第5話 尾行開始

「了解っす」

 

そういって再び車は走り始める。道中は俺も裕也も会話をしなかった。

 会話がないとまたあの考えが浮かんでくる。


『今後の方針を詰めていこう』と言ったが俺は方針決めを行ったことなんてない。つくづく所長のお供だったことを実感する。だが所長は決して俺や裕也を助手として扱わない。

 俺を一人前の探偵を言うが、俺は自分で調査方針やその都度行先を決めたりなんてしたことがない。ここまでの行動もほとんど所長と同じやり方だ。俺は所長のようにはなれないはずなのに所長の真似事なんかして、できる探偵気取りなのではないか?俺はこの調査をやり遂げられるのか?後輩にノウハウを伝授してやれるのか?俺にできるのか?もしも会社に行って何もなかったら?……とそんなことを考えているうちに事務所についたようだ。裕也が何か言っている。


「肇さん!着きましたよ! 」


「あぁ悪いちょっと考え込んでて」


「午後からなんか変っすよ? 」


「気にすんな。平気だ」


「ならいいっすけど」


そういってビルの階段を上り始めるいつもは俺が所長の後を追って上っていたが、今日は俺が先に上っていく。


カランをいつもの鈴の音の後にマスターの渋い声が聞こえる。事務所は不思議と安心できる空間になってしまった。

 もう3年ぐらいだろうか?多くの依頼をこなしたがやはり、所長ありきで調査をしていた俺は今後の方針を決めかねていた。


「おかえりなさい。今日はもうおしまいですか? 」


「いいえ、調査対象の帰宅時間まで時間があるので一度帰ってきたんです」


「そうでしたか。留守中は特に何もありませんでしたよ」


「ありがとうございました」


「いいえ。コーヒーお淹れいたしますか? 」


「お願いできますか? 」


「お任せください」


そういってマスターはガリガリと豆を挽く。すでに事務所内にコーヒーのいい匂いが広がる。


「さて、今後の方針だけど」


「会社に行くんすね」


「そうだ。会社から出てきた瞬間から帰宅の瞬間まで尾行する」


「おぉ!探偵っぽい! 」


「っぽいじゃなくて探偵だろ」


「そうっすけど、今まで何にもしてないっすもん」


「そうだな(笑)」


「じゃあ、誰かを尾行するのも初めてだな? 」


「はい。でも尾行ってあれでしょ電柱の角に隠れたりするやつ」


「そんなことしてみろ、すぐにばれる」


「なんで!? 」


「町でそんな奴がいたらどう思う? 」


「怪しいっすね」


「それが毎日続いたら? 」


「警察に相談しますね(笑)」


「そうなれば、調査どころじゃなくなる」


「じゃあどうするんすか? 」


「相手がサラリーマンならこっちもサラリーマンになる」


「? 」


「目立たないようにするってことだ。後ろをつけるんじゃなくて視界に常に対象が入っているようにすればいい」


「なるほど分かりました! 」


「本当か? 」


「大丈夫っす! 」


「本当に? 」


「はい! 」


「分かった。じゃあ次は……」


「お待たせしました」


とマスターがコーヒーを淹れてきてくれたようだ。コトっと机にコーヒーカップが置かれる。俺はありがとうございますとお礼をし、早速口に運ぶ。苦みと酸味のバランスが取れていて深みのある味わいだ。やはりマスターの淹れたコーヒーは格別だ。


「やっぱり美味しいですね」


「ありがとうございます」


「今回は不倫調査ですか? 」


「えぇ」


「そうですか。いつの時代もあるものですね」


「これがないと俺たち仕事無くしちゃいますからね(笑)」


「ははは、そうですね。不倫様様ですね」


「えぇ。ほんとにそうです」



探偵とはそんなもので、凶悪犯に立ち向かい難解な事件を解決するなんてことは現実だと厳しいようだ。不倫であったり、素行調査だったり、地味で人間の汚い面を目の当たりにしないといけない仕事なのである。



「っと邪魔建てして申し訳ありません。飲み終わったものはお下げしても? 」


「はい、お願いします」


「おや?新人君はコーヒー苦手でしたか? 」


「いや、俺はミルクがないと飲めないんすよ」


「それは失礼いたしました。すぐにお持ちします」


「すんません」と裕也は申し訳なさそうに言う。俺にもその態度で接してほしいものだ。


「お気になさらないでください」


「さて、明日からは通勤から帰宅まで尾行しよう。あと一番怪しいのは会社の昼休みだな。よし、社員食堂の位置を調べるぞ」


「なんで社食なんすか? 」


「そこを俺たちが見張れる位置にあるかないかで得られる情報量が違ってくるからな」


「でも社食で普通に男と飯食ってたらどうするんすか? 」


「そうしたら、会社には不倫相手がいないという可能性が出てくる」


「そしたら、全部やり直しじゃあないっすか」


「そういうことも往々にしてある」


「えー!探偵って大変すね」


「お前もやるんだからな、全部一から」


「勘弁してくださいよ」


「もう遅いわ」


「会社に不倫相手がいることを願うしかないっすね」


「まぁ、出たとこ勝負だな」


「そうっすね」


「んじゃあそろそろ会社に向かうか」


「まだ14時30分っすよ早すぎじゃなないっすか? 」


「会社付近の調査もやるからな、早いが出掛けよう」


「了解っす」


「マスター僕たちまた出かけますのでよろしくお願いします」


「お任せください。気を付けて」


「ありがとうございます」


「マスターのコーヒー最高っした」


「ははは、ありがとう。いってらっしゃい\」


「はいっす! 」


そういって俺たちは階段を下る。時刻は14時30分を少し過ぎたころであろう。小学校低学年の児童たちが何やら楽しそうに話しながら帰路についている。もしも渡辺さん夫婦に子供がいたら不倫をする両親のことを何と思っていたのだろうか?小学生の頃の親の存在はかなり大きなものだ。それが突然片親になったら子どもはきっと混乱しただろう。


「肇さん? 」


「なんだ? 」


「これから会社に行くんすよね? 」


「そうだ」


「俺Suica忘れたんで戻ります」


「あぁ、俺はここにいるから早く行って来い」


まだ歩いて数分しかたっていなかったため裕也はすぐに戻ってきた。


「すんません。お待たせしました」と息を弾ませながら裕也は戻ってきた。


「じゃあ、行くとするか」と俺はそんなに急がなくてもと若干呆れつつ駅へと向かう。


「はい! 」


「元気いいな」


「だってようやく調査やれるんすよ? 」


「尾行のやり方は? 」


「相手に疑わせない。視界から外さない。っすよね? 」


「そうだ。よく覚えてるじゃないか」


「俺大事なことは覚えてるんで(笑)」


「そうか。くれぐれも疑われるようなことはするなよ」


「分かってますって(笑)」


「笑い事じゃないぞ」


「肇さんが心配しすぎなんすよ。母ちゃんみたいっすね(笑)」


「お前が心配されるようなことするからだろ」


「それ母ちゃんにも言われたっす」


「それほど皆から心配されてんだよ(笑)」


「もう子どもじゃないんすよ。俺だって」と裕也は少し不貞腐れているようだ。


ーそのようなところが、母親に心配される所以であろうと俺は思う。ー


「分かってるわ(笑)」


「ならいいんっすけど。母ちゃんはそうもいかないみたいなんすよ(笑)」


「俺の母親もそんな感じだ。どこもそうなんじゃないか(笑)」


「そんなもんすかね(笑)」


「だろうよ」



そんな会話をしているうちにもう駅に着いた。ここから真さんの勤める会社には上り方面の電車で1時間ほどかかる。この路線はかなり列車の本数もあり、おおよそ10分に1本列車があるだろう。乗り遅れたら1時間来ない俺の地元とは大違いだと、この街に来た頃は驚いたことを思い出す。


まもなく、列車が参ります。危険ですので黄色い点字ブロックの内側まで下がってお待ちください。と機械音声での構内放送がかかる。その数秒後にゆっくりと列車がホームに入線した。列車のドアが開くとそれなりの人数が下りてくる。さすがはベッドタウン時間帯に寄らず乗降客数は多いようだ。座席もそれなりに埋まっており俺たちはドア付近に向かい合って立つことにした。


「ご乗車ありがとうございます。この列車は……」とまたも機械的な車内アナウンスが入る。

最近の電車は電光掲示板もついているし、人間がやることなんてあるのだろうかと思ってしまう。


 それから目的の駅まで結局座ることもできずに1時間立ちっぱなしであった。尾行や張り込みなど意外とハードなこの探偵は体力や忍耐力がつく。だが初調査の奴にはそれなりに効いているようで裕也に疲れが見え始める。この調子でこれからの尾行はうまくいくのかと心配になる。改札を抜けると大きなバスロータリーになっている。そこから、幾つか会社直通のバスも出ているようだ。だが、真さんが勤めるアリシアは駅から徒歩10分と好立地である。流石は大手化粧品メーカーといったところか。


「ここみたいっすね」


「あぁ。そうだな。よし、会社の周りを一周するぞ」


「なんでっすか?」


「出入口の数と箇所を確認する」


「それと社員食堂とかの施設の位置も把握出来たら上出来だ」


「了解っす」


俺たちは会社の周りを一周する。正門から時計回りに進んでいく。時計で言うと正門は6時の位置にあって大通りに面している。

アリシア社の構造は、大きな建物があり、その周りにいくつかの小規模な建物があるような構造だ。おそらく一番大きな建物がオフィスとなっているだろう。


「あっ!肇さんあれ見てください」


「社員食堂。調査がやりやすくて助かるな。この建物を建てた人に感謝だな」


「ほんとそうっすね(笑)」


「てかこの食堂一般利用もできるみたいっすね」


「化粧品会社が本気で美容に良い食事を作ります!ですって(笑)」


「ここまで楽だとは思わないかった(笑)」


「そうっすね(笑)」


「ここにも門があるな。社員食堂一般利用の方はこちらからお入りください。か」


「でも、ここは5時閉門って書いてありますね」


「ここは出入口としては使えないな」


「そうっすね」


「よし、他の出入口も探すぞ」


「はい」


「ここは?商品搬入口か」


「みたいっすね。まぁ出入口と言えば、出入口ではありますけど」


「ここから出てくるのは怪しすぎるな」


「そうっすね。でもここって工場ではないっすよね? 」


「あぁ。だがおそらく新商品の研究開発が行われているんじゃないか? 」


「あぁ!それなら納得できますね」


「退勤時間になったらお前はここを見張れ。俺は正門のほうに張る」


「分かりました。でも他にも出入口があったらどうするんすか? 」


「人が通る確率が高い方を張る」


「分かりました」


 そういって俺たちは再び歩き始める。俺は内心焦っていた。これ以上出入口があると張り込みが出来ない箇所が出来てしまうからだ。もしもそこから抜けられてしまえば失尾、つまり尾行が失敗となる。だが幸いにも正門、社員食堂、搬入口以外に出入口と呼べそうなところはないかった。その気になれば植え込みから外に出ることもできるが、そんな状況になればすでに俺たちの存在がばれていることになる。そうなれば本当に終わりだ。


「出入口ほかになくてよかったっすね」


「そうだな。じゃあさっき言ったようにお前は搬入口の方を見張れ。なんかあったら連絡しろ」


「了解っす! 」


「待て」


「なんすか?尾行の時は、怪しまれず、視界から外さないでしょ。わかってますよ」


「違う。ジャケットはこれを着ろ」


「なんですか?てかなんすかその荷物?ずっと持ってますけど」


「怪しまれない


「あと、これも」


「メガネ? 」


「フレームにカメラがついてる」


「あんな何にもないところでカメラ持ってたら怪しいだろ」


「すげー!こんなのあるんすね! 」


「声!少し静かに喋ってくれよ! 」


「すんません」


「よし、さっきとはだいぶ雰囲気違うな」


「行って来い」


「はい! 」


 全く返事だけは良いんだが。あいつはうまくやれるだろうか?そんなことを考えながら俺もスーツのジャケットを着替え帽子とメガネをかける。そして時刻は午後17時ぐらいである。俺は大通りの反対側の会社のエントランスからアリシアの正面入り口を見張る。車どおりは多いが、出ていく人物はほとんど見える。17時をすぎたためか帰路に就く社員も増え俺はすっかりこの会社の社員になりすますことが出来た。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 それから2時間が経過したころ、裕也から連絡が入る。

『まだ来ないっすか? 』こいつ目を離すなよと思いながら俺は『まだだ。入り口から目を離すな!』と返信する。しかし、2時間も待つとはなかなか忍耐のあるやつだと感心していると、正面エントランスから写真の人物が姿を現す。俺はすかさず裕也に連絡し、隠しカメラの電源を入れ、会社のエントランスを飛び出す。俺は対象を反対車線に捉えた。しかし、対象は1人であった。時刻は19時を少し過ぎたころ帰宅時間とのつじつまが合わない。途中下車するのか?と考えながら横断歩道を渡り、対象の4mほど後ろにつける。その後ろから裕也が近づいてくる。



「やっと来たっすね」


「静かに。俺たちはサラリーマンなんだ」


「そうっすね」


「あの件どうなってますか? 」と急に裕也は真面目な調子で聞いてくる。


「あの件ってなんだよ? 」


「サラリーマンなんっすから」


「あ、あぁ順調だ」と俺も返す。


「でも相手方の反応はよろしくないように思うんですよ」


「それは先週の話だろ?状況が変わった」


「言ってくださいよ」


とサラリーマンらしい会話をしながら駅に向かう。勿論だが対象を視界にずっと捉えている。対象である真さんだが若干項垂れながら歩いている。まさに疲れたサラリーマンそのものだ。スマホで誰かに連絡する様子もない。相当用心深いのか、あるいはたまたまか。

駅でも電車でも誰かに連絡するそぶりや、何かを取り出したり、読んだりするそぶりはなかった。会う日にちは曜日で決まっているのだろうか?

この日は結局どこにも降りることなく最寄り駅についてしまった。


「肇さん、どうするんすか何にもないっすよ」


「お前は駅で別れろ」


「2人で後をつけたら怪しすぎる」


「分かりました」


「じゃあ、俺はここで」


「おう」


と言って俺は裕也と別れる。『事務所に戻っておけ』と連絡し、真さんの尾行を続ける。

まだ気づかれた素振りを見せない。それに、後ろを振り返ったりもしていない。おそらく、今日は相手も都合がつかないのだろう。真さんは歩道の右側を歩いている。俺は対角の左側を歩く。自分の後ろをピタリとつけられたら怪しむのは同然のことである。少しでも怪しまれないように、自然にこれが尾行のコツだ。


その日は結局何事もなく渡辺さん宅についた。俺は家の一本手前の角を曲がって角から家の入り口を見る。「はぁ」とため息をついて真さんは自宅に入っていった。


俺は『今、家に入った。これから事務所に帰る。』と裕也に連絡し、事務所に戻った。


「お疲れっすー」


「あぁ」


「お疲れ様です」


「あぁ。所長もお疲れさまでした」


「どうですか堂園君は? 」


「忍耐も尾行もなかなか出来る奴ではあると思います」


「そうですか。これからも楽しみですね」


「ただ、もう少し賢い方がやりやすいですね(笑)」


「ちょっと!今まで良かったのに。ひどいっすよ」


「まぁまぁ堂園君。ともかくまずは初日お疲れ様でした」


「2人とも、引き続きよろしくお願いしますね」


「はいっす! 」


「はい。所長のほうはどうですか? 」


「なかなか手ごわいですが着実に進んでいます」


「流石です」


「はは、ありがとう。じゃあ大杉君も頑張って。これから明日の方針決めでしょう? 」


「はい」


「あっ、そうだマスターは? 」


「あぁ、俺が戻ってきた時にはもう所長が居たんで多分所長が知ってると思いますよ」


「そうそうマスターは、私が帰ってきたので戻るとのことだったのでお礼を伝えておきました」


「久しぶりにコーヒーを淹れられてよかったと仰っていましたよ」


「そうでしたか。ありがとうございました」


「いえいえ」


「では、これで」


「えぇ。明日からも頑張ってください」


「ありがとうございます」


と言って、俺は所長室を後にする。そして自分のデスクに一度座る。依頼の対応とは別にデスクと所長室は改装をされていて喫茶店の雰囲気を残しつつもしっかりと作業できるスペースとなっている。そして、仕切りをされた向こう側が依頼の対応を行う場となっている。マスターのカウンターもそこにある。俺はボックス席に座る。


「さてと、今日は何にも収穫なしだな」


「そうっすね。会社には不倫相手いないんじゃないっすか? 」


「まだ、昼休みの行動が分からないからな」


「昼休みに会って。帰りは別なんてことあるんすか? 」


「分からない。それか会う曜日や日にちが決まっているのかもしれないな」


「かもしんないっすね」


「とにかく明日は、朝、通勤の行動と昼休みの過ごし方だな」


「そこが分かればなんか収穫があるかも知れないっすね」


「そうだな」


「もしも女がいたらお前は真さんのほうを尾行してくれ。男と女どちらかと言えば男のほうがつけやすい」


「了解っす」


「肇さん女のことつけたことあるんすか? 」


「あぁ。女は勘が鋭くてやりずらい。うちにも女性の人員が欲しいよ(笑)」


「確かに、トイレとか下着売り場とか通られたら俺たちじゃあ追えないっすもん」


「珍しくまともなこと言うじゃないか」


「珍しくは余計っすよ」


「本当のことだろうが(笑)」


「肇さんはいつもひどいっすね(笑)」


「うるさいぞ(笑)」


「よし、明日、俺は6時30分ぐらいから渡辺さん宅を張るからお前は同じ時間に駅で張っててくれ」


「えー早すぎじゃないっすか」


「7時には家を出るんだ、それより早いのはあたり前だろ」


「寝坊するかもしれないっす」


「おう、そん時はクビにしてやるよ(笑)」


「そんな権限ないっすよね(笑)」


「とにかく6時半だぞ遅刻するなよ」


「分かりましたよ。じゃあ今日はもういいんすね」


「あぁ。お疲れ」


「お疲れっしたー」


そういって裕也は階段を下りて行った。遅刻するなよと最後に言っておけばよかったと思いながら俺も帰り支度を始める。俺も久々に早起きとなって起きれる自信がない。だが明日は俺が重要な役割を担っているんだと自分に言い聞かせアラームを3つセットして眠った。


~続く~

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