺が隣に座ったけど、七海ちゃんの今日の服装だけど、白いダウンを着ている、ダウンの下は見えない。
そして下は暖かそうな生地のひざ上のスカートだ。
「湖って、どんなところ?」
「えっとね、結構、大きくて確かボートがある」
「へ~ボートか」
「ね、ボートのろうよ」
「そうだね、実はさっき、おばちゃんからお小遣いもらったんだ」
「えっ、そうなの?」
「うん」
「私も、おかね、ちゃんと持ってきたよ」
「足りなかったら、頼むよ」
「うん、わかった」
七海ちゃんが、俺の方に少し寄ってくれたので、七海ちゃんの足が俺の足に触れている。
温かくて、柔らかい感触が俺の心をくすぐる。
バスは予定通り30分くらいで、湖に到着した。
バスを降りる前から湖が見えている。
「わー湖だ」
バスを降りて、しばらく歩いていると湖に浮かんでいるボートがあるのが見える。
「ねぇ、ボート乗りましょうよ」
「えっ、もうやっているかな」といいながらボートに近づいていき、近くまで行くと、ちょうど始まったところだった。
俺たちはボート代を払って60分間のボートを楽しむことにした。
桟橋からボートに乗る時に、係員さんにボートを抑えてもらったんだけど、結構、揺れるから、俺からボートに乗り込んで、七海ちゃんの手をつないで乗ってもらう。
揺れたけど、乗ることに成功
係員さんがボートを押し出してくれた、徐々に桟橋から離れていく。
「ボート乗るって難しいね」
「ほんとうだよ、落ちるかと思っちゃった」
そして俺がボートを漕ぎ始める。
なかなかボートをこぐって難しい。
「きょあ、冷たい」
「あっごめん」
オールがうまく動かせなくて水が七海ちゃんにかかってしまった。
「もう…」七海ちゃんはハンカチを出して水を吹いている。
「結構、難しいんだよ」
「あっじゃあさ、私に漕がせてくれない」
「七海ちゃん、だいじょうぶ?」
「私も漕いだことがないから、やってみないとわからないけど」
「う~ん、じゃどうやって交代しようかな」
「私が、悠くんの前にいくから」と言って七海ちゃんが動き出した。
ボートが揺れる、「七海ちゃん危ないよ」
「大丈夫よ、動かないでね」
七海ちゃんが俺の足の間に入ってきたので、俺は少し後ろに下がったが、落ちそうだ。
七海ちゃんのお尻が俺のアソコにあたる、何だか変な感じだ。
それにしても密着しているから、温かいし、柔らかいし、いい匂いがする。
「やっぱり無理だよ」
「そうみたい、じゃ戻るね」
「七海ちゃん、漕いでみたい?」
「うん」
「じゃ」おれは、下が浅いところまでボートを漕いでいった。
「ここなら、少しはいいかな」
「いい、七海ちゃん」
「うん」
「今から場所を交代するから、立ったらダメだよ、お互いが、這って交代するよ」
「うん、わかった」
そして注意しながら、揺れないように、交代した。
七海ちゃんがオールをもって漕ぎ始める。
ボートは右にいったり、左にいったり、真っすぐに進まない。
「七海ちゃん、真っすぐに進んでいないよ」
「ほんとう?」
「むずかしいな」
「七海ちゃん、がんばって」
「あっ悠くん、がんばっている人に、がんばってっていちゃあダメなんだよ」
「でも、がんばって、七海ちゃん」
そこでボートが揺れた。
俺と七海ちゃんは足を広げて、足で踏ん張った。
そしたら七海ちゃんのパンツが見えてしまった。
俺は目を手で隠して「七海ちゃん、パンツ見えている」と言うと「今は、それどころじゃない」と言われて揺れが止まるのを必死に待っている。
揺れが止まったので、七海ちゃんは足を閉じた。
「はぁ~危なかったね」と俺が言うと
「もう悠くんは私の下着が危なかったって意味でいっているでしょ?」
「もちろん、そうだよ、他の人に見られてしまうから」と周りを見渡す
「まだ、朝早いから、だれも、いないじゃない」
「でも、七海ちゃんのパンツ、見えちゃった、今日は白だね」
「えっ、違うよ、悠くん」
「えっ、そうだった? おかしいな? 白く見えたんだけど」
「わたし、今日はノーパンだもん」
「…えっ、そうなの…………」
おれは想像してしまった。
七海ちゃんがノーパン、七海ちゃんがノーパン……
「違うわよっ、ちゃんと履いてますー、もう、悠くん、何を本気にしているんですか? まったく」
「七海ちゃん、言うようになったね」
七海ちゃんはクスクス笑い出す。
「これも悠くんのおかげです」
「今日は下着、見たんだから、何かおごってよね」
「…うん、わかった、パンツ観賞の代金ね」
「もう」
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