第17話 一方そのころ…
<ユリスside>
王女様と別れた後、自分の部屋に戻っていても安心していられなかった。
王様が言っていたことが脳内に反響する。
僕も来るとしたら王女様の誕生日で人がかなり来るこの日だと思う。
今のところ僕の魔力探知には誰も引っかかってはいない。
「…にしてもあれで大丈夫だったかなぁ~」
母親以外の女性にプレゼントを渡したことなんて初めてだ。
正直、黒歴史しか作っていないと思う。
さすがに出会って間もないのに花を渡すのはアレかな…
いやでも他のだと考えつかないし…
うん!これでよかったんだ、これで!
僕は無理やり自分を納得させることにした。
「とりあえず何もない限り、本でも読んでおくか。」
そう思って最近買った魔道具にまつわる本を手に取った時だった。
「…!」
僕の魔力探知に引っかかった。
しかも王女様の部屋からだ。
剣を抜き、僕は急いで王女様の部屋へと駆け込む。
『キッーン!』
「すみません、遅くなりました。」
僕は間一髪、王女様を守ることができたのだ。
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すみません、話の切れ目上かなり短いので明日もう一話更新します。
出来ればそっちも見てね!
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