第8話 えっ、これを高校生が書いたって?
自分が高校生の頃を思い返してみる。
剣道やってたな。めちゃくちゃ下手だったけど。
ギターも弾いてたか、めちゃくちゃ下手だったけど。
勉強・・は、思い出すのやめとこう。
まあ、総じて考えると、深いことは考えてなかったし、よく動き、よく食べ、よく寝てた!そんな感じ(てへぺろ)
将来何になるかなんて全くわからなかったし、なりたいものもなくて、情熱を注いだものもなかったですね。
冒頭から何の話をしてるのかって感じですよね。はい、すいません。
今日紹介するのは、高校生の方が書かれた作品です。カクヨム甲子園に出されてたようなので、多分そうかなと。
物語の舞台は「キロク屋」。
人の記録を買い取ってくれるお店です。
契約が成立すると、結晶になった記憶は、キロク屋に引き取られ、代わりに現金が支払われます。
キロク屋に売った記録は、売主の頭からはすっかり消え去り、なんの記憶を売ったのか、売った本人はわからなくなります。
この店にやってくるのは、様々事情を抱えた人たち。売られる記憶は、悲しいものだったり、怒りのこもったものだったり様々。
その一つ一つに、色とりどりの人生が詰まっています。
この作品を読んで驚いたのは、構成力の高さ。一話一話が短いんですが、ちゃんと構成が練られてて、読みやすいんですが深みがある。
キロク屋という、アイデアも素晴らしいのですが、この世界観を、若いながらもちゃんと作り込んでいるところにとても感心しました。
高校生でここまでの小説を書けるなんてすごい!
小説を書き慣れているキャリアの長い方ですと、文法が〜とか、漢字が〜とか、句読点が〜とかおっしゃる方もいるかもしれませんが、とにかく面白いので、最後まで読んでみてほしい!
びっくりしますよ、物語の完成度の高さに。
個人的には、将来がとってもとっても楽しみな作家さんです。→えらそーですんません
キロク屋
作者 赤猫さん
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