第19話
<ユリスside>
「『”テレポート”』!」
声が聞こえた瞬間時空がゆがみ、次の瞬間小高い丘へと転送される。
「…っ!」
相手が驚き、それは一瞬のスキを作り出す。
そのスキを、逃さない。
キンっ!
仮面が吹き飛び、素顔が現れる。
「やっぱりあなただったんですね…カインさん!」
「…やはりお前は強いな。ユリス。」
「なぜあなたがこんなことをしているんですか!」
「お前には関係のないことだ。俺はなにがなんでも王女を殺す。そこをどくんだ。」
「そういう風にはいきませんね。」
「しょうがない、お前もここで死んでもらう!」
そうして剣を構えたとたん、剣が光り、爆発した。
「っ!」
「俺が渡した剣なんだ、何もしてないはずがないだろ?」
確かにその通りだ。
…しょうがない、あれを出すか。
そうして僕は一本の黒い剣を収納魔法から取り出した。
「収納魔法まで使えるのか。そしてその黒い剣は、そういうことなんだな…」
よく聞こえないけれども、収納魔法は割と難しいものだからそこに驚いたのかもしれない。
自分も初めてできたときはとても驚いた。
でもこの黒い剣は使いやすい代わりに持つだけで魔力が吸われるからなぁ。
できるだけ短期決戦と行きたいところだ。
「しょうがない、こちらもあれを出すか…」
そういってカインも収納魔法から黒い一本の斧を取り出した。
「やっぱりこっちの方が手になじむ。」
…来るっ!
そう思った瞬間にはもう敵は目の前に来ていた。
ガキンッ!
「これに反応するとか化け物かよ!」
「そりゃどうも!」
間一髪のところで受け止める。
あんまり魔法を使うなと言われていたが仕方がない。
「『”
ユリスの体が雷を帯びる。
「『”
黒い剣が黒い雷をまとう。
「それじゃあ今度はこっちから行くぜ?」
その瞬間、ユリスの姿が消えた。
ガキンッ!
剣と斧がぶつかり合う音がする。
『”
似たような魔法で『”
『”
当然、神経を操る魔法なので下手したら死ぬが今まで死ぬほど練習してきたから大丈夫だ。
「本当に速いな!」
「そっちこそよく反応できますね!」
またはじかれてしまった。
さて、どう攻めるか。
そんなことを考える間もなく、突然僕の背中に悪寒が走る。
その瞬間、僕がいる地面がえぐれた。
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読んでいただきありがとうございます!
更新が遅れて誠に申し訳後ざいません!
高校へ無事に入ることができたので少しは更新頻度が早くなるはずです。
どうか温かい目で見てください…
よければ星お願いします!
無人島遭難者 ~これくらいできないと生きてけませんよ?~ あぶらあげ @gakinotukai
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