第12話 最後の話、国語というものは

フランスという国で

国語は、フランス語です


イギリスという国で

国語は、イギリス語です


日本という国の

国語は、日本語です


日本語は、漢字も英語も補完語で

基本は「かな」です

かなは、音による座標で、物事を伝える仕組みを持っていて、形も、日系人が主張するように単純に漢字を崩したものではありません。「あ」という字の形ですが

日系人が支配する認定教科書では「安」だと教わりはしますが、音の理屈では、tというアルファベットを、「の」に突き刺しているという方が、意味が正確になります。

そして、「の」という音は、「心」という字を崩したと主張される「ん」と「お」の英字で書くことができます。「No」ですよね

ナンバーのことです。否定のことです。

そこに、tを突き刺すなら、「あ=not」

私という意味の「吾」や「I」を加えると

「INOTI(命)」命の言葉の始まりのあは、「私がいう」ので「語」です。


言葉には魂が宿る

それが、言霊


そんなことを言い出した人は

かなの理屈を整えて、気がついたのですよ。


皆はね。

国を謀っているので、言霊ではなく言葉なんです。

皆にそれを伝えている人もね、皆と同じ傾きのなかにいます。

言霊は、あっても、皆には発動しないわけです。

皆は、生まれたときから、自命に嘘をついているから。木が寒さに備えて、葉を落とすように、気がついたら、命を落としてしまうのです。


その国の言葉を、国語と呼びます。

語=命

口には、玉(命)の語だからです。


フランスの王様、イギリスの王様、

国の定義はvoiceという外国の言葉で、語(声)を表しても、命なんです。VAIO。


対象を正しく示す言葉が、国語を変えても

物の特徴を表すこと、というルールが共通です。だから、翻訳が叶うのです。


宗教が、政治に侵された時

翻訳が、本厄と悪戯されました

言葉が分かると、

長のいうことを聞かなくなるからです。


ここは間違いですよ。

間違いを導かないで下さい。


そう言われると、

長であることは、神様だと思う人は

自分が、神様のように崇められなくなると思うわけです。あの人は神様ではなく、同じだから、威張ってほしくない、と思う人も出てくるでしょう。


そういう争いは、言葉が命だと理解できていないことの証拠です。


生まれてきたときに、命は、一定の限定的な許可があって、命として成立しています。

着床しても、うまく育たない「死産」も、あります。

命として、今、そこに存在がある以上、限定的には、許されています。

限られた材料のなかで、一生をどう過ごすのか。

それは、命と体と世界の関係次第なんです。


寿命を伸ばすなら、自分の命の本当を知らなければ、ありがたいと思い込んでいるだけになります。


知らないことは、始めてやると、失敗ばかりです。知っていることだと、はじめてでも、何となくこなせます。


違いますか?


人生にも同じことが言えます

自分の命を正しく知らないなら、失敗ばかりかもしれません。

自分の命を正しく知れば、人の言う豪華に憧れずとも、命の豪華の意味を知るでしょう。

そこに、必ず全部、詰め込まれていますから。


私が、伝えたいささやかは、

日本語の国に生まれて、嬉しいな。

そういう理由が、命にあって良かったな。

たかがそれだけで

されどそれのみなのでした。おしまいです。





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日本語のこと ひかりは以万 @ima-hikali

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