第10話 現実

前世のことを振り返れば、アルベルトとして生きてきて、記憶と魔法の力を授かり、そして、クリスとしての能力をプラスしているが、どうも、それだけじゃない気がする。


その理由は、時々、見ることができる白い空間で、会話もなくあうことができる人物のこと。


始めは夢の中の出来事だと思っていたが、どうも、違うような気がしてきた。


その理由は、何度も同じ光景をみるが、少しずつ何かが違うからだ。


夢見る部屋は同じようだが、会う人物の笑う顔や、体も動作が違う。


俺が夢の中で創作しているように、まったく同じ夢じゃない。


このことはアリシアにも親にも内緒にしている、と言うのも本当の夢の中かも知れないから。


なんだか、その光景が思い浮かぶ………俺の肩に手をかけ、クリス………それは夢よと鼻で笑うような光景が………


でも、時々、思うアルベルトの経験した人生は、けっこう、悲惨な状況だと思える。


親が、失踪していなくなり、一時、村長の預けられたが、幼いアルベルトは悲しむばかりで、村長は、うざくなり、アルベルト軍に売る………


そして軍に行けば、下働きの下僕扱い。


寝る部屋もなく、掃除道具入れで寒い冬も寝ることになるなんて。


それでもアルベルトは、魔法の練習はしていたみたい。


その才能を認められて、魔法師として活動を始める。


しかし、魔法師としての資質が高いため、士官になることができたことから、滅亡の道は始まっていく。


アルベルトの活躍を目にしたお姫様のライラが、アルベルトを近衛騎士の護衛をして採用する。


しかも、同じ国の軍に所属していた奴らから、最後は殺される………


アルベルトのライラを思う心は最後まで残り、本当の最後にアルベルトをライラの元に転移させる。


今のご時世、転移魔法なんて、ロストスキルに入ると思う。


そんな特殊な魔法があれば、良いなと思って、考えていたら、あるとき使えた………





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お御読みくださり、ありがとうございます。


まだ2話しかありませんが、以前から書いていた新作を投稿しました、


『ミステリアス舞』っていうタイトルで高校生が主人公で現代もののSFファンタジーです。


よろしくお願いします。

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お読みくださりありがとうございます。


ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。


本当に多くの方の支援には心より感謝しております。

そして、何よりも小説を書くための励みになっています。


誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。


また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。


クリスとアリシアの物語をお楽しみください。

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