第93話 翌朝の事
アリシアと初キスを交わした翌朝、馬車の中で目が覚めた。
馬車の天井を見ながら目を覚ましたが、どこかから、すぅ、すぅーと寝息が聞こえてきている。
俺は少し起き上がってバリケードになっているクッション越しにアリシアの顔を見た。
そこにはかわいい寝顔をしたアリシアが、こちらを向いて寝ていた。
目線を下にやると、な、なんと胸元のボタンが1つ外れて胸の谷間が現れていた。
なんと、至福の時間なんだ、神様、ありがとう、
じーっと見ても寝ているアリシアは何も文句もいわない、
さらにじっーとみても谷間しか目がいかない。
まさに谷間に目が釘付け
本当に見ている時間がすごく至福のように感じた。
アリシアが寝返りを打って反対に向いたので、残念ながら胸の谷間観賞は終わったけど。有意義な時間でしたとあとで言っておこうかな。
うそだよ
アリシアからグーで殴られてしまう。
至福の時間が無くなってしまったので、俺は馬車から出て朝食を準備することにした。できるだけ馬車を揺らさないように降りてきた。
そして昨日、アリシアからキスされた思い出の焚き火の前に来た。
焚き火の前に来たら、昨日のことが思い浮かぶ。
アリシアに昨日、全て俺のことを話した。
アリシアは俺のすべてを受け入れてくれて、そしてアリシアからキスされた…
決して弟のような感じでキスされたわけじゃないと思うんだけど唇だったし。
昔からアリシアは俺を弟のようだと言って思っている。
多分、少し進展したのかなと思って魔法で焚き火に、火をつけてお湯を沸かし始める。
俺は昔からアリシアが好きで、前世の記憶が戻ってからもアリシアのことが好きだ。
アリシアを守りたいと思う。
そしてアリシアとできるだけ長く一緒にいたいとも思っている。
そうなれるように、頑張ろう。
そして、お湯が沸騰してきたので、何を食べようかなと思わずにお湯を作ってしまったが、お肉と野菜を入れて、昨日と味を変えて、とうもろこしを入れてコーンスープを作ってみる。
そしてなんといっても必要なのは牛乳。
そこで朝早くからいるかいないかわからなかったが村に行って搾乳をしていた人を見つけて牛乳を分けてもらった。
やったね。
牛乳を分けてもらいに村から戻ってくると、アリシアが起きていた。
アリシアが火の管理をしていたので、焦げることもなく鍋に牛乳を入れて温める。
暖まった牛乳をコップに入れてアリシアに、「はい」と言って差し出す。
アリシアは、「ありがとう」と言って受けとる
アリシアは温かい牛乳を受け取ると両手でコップを持ってゆっくりと飲み始める。
そして俺は鍋にも牛乳を入れてスープを作り始める。
今日は新鮮な牛乳をもらえたので、牛乳づくしの朝食になる。
出来上がったコーンスープをお皿に移して、「さぁ、食べよう」と言って食べ始める。
アリシアが、「クリスごめんね、本当は私が作んなきゃいけないのに」と言ってくれたので、今度、お願いするねと言っておいた。
朝からアリシアの谷間が見れたし・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます