第343話 魔物大量出現3

小説の初めにプロローグ1〜7を書き加えました。

これはアルベルトの物語になります。

よかったらご覧ください。


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俺はチームを組むよりも遊撃として一人で動くことを考えた。


なのでエイミーと仲がいい、アイリスを念話で再び呼び寄せた。


「アイリス、ここをお願いできる?」


「うん、いいよ、私にも撫で撫でして」と言ったのには、驚いたけど、仲がいいから通信していたのかな。


俺はアイリスの頭を撫でてあげると嬉しそうにしている。


アリシアとセラフィーナの顔が、私も‥‥‥という顔をしてるけど、今は戦闘中だから、無視した。


俺が動き出したら、二人とも残念そうな顔をしていた。


こちらも4人体制になったので、俺は透明化の魔法を使って、上空に飛び上がって飛行した。


俺の体を見えないようして後方の魔物を討伐していこうと思ったけど、魔物の進行している逆に飛んでみる。


魔物はバラバラではなく、4方向に進んでいるみたいだ。


それも進むのは、一つの方向から進んでいるということが上空からわかった。


魔物が出てきている場所があるみたいだ。


オーリス王から聞いたけど、こんなに大量な魔物は生息していないということだった。


やはり誰かが操っている可能性があるけど、検索魔法では 引っかかってこないからわからない。


まずは、魔物が出てきている場所を特定することが優先されると考える。


今までこの密林に、これだけ多くの魔物が出る事はなかったと言うことなので、どこかから湧いて出てきている可能性もある。


その湧いて出てきているところを見つけなければ魔物がどんどん増えていくだろうと思うから。


俺は 検索魔法を駆使して魔物が、どこから出てくるのか確認して飛んでいくと、かなりの距離を飛んだけど、まだ魔物の群れが続いている。


どんどん大量にいろいろ生物が湧き出てきているような感じがする。


検索魔法の範囲を広げながら魔物が出てくる方向だけにターゲットを絞ってサーチしてみると魔物が出現する場所が特定できた。


上空からその場所を見つけてみると、なんだか今まで見たことがないような光景が目の前に広がっている。


辺り一面は真っ黒く、どす黒くなっているエリアがあって、そこから真っ黒い魔物が出てきているようだが。


なんだろう、これは。


このぐらいどす黒いエリアが広がっていてらものが多く出現しているような状況を、確認してレイチェルに連絡を取った。


神様が何でも知っていると思うし、レイチェルがこの星を支配している神なので1番適しているだろうと思ってレイチェルに念話してみる。


「レイチェル、聞こえますか?」


「あっ、はい、はい、なんですか」


「今、俺の目の前の光景、見ていますよね」


「はい、もちろん、その黒いのは瘴気ですね。」


「さすがレイチェル、話が早くて助かります」


「いえいえ、でも瘴気なんて、この星にはなかったはずですよ」


「それじゃ、誰かが、作ったということですか?」


「そうなりますね」


「そんなことができる人物に心当たりはありますか?」


「うーん、そうですね、たぶん作るのは、なかりの上位種になると思いますよ」


「上位種というと?」


「そうですね、私でも瘴気を作ることはできないので、私以上の人になります」


「具体的には?」


「大変、言うのも難しいですが、3人ですね」


「その3人と言うのは?」


なんだか、レイチェルの言葉が重い、話すのが嫌そうに話す。


「もう、クリス様も意地悪ですね、もう、わかっているのに、言っているでしょ、創造神ナサニエル様、宇宙神アラスター様、生命の神クリスティアナ様ですよ」


やっぱり


「それで、この瘴気は、どうすれば消すことができますか?」


「クリス様は、聖属性の魔法を使うことができるでしょ」


「はい、使えます。レイチェルも使えるんですよね」


「‥‥‥わ、私は‥‥‥使えません」


「えっ、どうしてですか?」


「今まで、嘘を言っていましたけど、クリス様は、本当は、私よりも上位なんです」


「えっ、そうなんですか?」


「はい、だって悔しいじゃないですか、神になりたての、あなたが、私よりも上位だなんて、本当に、私も信じられませんよ、もう、どうなっているんですかね」


「それは、俺が聞きたいですよ」


そうかぁ、だから神レイチェルは、俺のことを様付けで呼んでいるのか。


「わかりました、聖属性の魔法であれば瘴気を消すことができるんですね」


「はい、大丈夫ですけど、低レベルの魔法では消えませんよ」


「えっ、そうなんですか?」


「クリス様、今まで、あなたは、勇者の力を使っているつもりで神低レベルの力しか、使っていないでしょう」


「言われれば、そうですね、勇者の力という感じで使えば、勇者レベルの能力しか出ませんよね」


「はい、そうですよ」


「だから瘴気を消すために、神の能力を使えということを言っているんですよね」


「わかっているじゃないですか」


「勇者の力を使うときに、勇者として使えば、勇者レベルの力を使うことができますが、神として使えば、変幻自在に使うことが可能でしょ」


「じゃ、やってみます」


俺はレイチェルと念話を解除した。


ここでアイデアを思いついた。


神の力として俺自身の分身の術を使うことを、今、考えてみた。


分身の術なんて、初めて使うけど、俺は、それが何となくだけど、できると思うから。


今でも基礎魔法は展開しているので、精神集中で俺の分身を3つ、作り出した。


そしてそれぞれを各陣営に配置する。


もちろん1体は、オーリス王国に、もう一体は、リッチェスト国に、さらに一体はライオネル公国の元に。


俺が、同時に三か所、現れたことで1時間くらい経つと形勢がかなり違ってきている。


そして瘴気の元を立つために、俺は瘴気の上空に停止する。


魔物が大量に出てきただけあって表記のエリアは、数キロにも及ぶ。


聖属性魔法と言うのは、治療にも使う魔法にもあるので、そして回復させることもできる魔法でもあるけど、悪いものを消す力もあるみたいだ。


しかしたぶん、イメージの仕方が違うと思う。


傷を治すのでもないし、 回復させるようなものでもないので消すと言うイメージが、いまいち掴みにくかったんだけど、考えるとだんだんイメージができてきた。


よーし、やるぞ


俺はどうしてかわからないけど意気込んだ。


あのドス黒い瘴気を消すと言うイメージで聖属性魔法を発動してみると俺の手から金色のキラキラしたものが大量に飛んでいく。


金色のキラキラしたものが、俺の手から出て、どんどんドス黒い瘴気に広がっていき、瘴気が薄くなってゆく。


どんどん 瘴気が薄くなりながら、魔物も実体化するのがなくなって出てきた瞬間に消滅していく。


俺は完全に瘴気がなくなったのを確認して、周辺にも瘴気が発生しているエリアがないか確認をしてみた。


そうすると小さい生生のエリアを見つけたので、そこにも飛んで行同じことを繰り返して完全にドス黒く広がった瘴気のエリアを消し去ることに成功した。


しかしまだ湧き出た魔物は消えていないので、魔物を減らすことをしなければいけないが地中の中から波打つ感じがしてワームが出てきた。


10メートル以上の大きさのミミズのようなワームが地面の中から出てきている。


見た感じ気持ち悪いから早くやっけるために、爆炎の魔法を大きく開けた口の中に放り込んだ。

お読みくださりありがとうございます。


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いつもご覧いただきありがとうございます。


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