第48話 ランクアップ

俺たちは1階に降りていくと、先ほど受付を担当したお姉さんがどこにいるのか探した。


ギルド長の部屋に入るときに、結構な時間が経ってしまっているみたいでギルドの中は閑散といた。


受付で書類整理をしているお姉さんを見つけたので、受付に行ってみると、顔を上げて俺たちを見た。


俺たちは何も言わずに受付のカウンターに、巻物5枚とギルドカードを差し出した。


受付嬢は、「こちらが依頼達成の報酬になります」と言って袋を出してくれた。


「金貨10枚になります」と言って、俺たちはそれを確認した。


そしてお姉さんが今度は、ギルドカードの端末に何かの操作をしだした。


こちらからは何をしているのかは見えない。


そして別の新しいカード5枚を持ってきた。


そのカードには今までは色はなかったんだが、青色になっていた。


そして青いカードにはBランクの文字が見えた。


受付のお姉さんが5枚のカードの操作を終えて我々に渡してくれた。


名前を確認してください、と言ったので受け取って名前を確認して間違いないことを伝えた。


「あなた達パーティーメンバーすべてBランクとして登録されました」


Bランクと言うのは、宿に泊まる時にも割引等の優遇措置や、買い物をする時でも食事をする時でも優遇を受けることができます。


と嬉しいことを姉さんが言ってきた。


そういう優遇はBランクからだそうだ。


ある程度、お姉さんから説明を受けると、俺たちは冒険者ギルド出て宿を探すことにした。


まずは今日、泊まる宿を見つけて、それから食事に行くことにした。


安い宿もあるけど、少しだけギルドカードもランクアップしたので、宿もランクアップしようとみんなで話した。


安全な所もいいけど、キレイな宿屋が一番だそうだ。


もちろんお風呂は必要と言われた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る