第74話 ただ1人の女の為の勝利と代償。
驚いた。
イーストのツネツギとルルが光で敵を焼き尽くしてくれたおかげで俺はほぼ無傷で城に侵入することが出来た。
後は出たとこ勝負のつもりだったのだが、追いかけてきた兵士や城から出てきた兵士たちはサウス王の光の剣で皆殺しにされた。
戦争に加担しないと言っていた王がこれほどまでの事をしたのだ。
きっと何かがあったのだろう。
だが、今は何よりもアーイだ。
俺はこのチャンスを無駄にしない。
アーイを一刻も早く救い出す。
奥に入ると顔面蒼白の女中が居た。
俺が「おい!」と呼びかけると女中はひどく怯えて居て「ひぃっ!?」と言って振り返る。
「何があった?」
「ひ…ひか…光の剣が兵士たちを皆殺しに…光の剣が私を…」
そうか、光の剣が起こした惨劇を見て気が動転しているのか。
俺が「戦う意志が無ければ大丈夫だ。それよりもアーイはどこに居る?」と聞くと「…姫様?」と聞き返してくる。
俺は頷いて「そうだ、城に居ないのか?ザンネが連れ帰って来ただろう?」と聞くと、女中は少し困った顔をして、アーイはザンネの指示で礼拝堂に連れていかれた事、ザンネも先程から礼拝堂にいる事を教えられた。
「何故そんな顔をしている?」
「姫様がお召しになられた服がウエディングドレスで、ザンネ様も婚礼用の服を…」
ザンネめ、本気でアーイを妻にするつもりか?
俺は女中から礼拝堂の場所を聞き急いで向かう。
礼拝堂は城の北にあった。
扉を開けると、吹き抜けの二階部分には見事なステンドグラスがあり、綺麗な光を放っていた。
その中央にザンネが立ってこちらを見ている。
その奥で椅子に縛り上げられているアーイが居た。
ザンネは俺を見て「やあ、最終王子。本当に来たんだね」と言ってニコニコと笑う。
俺はザンネの笑顔に苛立ちながら「ザンネ!アーイを返してもらうぞ!!」と言うとザンネは楽しそうに「その物言い、物語の悪役そのものだ」と言って馬鹿にしたように笑う。
これだけ騒がしくても寝ているアーイが気になって「アーイに何をした!?」と聞くとザンネは「別に、何もしていないさ。ただ擬似アーティファクトを使い過ぎて昏睡しているらしい」と言った。
擬似アーティファクトの昏睡。
前の時も眠って起きた時は俺達が国境の街に侵入する直前だと言っていたな。
それか…。
「もし仮に君が来た時に暴れても困るからひとまず椅子にいて貰っている。それにアーイは俺の花嫁だ、これから神の使い様が戻られたら結婚をする。それで俺はノースの王になり、世界を征服する」
ザンネの言葉に俺は「させねえよ!アーイは誰のもんでもねえ。だが強いて言うなら俺の女だ!」と言いながらロングソードを抜くとザンネも「へぇ、剣で決着か…。わかりやすくていい。だが君は万が一に勝ったとして、その際にアーイが君を拒絶したらどうする?」と言いながら剣を抜く。
剣が先日見た時と変わっている。
金色の突剣、服と同じ婚礼用の物か、それとも新たなアーティファクトか?
アーイの拒絶?ザンネの言葉を聞きながらそういう状況を考える俺は「そんなもん、簡単だろ?」と言って鼻で笑い飛ばして「俺に魅力が足りないだけだ、男を磨いて出直す」と言う。
そして「ザンネ、お前こそどうなんだよ?」と言った声に合わせて走り出すとザンネが「俺か?俺はアーイの前から邪魔な男を全て排除するさ!」と言って俺に合わせて前に出る。
不思議なことに剣を振る直前の息遣いが聞こえる。「ひゅ」っという音と「ふっ」っと言う音の直後に始まる止まらぬ連続攻撃、細身の突剣の速度に俺のロングソードはしっかり着いていく。
やはりこの剣はアーティファクトなのだろう、いくらぶつかり合っても折れるイメージが無い。
剣撃の最中もザンネは口を開く。
「それに、アーイも王族。国の為には受け入れなければならない結婚がある事も知っている!」
俺は「ふざけんな!」と言いながら速度を一段上げて奴の突剣を突き崩すとザンネは面白そうに「凄いね、まだ速度が上がるか…」と言いながら剣の速度が上がる。
くそッ、ザンネの奴…着いてきやがる。
「それに、国の為には受け入れなければならない結婚と言ったな?じゃあ俺とアーイが結婚するならお前も国の為にと受け入れやがれ!」
「そんなつもりはないさ!」
この間も何十も剣同士がぶつかり合う。
くそッ、こんなやり合いをしていたら剣がやられる。
だがまだ引けない。
お互い息を整える為にも一度離れる。
「君は凄い。正直感嘆に値するよ。そのロングソードを二刀も振るい続ける力…どれだけの努力があったんだろうね?」
「余裕ぶりやがって、お前だってその突剣の技術…、一朝一夕にできるものじゃねえだろ!」
俺の言葉にザンネは突剣を見て「多少は学んださ、だが俺は何事も努力なんてした事がないよ」と言って再度斬り込んできた。
負けられないと俺も前に出る。
そして再び始まる剣のぶつかり合い。
ぶつかりながらも会話は続く。
「何!?」
「俺は昔から多少の事は大体出来たんだ。剣も座学も。アーティファクトもA級だが二個持ちも出来た」
「そりゃあ随分な天才だ!俺みたいに10年間死ぬ気で努力してきた奴の気持ちもわからねえだろうな!」
「君も俺の気持ちなんかわからないだろ?努力なんて必要なかった俺が初めて本気で欲しいと思ったものはアーイだ!!」
「だから俺にアーイを諦めて寄越せって言うのか!?ふざけんな!!俺からしたらお前が邪魔なんだよザンネ!アーイは俺の女だ!」
力を入れ、体重を乗せた一撃。
今までにない鈍い音が剣からした。
一旦距離を取る。
剣を見ると嫌な刃こぼれが目立つ。
このままだと折れる。
回復させるしかない…
俺が「【アーティファクト】」と唱えると剣は元に戻ったが、結構な疲労感が俺を襲う。
ザンネは直った剣を見て「面白い。剣を修復するアーティファクト。それが君の擬似アーティファクトだね。じゃあ俺もこの神の使い様から授かった「革命の突剣」を披露するよ」と言って前に出てきて「【アーティファクト】」と唱えながら突きを放つと剣先から突剣と同じ形で出来た光の剣が6本生成されて突きを放ってきた。
くそッ、シンプルに攻撃型のアーティファクトはマズい。
捌き切れない。
光の剣が俺を襲う。
俺は床に無様に転がった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
激しい金属音。
男の怒号。
そんな物で私は目を覚ました。
状況を理解しようと考えた私は国境の街で擬似アーティファクトの限界を迎えて倒れた事を思い出した。
だが、ここはノース城の礼拝堂ではないのか?
そして前で剣を振るうのはザンネ。
その奥の相手は…ガク!?
どうしたと言うのだ?
それに私のこの格好。
ウエディングドレスに身を包み、椅子に縛られている。
まさかあの後、私はノースに連れ戻されてガクが助けに来たと言うのか?
こんな敵地の中まで来てくれるなんて…
私は涙で前が見えなくなった。
その時ガクの声で「アーイは俺の女だ!」と聞こえてくる。
ガク、今なんて言った?
普段の私なら間違いなく「私は誰の所有物でもない!」と怒るのだが、ガクに言われると何故こんなにも嬉しい。
何故こんなにも涙が出る。
その直後、ガクが距離を取りロングソードの傷を直す。
ザンネは見たことのない突剣から光の剣を放ちガクを攻撃する。
ガクは凄い。
6本の剣を4本目まで捌ききったが残り2本がガクを襲い吹き飛ばされた。
床を転げるガクを見て私が思わず「ガク!」と呼ぶとザンネが振り返った。
ザンネが私を見て「目覚めたか、アーイ!今この男を倒す。そうしたら俺とアーイの結婚式を執り行なおう。俺が全てからお前を守る」と言う。
結婚式?
守る?
私が何も言えずに居るとガクが腹と腕から血を流し立ち上がりながら「まだ…終わってねえだろ?それに言ったろ?アーイは俺の女だってよ」と言う。
私は喜びから「ガク!」と声をかけるとガクは優しく微笑んで「アーイ、助けに来た」と言ってくれた。
私は頷いて「ああ。ああ…」としか言えずにいたが嬉しい。嬉しいのだ。
だが私は何も言えずただ泣く事しか出来なかった。
ザンネは私とガクの間に立つと「アーイ、奴と話すな」と言って振り返りガクを見て「勝負ありだろ?君は俺の剣を捌ききれなかった。俺の突剣は二振ある。つまり光の剣は12本。君に勝ち目はない。ここでウエストを差し出して逃げ帰るなら命は助けてやってもいい。どうする?」と聞く。
聞いているだけで絶望的な状況なのにガクは「誰がそんな世迷言を受け入れるんだよ。どうせお前は魔女の言いなりでアレコレ理由つけてウエストを滅ぼすだろうが。ここでお前を止めないと世界が滅ぶ」と言ってザンネを睨む。
ザンネが鼻で笑いながら「じゃあ、君は世界の為に戦う勇者か?」と聞くとガクは「いや、それは建前だ。俺はただ一人の女の為に戦う」と言った。
ガク?
それは本当?
何があったの?
今までのガクなら間違いなくウエストの為、民の為と言っていたのに…
本当に私の為に戦ってくれるの?
それなのに私はこんな椅子に縛られて何も出来ないのが悔しい。
「何とかしてこの拘束を解いてガクを助けなければ…私なら私とガクなら…あの剣くらい…」
その時、声に出して悔しがる私の背後で気配がした。
「アーイさん、今はまだ動く時じゃない。ガクの戦いを見守るんだ。喋らないで、こちらを見ないで」
そう聞こえた声は次の瞬間には聞こえなくなっていた。
ザンネは不快感を露わにしながら「なんでもいいさ、君は俺に勝てない」と言いガクが「それはどうだかな?別に戦いは剣の数で競うもんじゃねえ」と返す。
「もういい、君は殺すよ」
「そうかい」
そう言うとガクがロングソードをしまって光の剣を取り出す。
「へぇ、そんな奥の手があったんだ」
「この剣と俺の実力があればお前の剣に届くと思うぜ?」
ガクはザンネを見て笑みを浮かべている。
本当に光の剣ならザンネに届くのか?
その雰囲気に気圧されたザンネが一呼吸すると「じゃあやろうか、【アーティファクト】」と言って前に出た。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
強がっては見たものの、勝ち目がとにかくない。
ロングソードで4本目まで捌けた剣を光の剣にすれば重さは殆ど無いので倍は捌けたとして、片手ならまだしも両手となると後4本が残っている。
正直これは笑うしかない。
とりあえずぶっつけ本番だがやるしかない。
俺はアーイを取り戻す。
「じゃあやろうか、【アーティファクト】」
向かってきたザンネの奴が右手の突剣から光の剣を放ってくる。
光の剣は真っ直ぐ突いてくる感じなので、ロングソードで打ち落とせた。
光の剣でも打ち落とせるだろう。
親は一気に集中して「オラァ!」と言って剣を振るう。
よし、何とか片手分なら打ち落とせた。
やれて10本に届くかどうかだろう。
「よくやる…、本当に相当な努力の賜物だな」
「俺は10年前にアーイと俺達で戦争を終わらせる話をしてから、ロングソードを二刀とも遜色ないように振るえるようになるまで毎日修練を欠かさずにやって来た結果なんだよ!」
俺の言葉に「だが、アーティファクトの前では無力だ」と言ったザンネの目が冷たくなる。
両手を使った攻撃だろう。
背筋が冷たくなるが、俺の勝機もここにしかない。
この一撃に全てを賭ける。
「さようならだ…最終王子。【アーティファクト】!」
123…456…
俺の光の剣は右手から放たれた6本の突剣を全て撃ち落とす。
789…
ここまでだ!
ここまでを2連撃目で打ち落す!
101112…
これは食らう。
打ち落す事なんて考えない。
致命傷にならない箇所、戦闘に支障のない箇所で受け止める!
やっぱりとりあえず腹だよな…腹と右胸で3本の剣を受け止める。
剣が直撃した事でザンネが集中を解いて「ふっ、やはりここら辺が限界だったな」と言って
余裕の表情をする。
俺は待ちに待ったチャンスに「甘いんだよ!」と言って前に出るとザンネは「何!?」と驚く。
俺は腰にしまったロングソードを二本ともザンネに投げつける。
狙いは頭と心臓だ!
直撃コースに遭った剣を「くっ!?」と言いながらザンネが必死になって剣で打ち落とす。
俺はそのままでは止まらずに「今だ!」と言って一気に距離を詰めて光の剣で斬りかかるが、剣が当たる瞬間「甘い!【アーティファクト】!」と言ってザンネが消えた。
「なっ!?」と声が出て驚く俺に「一度見せたろ?「瞬きの靴」だよ」と言ったザンネは背後に居た。
「今のは危なかった。危うく殺される所だったよ。まあ、2度目は無いだろうし、俺の方も靴が限界みたいだ」
そう言ったザンネは「やはりどんな努力もアーティファクトの前では無力だ…。悲しいね。最終王子…。今度こそさようならだ【アーティファクト】」と言うと背後から6本の剣が俺を貫く。
剣が直撃した俺は「ぐあっ!」と言いながら剣の勢いでアーイの側に飛ばされる。
アーイが心配そうな顔で「ガク!」と俺の名を呼ぶ。
まあ、このジリ貧だ、心配したくなる気持ちもわかる。
俺はカラ元気を振りまくように「よう、迎えに来たぜ?」と言って立ち上がりながら「待っていろ、今からザンネの奴をぶちのめすからよ。そしたら帰るぞ」と言う。
「ふっ、よく言う」
「ガク!やめろ、逃げてくれ死んでしまう!」
アーイが幼子のように泣きじゃくっている。
俺はアーイの泣き顔を見ながら「バカヤロウ、自分の女の前で醜態晒せるかって言うんだよ」と言って剣を握ってザンネの方を向きながら「アーイ、泣く必要は無い。俺は勝つ」と声をかける。
アーイは泣きながらでも「ガク…」と俺の名を呼ぶ。
それだけで力になる。
ザンネは呆れ顔で「強がりを…どうやって俺に勝つと言うのだ?」と聞いてくる。
俺は胸を張って「そんなもん、今までの血の滲む努力が俺を裏切る訳がねぇ!」と返す。
「気合いが負ける訳がねえ!俺のアーイへの気持ちがお前に負ける訳がねぇ!刺し違えてもお前にアーイは渡さねぇ!例え俺がここで死んでもお前が居なけりゃアーイは幸せになる!」
「王子がそれでは民も大変だな!」
「今は王子だなんだって関係ねぇ!俺は俺だ!大切な女の為に命張ってんだ!」
「いちいち耳障りな…。もういい、いい加減殺す」
俺とザンネのやり取りにアーイが「ガク…」と言ってまた泣く。
「だから泣くなって。まあ確かにあの光の剣が厄介だよな。無きゃいい勝負なんだが、そんな事を言っても仕方がねえ!見ててくれ!」
多分、俺は助からねえ。
だがアーイだけは助ける。
助けてみせる!
「喰らえ最終王子!【アーティファクト】」
ザンネが剣を振る最中に俺の背後から声がした。
「なら剣は僕が何とかしてやる。ガク、行きなよ。大切な人の為に【アーティファクト】」
言葉の次の瞬間、12本の光の剣がザンネの出した光の剣だけを砕く。
「なっ!?」と言ったザンネが慌てて剣を再度出すが、成功なんかしない。その全てを12本の剣が砕く。
今しかない!そう思った俺は「ザンネーっ!!」と叫びながらザンネに迫るとザンネは剣を出す事を諦めて「くそっ!最終王子っ!」と言いながら前に出て純粋に二刀対二刀の戦いになる。
怪我をした分だけ俺が不利?
いや、俺が最初に振るったのはロングソード。
今は光の剣だ。
怪我があっても俺の方が速い!
剣の切れ味自体も光の剣なら奴の剣に見劣りしない。
行くぞ!!
最初と同じ乱打戦。
だが俺はロングソードではなく光の剣。
消耗具合も気にはなるが、今はそんな事を言っている場合じゃない。
「努力は裏切らない」その言葉をくれたのは父上だ。
「気合で負けるな」その言葉をくれたのは兄上たちだ。
俺の命を燃やし尽くしてもいい、今はこの天才に届かせてくれ!!
「うおぉぉぉぉっ!!」
「舐めるなぁぁっ!!」
腕は止まらない。
それどころか本当に命を燃やしているように速度がどんどん上がっていく。
二刀を目指した時、兄上が無理をするなと小振りの剣を勧めてくれたが、それを諫めてロングソードを極めるように勧めてくれたのは父上だった。
城で稽古をつけて貰った時、二刀の敵が俺より強かった場合と言って兄上と父上の二人に稽古をつけて貰って死にかけた事。
ロングソードの振りすぎで腕の色が紫色になって医者に怒られた事。
初めて二刀を扱い切れた日の事。
ってやべぇ、今のは死ぬ前に見るって言う走馬灯か?
気合を入れなおして俺は限界以上の力を出す。
更に速度を上げる。
次第にザンネの息が上がってきた。
よし、後少しだ!!
そう思った時、気が緩んだのかザンネの剣が俺の左腕と腹に刺さっていた。
流石はアーティファクト、すんなりと刺さりやがった。
口の中が鉄臭ぇ!!
激痛が俺を襲い「ぐぅぅうっ!?」と声が出てしまう。
苦しむ俺を見てザンネが嬉しそうな顔で「勝負あったな!!」と言うが俺は一歩前に出て「甘いんだよ!!天才坊ちゃんはよう!!」と言い血を吐きながら右腕の剣でザンネの首を切った。
勝った。
天才に勝つために左腕と腹…と言うか命か…
安いもんだ。
これでアーイを自由にしてやれる。
そう言えば、あの援護してくれた光の剣はサウス王か…
それなら何とかなる。アーイをウエストまで頼む…
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