第318話 人と神(後半)
でも、今は、女性たちと、温泉を楽しもう。
なんにしても、殺されたり、生き返ったりしているから、心労がひどい。
心労は、魔法で癒すことは難しいけど、精神魔法なら可能なのか?
まぁ、今は温泉に浸かっているので、ここで、精神魔法を使うわけにはいかない。
これからは、神獣たちにも、レベルアップできるのであれば、やっていかなければいけないし、神獣たち以外にも必要になってくる。
あっ、そうだ、レイチェルがいるうちに、
「あのーレイチェル」
「はい、なんですか」とレイチェルが俺の方に向きながら、立とうとしたので、胸は見えたけど、それ以上は、アデルとエイミーとアイリスの今まで話していた3人に抑えたれた。
残念
「ここにいる神獣たちは、もっと強くなることはできますか?」
「うーん、そうですねー」
「俺を殺した奴に対処するために、俺が必要なんです」
「神獣たちは、これ以上は、難しいかもしれませんね」
「そうですか」
「あっ、でも、クリスが強くなれば可能かもしれませんよ」
「えっ、俺がですか?」
「はい、神獣たちと契約しているでしょ?」
「はい、必然的に、神獣と契約する主人は、それだけの能力がないとできませんし、たとえ、召喚魔法を行使しても、出てこないと思いますよ」
「はい、だから、あなたが能力を上げていくことができれば、必然的に、力が上がると思いますよ」
「だから、俺次第と言うことですか?」
「はい」
「だた、あなたが能力をあげることができるか、ですね」
「そして、神獣たちも努力することも必要でしょうけど。
「レイチェル、聞きますけど、神である俺は、能力を上げることができるんですか?」
「はい。できますよ、私も、今でも勉強と監視と能力を上げていますから」
「「へー、レイチェルでもですか?」
「あー、今、失礼なことを考えていませんでした?」
「いいえ、考えていませんよ」
「そうですか? 神でもレベルがあるって言ったでしょ」
「はい」
「私は一級の神なんですよ」
「ほー」
「ほんとうに変なことを考えていたでしょ?」
「ええ、まぁ」
「では、俺は、なん級なんです」
「えーと、あなたは3級ですね」
「3級ですか」 なんだか3級って聞くと、たいしたことないように思えてしまう。
「創造神ナサニエル様は、何等級なんですか?」
「あの方は等級はありませんよ」
「じゃ、宇宙神アラスターもですか?」
「はい、もちろん、あの、お二方は特別ですから」
「特別‥‥‥」
「宇宙神アラスター様が、宇宙自体を維持しているでしょ、そして創造神ナサニエル様は星を作っているんです
あっ、そういえば、大切な人を忘れてました、生命を与える神様がいました。
それが生命の神、クリスティアナ様です。
クリスティアナ様は、私の憧れる神なんですよ、お優しいし、美人だし、スタイルも良くて」
この星だけではなく、宇宙自体が、この3人の神様によって作られていくんですよ」
ここにいる全員が、初めて聞くような話に耳を傾けている。
へー、この正解が3人の神によって維持させていると言うことかぁ。
なんだか、すごい話を聞いた。
最高神は、創造神ナサニエル、宇宙神アラスター、生命の神クリスティアナの3人なんだ。
そして、3人の神の下に、星を支配する神でレイチェルみたいなのがいるということか。
宇宙神アラスターが宇宙を維持して広げていく神であり、創造神ナサニエルが星を作り、その星に生命を与えるのが、生命の神クリスティアナなんだ。
「そう言えば、生命の神はいるけど、死の神はいないの? 俺、昔、本で読んだんだけど、物語には、生命の神と死の神がいるって書いてあったけど」
「それは、物語ですよね」
「うん」
「死の神はいるのは、いるんですが、生命の神クリスティアナ様から、命を与えてもらった時点で、人は、どこで死ぬって決まっていますから」
「そうなんだ」
「はい、でも、あなたがアリシアを、あの時、助けたことで、色々と変わってきていますよ」
「えっ、そうなの?」
「はい」
アリシアの方を見ているレイチェル
「アリシア、あなたは、あの時、死んでいるはずでした」
アリシアが、怯え《おびえ》出して、横のソフィアに体を寄せている。
「死んでいるはずのアリシアが、あなたが助けたりしたもんだから、もう大変でした」
アリシア「えー、わたし、あの時に死んでいたんですか?」
「はい、もう少しクリスが間に合わなかったら、アリシアは死んでいました。
たまたま、手紙が早く届いて、これも、たまたまですがクリスが早く到着したから、アリシアは助かっていたんですよ」
「偶然の一致ですか」
「いいえ、それを成し遂げたのが、クリスが、そこに関係していたからです。
「えっ、俺が‥‥‥」
「はい」
「じゃ、俺じゃなかったら、間に合わなかったと‥‥‥」
「そうなりますね。
あなたは自覚はないでしょうが、それを叶えるだけのものを持って生まれてきています」
「それは、どう言う意味ですか?」
「あなたには、加護として、昔から勇者と救世主の称号がついていました。もちろん、努力もしないものは称号はあっても、称号通りになることはありません。
でも、あなたには、その可能性も大きくあり、時代を担う人間だったからです。
邪な気持ちに支配されることもなく、偉ぶることもなく、調子に乗ることもありませんでした。
勇者というのは素質も必要です」
「他の星で起きたことですが、そこの星では勇者が、あまりにも傲慢でメンバーにも見放され、人と敵対してしまいました。
つまり人間と勇者の戦いが起きてしまいました。」
「勇者と言っても、色々な性格の人がいますので、本当に、どうして、こんな人に勇者の称号がついたのか、今でも疑問の勇者ですよ」
「幸い、私が管理している、この星では、あなたが勇者で助かりました」
「あなたが、この星の勇者になってくれたのは、本当に、私たちの神仲間のうちでも評判ですよ」
「いつも、羨ましいと言われてます」
レイチェルが胸を張るから、お風呂で、そんなことをすると、トップが見えるって、もう。
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【注】:この物語は独自のものですから、ギリシャ神話やローロッパ神話などのものではありません。名称も、あくまでもオリジナルと言うことを、ご理解ください。
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