第8話 ユリスの能力

「じゃあここらへんでいいですか?」

僕は王城の中庭で魔法を撃とうとしていた。

「こっちはもういいぞ!」

カインさんがこっちに手を振る。

念のために結界魔法をカインさんにかけてもらっていた。

王様になんかあったら困るしね。


「じゃあ行きます!」


『”ブリザード”』


辺り一面が銀世界に包まれる。

魔法は主に2種類の分けられる。

・固有魔法

信仰魔法しんこうまほう

そのうちの信仰魔法を撃った。

信仰魔法は『神が人類に等しく与えたちから』とされている。

主に理屈でできており魔力の練り方や打ち方、詠唱などによって効果を変えることができる。

信仰魔法は、炎、氷、雷、土、光、闇の6つの属性に分けられる。

今回撃ったのは、氷属性の、『”ブリザード”』だ。

「…ん!、こんなもんだろ。」


「じゃあ今度は本気でやりますねー!」

なんか大臣が慌てているようだが、大丈夫だろう。


『”超電磁砲レールガン”』


雷属性の上級魔法を空に放つ。

ただこの魔法は上級魔法なだけあって魔力消費が大きいのですぐに自分いるの方向に向きを操作する。


『”暴食グラトニー”」


僕は『超電磁砲レールガン』の魔力を吸収する。

暴食グラトニー』は僕の固有魔法だ。

遭難時に飢えに苦しみ過ぎてやけくそになってたら発動した。

「なんでも食べ、吸収する能力」を持つ。

今思えばこれが発動してからだいぶ楽になったな~。

とちょっとしみじみしていると。

「な、、どういうことだ!」


小太り大臣が急いで近づいてくる。

「何って、魔法を撃ったのですが…?」

「ちがう!、なぜおまえがが使えるのかを聞いているのだ!」

「は?神話級魔法?何言っているんですか?僕が撃ったのはですよ?」

だいぶ興奮気味でいわれる。

「あんなのが上級魔法であってたまるか!君なら魔法界に革命を起こせるだから魔法界に革命を起こそう!」

ん…?なんかこいつ、同じこと言わなかったか?


「まあ落ち着け大臣。それにしてもすごい魔法だったね、ユリス君。」

「これくらいできないと魔物に食われてしまいますからね。」

「こ、これぐらいやらないと死なない魔物ってどんなやつだ!?」

大臣が絶句する。

「あれっ、カインさんは?」

「ああ先に帰らしたよ。それじゃあ君のことは信じよう。」

どうやら信じてもらえたようだ。


「そして君に頼みたいことがある。とても大事な依頼だ。」

ん…??王様なんかが何で僕に…?


「この国の王女、僕の妹の護衛をしてほしんだ。」



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読んでいただきありがとうございます!

この大臣は次の話の後からしばらく出てきません。

進次〇構文をしゃべらせたかっただけなので(殴

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