16【感想雑談?】フィン感認知度向上の相談

 ひえーフィン感二年やってるのに認知度が上がらないよ~!! どうしよどうしよ~びえーん!

 という相談です。


 手前味噌ですが、フィン感は良い感想を書いていると思います。

 そしてweb小説界を見ていると「ちゃんとした指摘をしてくれる人・活動」には大きな需要があります。

 ではどうしてフィン感の認知度は上がらないのか。ドドドンとならないのか。

 「どうしてですかね?」というみなさんへの相談もあるのですが、私としても思い当たる理由があります。



 フィン感のターゲット層が「感想活動に応募していないし応募するつもりもない」人達だからです。



 フィン感はよく「応募者いない応募者いない」とツイッターで言っていますけど、応募者を確保するだけでいいのならば簡単だと思っています。

 ツイッターで「RT読みます企画」をするか、カクヨムで「感想書きます自主企画」をすればいいんです。

 「自作を読んでほしい」「感想を書いてほしい」「指摘をしてほしい」需要に真正面からぶつけられる供給は、「RT読みます企画」や「感想書きます自主企画」ですから。なのでこれをやれば応募数50くらいは稼げるだろうと思ってます。

 ではどうしてフィン感はそれをやらないのか。既存のフォーマットではなくFANBOXに居を構えているのか。


 「自作を読んでほしい」「感想を書いてほしい」「指摘をしてほしい」需要を持つ人達は、フィン感を特別扱いしてくれないだろうと予想しているからです。

 「自作を読んでほしい」「感想を書いてほしい」「指摘をしてほしい」需要を持つ人達の、ツイートや応募企画を見ると、めちゃくちゃ応募しているんですよ。「RT読みます企画」や「感想書きます自主企画」に。「あなたのツイートやリプライ、全部応募関連じゃん」みたいな人がたくさんいるのです。まるで懸賞アカウント。

 別にこういう人達や需要が悪いとは思いませんけど、そこにフィン感が入っていっても、フィン感は“色々な応募先のひとつ”にしかなれないんですよね。

 フィン感は特別扱いしてもらえるぐらいの品質があると思っているのですが、真正面の供給方法では特別扱いしてもらえる確率が低くなってしまうだろうと思っています。


 特別扱いしてもらえないと何が駄目なのか。それは応募者に、フィン感活動の利益になる行動をしてもらいにくくなることです。

 これは懸賞と似ていると思います。たくさん懸賞に応募している人って、ある懸賞に当選しても喜ぶのもそこそこに、次の懸賞にすぐに切り替えるんですよね。「よし当たった。この調子で次の懸賞に応募だ!」という気持ちになりがちで、その当選についてそこまで何か行動を起こしてくれるわけではない。

 それと同じで「自作を読んでほしい」「感想を書いてほしい」「指摘をしてほしい」需要を持ってめちゃくちゃ応募している人って、仮にフィン感が良い感想を書いたとしても「よし良い感想をもらった。この調子で次の企画に応募だ!」という気持ちになって、フィン感への金銭支援とか口コミ支援とかやってくれないだろうと予想しています。場合によってはお礼コメントさえちゃんとやってくれないんじゃないか、とすら思っています。「よし良い感想をもらった。フィン感に恩返ししよう」という気持ちを持ってもらいにくい。

 フィン感を書いても、フィン感活動の利益になる行動をしてもらいにくいんじゃないか。そのように考えています。


 それだと応募者を100人確保しても、活動を大きくしたり広める観点ではあんまり意味がないんですよね。

 感想を100本書いたとして、活動には何が残るのか。「フィンディルの感想」が頭に残る人がどれだけいるのか。そこに期待できないなと。

 現状フィン感には経済的なリミットがありますから、感想を書き続けてリミットに達して書き続けられなくなって、はい終わり。となってしまうだろうなと思っているのです。

 それだとフィン感活動にとっては意味がない。

 経済的なリミットなしに、ただ楽しくて感想活動をずっと続けられる人じゃないとできない方法だと思います。

 フィン感をいつまでも続けていくには、フィン感を続けていくための支援・利益が不可欠です。


 なのでフィン感は「自作を読んでほしい」「感想を書いてほしい」「指摘をしてほしい」需要を回避するような応募形態をとっているのです。たくさん応募する人達の「いつもの応募方法」でない応募方法を採用しているのです。

 フィン感は“色々な応募先のひとつ”ではなく“他でもないフィン感”である必要があると考えています。



 よってフィン感のターゲット層は「感想活動に応募していないし応募するつもりもない」人達なのです。

 フィン感に応募する方のなかには「感想活動に応募していないし応募するつもりもない、でもフィン感は特別だ」という考えになってくれている人が少なくありません。

 フィン感を特別扱いしてくれます。特別扱いしてくれるから、金銭支援とか口コミ支援などをしてくださる。“色々な応募先のひとつ”ではなく“他でもないフィン感”を応援してくださる。それはフィン感活動の利益になります。

 もちろん特別扱いされるだけのクオリティが大前提です。



 だからフィン感の認知度はなかなか上がらないのだろうと思っています。

 だって「感想活動に応募していないし応募するつもりもない」人達をターゲットにした感想活動ですから。小説を読まない人達をターゲットにした小説、みたいなものです。難しいのは当たり前です。

 しかし「小説は読まないけど、この小説だけは特別!」と思ってもらうことは可能ですし、そのように思わせられたらその小説は他の小説にない立ち位置を確保できます。フィン感はそこを目指しています。

 (ちなみにプロ批評家、みたいな方向を目指していないのは私が「商業」「文壇」を嫌っているからです)


 その「感想活動に応募していないし応募するつもりもない」人達に興味を持ってもらえるアプローチ法が、口コミだと思っています。

 感想活動に興味はない。しかし仲良くしている・信頼している作家が「この感想活動良いよ!」と言っていたらやはり興味は持つんですよね。そこに光明を持っていますし、それしかないのかなとも思っています。

 それでじわじわと水勾配のように広まってはいますが、如何せんスピードが遅い。速すぎても“懸賞的応募層”に見つかってしまって良くないのですが、やっぱり経済的リミットがありますから、「口コミでバズっておくれ~!!」といつも思ってます。

 またフィン感をお書きした相手が口コミをしてくれる率が、意外と高くないことにも頭を悩ませています。フィン感末尾で口コミを呼びかけていますし「口コミしてくれ~!」といつも願っています。口コミしてくださっている方はありがとうございます、感謝しています。

 事後の口コミを応募条件にすることも考えましたが、条件としての口コミと自発的な口コミとではモチベーションが違うだろうと思って踏みだせないでいます。口コミの見られ方も変わってくるでしょうしね。



 みたいなことを私としては考えています。

 どうして認知度が上がらないのか。私の考えを踏まえたうえでの相談です。

 どういうような方針や策が考えられますでしょうか? 一緒にフィン感を大きくしてほしいです。

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