第5話
一人で過ごしていると、当たり前だが何に対しても気を遣わず、自由でやりたい放題!!
さまざまなことを考える時間もたっぷりある。ただこの状況が楽しいかと聞かれたら答えはクエスチョンだ。人は普段の生活が保てていて、初めて本当の自分を出せる気がする。
自分がいて、主人がいて、息子と娘がいて、仕事をして帰る場所があって、子供が寝てから今日もお疲れ様と言える相手がいる幸せをもう私は知っている。
逆にその幸せに改めて気づけただけでも、この入院生活も無駄ではなかったと言えるのかもしれない。家を空けることに正直不安が無かったと言えば嘘になるが、彼は私よりもテキパキと家事をこなし、料理も洗濯もできる。ただ心配なのは真面目過ぎるところだ。
頑張り過ぎて倒れると困るので外食でもなんでも手を抜くように伝えてある。
そしてこの文章を書きながら、耳では安室奈美恵さんの曲を聴きながら泣いている。
同時に三つのことをやってのける自分はすごい奴なんじゃないかと思った瞬間、自分は何をしているんだと冷静になり笑えてくる。
誰も見ていないことをいいことに心が解放しているのである。ただひとつ言えるのはみんなの顔が見たい。ただそれだけだ。
結局のところ、ただ寂しいということなんだよな。
私のちょっとした非日常 @dagoshi
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