私は、フィンディルさんから水木レナさんへの感想にはっとしました。作品名を思い出せないのですけれど、北の方角だった記憶です(違っていたらすみません)。独特の魅力を的確にご本人に伝えていた印象でした。
作者からの返信
水木さんには沢山フィン感を書いているので、どれかはわかりません!
それよりもオレンジ11さんが水木さんへのフィン感をお読みくだっていたことが嬉しいです。わいわい。
水木作品へ実のある感想を書くのは色々な意味ですごく難しいです。また難しさに気づきにくい難しさなんですよね。具体目標型の感想書きはちゃちゃっと書いちゃうんじゃないか、って感じです。それが怖い。
なのでオレンジ11さんが「独特な魅力」と評されていること自体が価値あることだと思います。
こんばんわ! 水木レナです。
専門学校に入って、一番最初に講師にした質問が「プロになった生徒の行動パターンを教えてください」でした。
具体的目標を持ち、具体的方策を求めていました。
結論は基礎を学んで書いて書いて、毎日書き続けること、ということでした。
結果は一年で出ました。
が、具体的目標の敵は、人間です。
具体的方策の前に立ちふさがるのが人間の業で、それを乗り越えねばならないと知ったときに壁を感じました。
周りはすべてライバル、そんな冷たい環境で精神世界を痛めつけられ、ひいては作品世界を否定されました。
そうではない世界があると、その時わたくしは知らなかった。
フィンディルさんの感想をいただいてわたくしが思ったのは、こんなすばらしい贈り物を下さったのだから、お礼をせねばならない、ということでした。
専門学校ではひたすら吸収するだけ、お金を先に払っているのだから当然の権利だと思っていました。
具体的目標は人間を否定しますし、人間が立ちふさがります。
フィン感は、一緒に走ってくれる。
しんどくっても、限界のその先を目ざして。
ひたすら頭を垂れるのみです。
作者からの返信
そのあたりの話を続きの記事で言及してますー。近いうちにあげます。
具体的目標は有限なので席にも限りがあるんですよね。なので同じ目標に向かって賑やかだけど、ライバルでもあって、どうしても勝負の匂いがする。それが合う人もいるでしょうし、合わない人もいる。
抽象的目標は無限なので、一人の小説作者につきひとつの席があるんですよね。だから全員が全員の伴走者になれるんですけど、わかりやすいゴールがないのでどうしても空疎の匂いがする。それが合う人もいるでしょうし、合わない人もいる。
小説作者にとってはどうして創作をしているんですかーという動機の話になってきます。