第13話 彼女と海へ

七海ちゃんが着てきたのは、お気に入りの白いワンピースで、あまりにも可愛すぎて、写真を撮りたかった。


「七海ちゃん、あとで写真、撮らせてくれない?」


「えっ、写真?」


「そう、君の写真」


ななみは顔を真っ赤にしながら


「少しだけならいいわよ…」言ってくれたので、スマートフォンで連続で写真を撮った。


カシャカシャカシャカシャカシャカシャ


「こらこら、何枚とってんのよ~」


「えっ、少しだけど…」


「もう、悠くんたらっ」


「早く行くよ」


七海が俺を置いて行こうとしたので、慌ててついて行った。


「話は違うけど、七海ちゃん、今から七海ちゃんのことを七海って呼び捨てにしていい?」


七海ちゃんは少し考えて

「…じゃぁ、私も悠くんのことを、悠って呼んでいい」


「もちろんだよ」俺がそう言うと、七海ちゃんはうれしそうに俺の腕に体をくっつけてきた。


「悠、悠、悠、悠…」

「でも呼びづらいから今まで通り、悠くんでいいや」


「俺は、七海ちゃんか、時々、七海って呼んでいい?」


「七海、ななみ、ナナミ、ななみ……」


「なんだか俺も昔から、七海って呼んでないから、呼びづらい」


「やっぱり七海ちゃんでいいか!」


やっぱり1番呼びやすい名前に落ち着いた。


本当は呼び捨てしたかったんだけど「なんだか、呼び捨てにした方が、俺の彼女だて感じがするんだよね、でも昔から七海ちゃんて呼んでいるしなぁ、仕方ないかぁ」


俺は少し落ち込んだ


そんな俺を見て七海ちゃんは、「元気出してよ、私たちは、私たちだから、変わりようがないわ」


「それも、そうだね」


俺たちは顔を見合わせて笑ってた


話ながら来たせいか、あまり長い距離を歩いた気がしなかったが、駅に着いた。


切符を買って改札口を通って行く。


しばらく待ったら電車が来たので、電車に乗り込もうとしたが人が多い。


そして俺は隙間が空いているところを瞬間的に見て七海ちゃんの手を引っ張って連れて行った。


入り口付近は人が出入りするので良くないと思い、少し奥の角に連れてきた。


俺は七海ちゃんよりも身長があり180センチあるので周りを見渡すことができた。


ここだったらいいだろうと思い、七海ちゃんを壁のほうに立たせる、そして俺は守るようにして立った。


「七海ちゃん、大丈夫?」

「うん」


「人が混んでくるかもわからないから、気分が悪くなったりしたら言ってね」


「ありがとう悠くん」


10分ぐらい電車の中で揺られながら、次の駅に着いたが、その駅から、さらに大勢の人が乗ってきた。


日曜だから行楽に行く人ばかりだ。


徐々に人が車内に多くなってきたので、できるだけ七海ちゃんの周りを俺の手で隙間が開くように確保した。


車内には冷房が入っているけど、夏の暑さであまり効いていない。


暑くなってくると、気分が悪くなることもあるので、俺は家から扇子を持ってきた。


ジーパンのポケットから扇子を出して広げて七海ちゃんを仰いであげる。


「ありがとうね、悠くん」


「どういたしまして」


しかし、すぐ前に七海ちゃんがいるので、七海ちゃんは、普段の制服の上からでもわかるけど、胸が大きい。


制服の時も歩くたびに胸が揺れる。


体育の時や夏場は薄着になるから、男どもの目線で大変だとおもう。


俺も、つい見てしまうけど。


下を向くと白いワンピースの胸元から大きな胸の谷間が見えるんだよね。


だから、あまり下を向かないように上の方ばかり向いていないと悪い気がして、時々、七海ちゃんの様子を見るようにしている。


しかし徐々に人が減ってきた。


人が減って座れるようになったので、七海ちゃんだけ座らせた。


「悠くんは座らないの」


「俺は、上から見ている」


その言葉に気がついた七海ちゃんは、自分の胸元を見て顔を真っ赤にした。


ワンピースの胸元を手で閉めた。


「そういうことじゃなくて、他の人に見られないようにだよ」


どうしても胸が大きい人は、胸元が開きやすいんだよね。


うちの姉ちゃんも胸が大きい方だから、谷間がすぐ見えるし。


まぁ姉ちゃんは谷間が見える服を着ていることが多いし、強調しているという感じがするから。


でも七海ちゃんの谷間は他の人には見せたくない。


そろそろ降りる駅に近づいた。

電車が止まったので、座っている七海ちゃんに手を出して、降りるよと言った。


まだ、日曜日でも時間が早いと言うこともあり、海岸に近い駅でも降りる人は多くはない。


俺たちは海岸への道を手をつないで歩いている。


「電車の中では、ごめんね」


「私の胸元が見えたことを言っているの?」


「七海ちゃんてさぁ、結構、胸大きい方だから、座っている状態で上から見ると谷間が見えやすいんだよね」

愛美ちゃんが胸元を隠しながら

「もう、悠くんのエッチ」と顔を赤くしている。


「ごめんごめん、でも他の男には見せたくないから、前に立っていたんだ、でも時々、チラ見していたけど…」


「じゃぁ、見ていいのは悠くんだけだよ」と顔を真っ赤にしていってくれた。


「あっでも、この前、俺、七海ちゃんの胸を揉んだことがあったよね…」


「あっ、そうだった」


「あれが初、乳揉みだったのか!残念なことをした、もっと揉んでおくんだった、くそ~」


「…悠くん!…」


と声を強くしながら怒って七海ちゃんは言った。


俺は嫌なことを七海ちゃんに思い出させやしないか思ったが、そんな事はなかったみたいだ。

よかった。


とにかく今日は楽しい思い出を作って、嫌な事は忘れてさせること。


何も準備はしていないけど、俺が道化を演じれば七海ちゃんは笑ってくれる。


七海ちゃんが笑ってくれれば俺も守れなかったことに対して救われる。


そして嬉しい。


俺たちは海の家の更衣室を借りて着替えることにした。

まずは、俺から更衣室に入って、さっさと着替える。

そして着替え終わったら、七海ちゃんと交代する。


普通は男が更衣室の前にいると言う事は、よくないことなのかもわからないけど、恋人同士なので構わないと思うことに自分で決めた。


ななみちゃんが洋服を脱ぐ音が聞こえる。

まだワンピースを脱いでいるみたいだ。


数秒したら、パチっと音がしたから、ブラジャーの音かな?


そして今度は足元で肌が擦れる音がするのでショーツを脱いだのかな。


今、更衣室の中で、七海ちゃんが全裸になっていると思うので妄想しそうになる。


そして今度は多分、水着を着ている音が聞こえてくる。

今は海の家も人が少なく静かだから更衣室の前にいるだけで音が聞こえる。


なんて男にとって至福の時間なんだ。


変態だな、俺!


そんなことを考えながら妄想していると、目の前に水着を着た七海ちゃんが立っていたので、焦った。


七海ちゃんの水着は以前に言っていたように白いビキニだった。

七海ちゃんのビキニを上から下まで、なめ回すように堪能することにする。


これが付き合っている特権だと思うから。


七海ちゃんのビキニは上は何と言っていいのかわからないけど、三角ビキニで布全体が胸を覆っている。背中と肩の所でヒモで結んでいるみたい。


谷間しか見えない。


下は、横にヒモで結んでいるような感じになっている。

このヒモを取ったら、どうなっているのか楽しみだけど。

しかし幅が短い、


ビキニなので、おヘソは完全に出ている、

腰骨もあらわだ。


Vラインも大変、良い感じ


俺は、おどけて「ななみ姫、どうか私めに、あなた様のお写真を取らしてください」と俺が言うと


「よきにはからえ」と言ってくれたので、その場で数枚の写真を撮った。もちろん連写で。


カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャと数十枚、連写


「ななみちゃん、もう一つお願い」


「後も見せて」

「えー、恥ずかしいよ悠くん」顔を真っ赤にしながら、ゆっくりと後ろを向いてくれた。


お尻のかラインが、これまた、最高!

カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ


写真をいっぱい撮ってしまった。


俺の写真は今までデータには何も入っていなかったけど、七海ちゃんだらけになってしまった。


七海ちゃんは俺が写真を取り終えたあと、長いパーカーを羽織って胸を隠した。


パーカーは胸だけではなく、下も隠してしまった、


残念…


出ているのは、足だけ

でも七海ちゃんの足もすごく、いい…


そして俺たちは、荷物を持って砂浜に来た。

そして適当な場所を見つけてレジャーシートひいた。

「お嬢様、どうぞ」と言ってななみちゃんを座らせた。


「お嬢様、もう一つお聞きしたいことがあるんですけど」

「なによ、もう〜」

「ななみちゃん胸はどれぐらいあるの?」

「そんなこと、彼女に聞くこと?」

「彼女だから知りたいんだよ」


七海ちゃんは真っ赤になりながら小さい声で「70のE」と教えてくれた。

「ななみ姫、ありがとうごぜいますだ」

「70のEか〜」


「なんだか、私、今日、顔が赤くなることが多い気がするんだけど…」

「だって、七海ちゃんの事は何でも知りたいんだもん」


「じゃぁ、今度は悠くんのこと教えてよ」

「俺のアソコのサイズ知りたいの?」

「違うわよ、もう〜」

七海ちゃんが、あっけに取られながら、俺の頭をポカポカと殴ってきた。


膝立ちしながら俺の頭を叩いてきたので、俺の目の前には、パーカーが上にズレて七海ちゃんのおへそが見えた。


その可愛いおヘソを触りたくなって指で突いた。


七海ちゃんが、「キャッ」と小さな声を上げた。


「もう、なにすんのよ〜」と顔を赤くしながら、おへそをかばっている。


七海ちゃん、可愛い


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


お読みくださりありがとうございます。


ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。


大変、励みになっています。


誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。

また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。


クリスとアリシアの物語をお楽しみください。


これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします

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