第3話

「すぐる、ミルクよ」


ありがとうございます。

美味しく飲ませていただきます。


どうも、ミルクが美味しいすぐるです。

取り巻く環境などについても少しわかってきました。


まずは男女比率、これはいつ頃からかまではわからないのですが、男性の産まれる割合が世界的に減ってしまっているらしく、今でこそ減少傾向が落ち着いているようですが、男性は100万人に1人産まれたら奇跡と言われる状況になっているみたいですね。


「ミルクがまだ残ってるわよ、すぐるちゃんと飲みなさい。」


あ、すみませんちゃんと飲みますのでゆっくり飲ませて頂ければと思います。


えーと、

そりゃ、自分が産まれたらニュースになりますね。まだ、お出かけはさせて貰えてないのでわからないですが、ビルの周りはすごい事になっているようです。


その一つが、自分が住んでいると言うだけでビルの周りは地価が数倍に上がり、それでも場所の奪い合いになっているとの事。


「すぐる、ミルク新しく用意したわよ」

あ、ありがとうございます。

でも結構おなかいっぱいなんですよね、、、


うっぷ、、

か、海外でもニュースとして報じられているようで、この間は恵さんに抱えられながら(めっちゃ嬉しい)、うちに来た政府の外交官の方と目まぐるしく顔合わせをした所です。。


「すぐる、ミルクよたくさん飲まないと大きくなれないんだからね」


もうおなか一杯飲みましたよ!

もうこれ以上は入りません、入らないって!


いや、押し付けないでー


誰か!誰かこのミルクマシーンを止めてー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

1:100万の男女比の世界に転生したようで、周りが騒がしいですが気にせず楽しみたいと思います。 ゆるん @yuryryn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ