『AIのべりすと』で心音と玲奈のやりとり
NkY
AIってすごい!!
心音「あっ……玲奈。ごめん、
玲奈「だ、大丈夫ですよっ。それに、ボクも佐野さんのことは……いつか、ちゃんとお喋りしてみたいなぁ、なんて思ってましたからっ……」
心音「そっか……ふふっ。何だか嬉しい」
玲奈「それで、面白いものって……?」
心音「これこれ。『AIのべりすと』」(スマホを見せる)
玲奈「『AIのべりすと』?」
AIのべりすと(https://ai-novel.com/)
「AIのべりすと」はGoogle TRCの協力のもと、日本語最大級の68.7億パラメータ&約500GBのコーパスからフルスクラッチで訓練した小説AIです(現在、テスト中です)。
初めての方はお試しプロンプトから始めるか、最初から好きな文章を入力して始めることもできます。(以上HPから引用)
玲奈「……何ですか、これ……?」
心音「簡単に言えば、文章の出だしを書くだけでAIがその続きを書いてくれるというすっごいサイトなんだ!」
玲奈「AIが、ですかっ……? 何だかすごそうですねっ」
心音「そう。あ、せっかくだから、ウチと玲奈でちょっとやってみる?」
玲奈「え、ええっ? いいですけど、ちゃんとボクたちっぽくなるんですか?」
心音「実はこれ、文章だけじゃなくてメモとか登場人物の設定とかもできちゃうんだ!」
メモリ
休日に心音と玲奈が屋外で偶然出会う。
心音と玲奈は知り合い。中学一年生で、吹奏楽部に所属している。
心音はアルトサックスを吹く。玲奈はトランペットを吹く。
心音はアルトサックスの経験者。玲奈はトランペットを始めたばかり。
キャラクターブック
心音
心音:[中学1年生。女の子。一人称はウチ]心音:[名字は佐野]心音:[性格は純真無垢で素直。言葉、行動、表情全てに感情が真っ直ぐ出る。落ち着きがないのでドジを踏みがち]心音:[ケースに入れたアルトサックスを護身用と称していつも持ち歩いている]
玲奈
玲奈:[中学1年生。女の子。一人称はボク]玲奈:[名字は高野]玲奈:[性格はおどおどしていて、引っ込み思案。しかし、自分に対して厳しい]玲奈:[誰に対しても丁寧語で話す。語尾に「っ」がつきがち]
心音「とりあえずこんな感じの設定にしてみたよ?」
玲奈「お、おー。何だか舞台裏っぽいですねっ」
心音「あとはきっかけを与えるだけ。えっと……こんな感じかな?」
-
心音「あ、玲奈だ! こんなとこで会うなんて偶然だね!」
玲奈「え、えっと、さ……佐野さんっ」
心音「あはは、緊張しすぎだって。もっと肩の力抜いて?」
玲奈「は、はいっ。……すー、はー……だ、大丈夫ですっ!」
心音「うん。玲奈はこれからどこに行くの?」
-
玲奈「すごい、ちゃんとボクたちっぽい……」
心音「まだAIじゃないよ? ウチが書いたから」
玲奈「あっ。そうだったんですねっ……早とちりしてしまいましたっ」
心音「ちなみに、こうやって台本形式で書くとちゃんと台本形式が返ってくるようになってるんだ。もちろん普通の小説の文章を書けば地の文のある小説になるし、キャラ設定を書けばキャラ設定を考えてくれる!」
玲奈「す、すごい……」
心音「さて、本番はここから! AIが描く超貴重なここれなをどうぞ召し上がれ!」
玲奈「ちょっと恥ずかしいですっ……」
心音「ちなみに明らかに展開がおかしくなる場合は何回か出力をやり直してるからね。キャラ設定の差異は無視する方向で進めるよー」
-AIはじめ-
玲奈「わ、私は、楽器屋さんに行こうと思ってました……」
心音「へぇ~、そうなんだぁ……。……ん? あれ? 玲奈って確かまだ楽器買えないんじゃなかったっけ?」
玲奈「そ、そうだったんですけど、お父さんから許可が出たんで、今日買いに行くことにしたんです……」
心音「へぇ~、良かったじゃん!……でも、どうして急にOKしてくれたのかな?」
玲奈「たぶん、私がコンクールに出ることになったからだと思います。今年の吹奏楽コンクール、私の学校も参加するみたいなんです」
-AIおわり-
心音「何か、別の学校って設定になってるぽいね」
玲奈「ですねっ。他にも色々細かい気になる点はありますけどっ……なんか、ちゃんとボクらが話してる感じがしてますよねっ」
心音「うんうん! ウチはちゃんと話を聞き出す方に回ってるし、玲奈は『……』が多めに使われてて、ですます調も反映されてる」
玲奈「すごい……」
心音「えっと……とりあえず玲奈の『私』を『ボク』に変えて、続きを出力してもらうね」
-AIはじめ-
心音「え!? それホントなの!? すごいじゃん!!」
玲奈「いや、そんなことないですよ……」
心音「何言ってるの! すごいよ!!……じゃあさ、せっかくだし一緒に見に行ってもいい?」
玲奈「ふぇ!? いいですけど……佐野さんの目当てのものは売ってないかも知れませんよ?」
心音「別にそれでも構わないよ!……よし、そうと決まれば早速レッツゴーだよ!」
玲奈「わわっ、ちょっと待ってくださいぃ~」
**
***
心音と玲奈は駅前にある大きな楽器店に入る。
店内にはたくさんの管楽器がある。
玲奈「うぅ、たくさんあって目移りしてしまいます……」
心音「確かにねぇ~。どれにしようか迷っちゃうよね」
玲奈「はい……」
心音「あ、そうだ。どうせなら、お互いに選ぶっていうのはどうかな?」
玲奈「え、選ぶっていっても……ボクはまだ吹いたことないものばかりでよく分からないのですが……」
心音「だから、お互いのオススメを教え合うんだよ! これぞまさにwin-winの関係だね!」
玲奈「なるほど……そういうことでしたら是非お願いします」
心音「オッケー! 任せておいて!」
玲奈「はい、よろしくお願いします」
-AIおわり-
心音「ちゃんとウチらっぽく会話になってる。しかも場面転換まで使ってくる。その上さっき訂正した玲奈の一人称が『ボク』になってる」
玲奈「こ、これは想像以上ですねっ。ボクが楽器初心者って設定が『吹いたことないものばかりで』っていうセリフに表れてたりとか……」
心音「ウチが楽器を選ぶ展開も楽器経験者っぽいよね! うんうん。さて、続きつづき~♪」
-AIはじめ-
心音「まずは玲奈から見ていこう!」
玲奈「分かりました。えっと……ボクが欲しいと思っているものはトロンボーンなのですが……」
心音「ほぉ、トロンボーンなんだ。なんでまた?」
玲奈「それはですね、この前テレビで見たんですが、トロンボーンの演奏はとても格好良くて……それで興味を持ったというわけなんですよ」
心音「あ〜、分かるかも。カッコイイもんね〜」
玲奈「はい。それに、低音域をしっかりと支えられるというのも魅力的でした」
心音「へぇ〜、玲奈は色々考えてるんだね!」
玲奈「いえ、それほどでもないですよ」
心音「あはは、謙遜しなくても良いのに。他には何かある?」
-AIおわり-
心音「……玲奈ってトロンボーンに興味あるの?」
玲奈「今はトランペットのことしか考えられないですっ。けど、確かにトロンボーンも好きだし……低音域で支えられるところとかは、確かにボクに合ってるのかな、とは思いますねっ」
心音「なるほどなるほど。しかし、トロンボーンの特徴をしっかりとらえてるの凄いよね……」
-AIはじめ-
玲奈「あとはマウスピースが欲しいです。やっぱり実際に音を聴きたいじゃないですか」
心音「あー、それも大事だね。玲奈はどんな音が好みなの?」
玲奈「そうですね……ボクは少し高めの音が好きな気がするんですが、あまり高い音を出す機会が無いので、低音域を支えてくれるトロンボーンに惹かれているのだと思います」
心音「あ、そうなんだ。なんか意外だね」
玲奈「え? どうしてですか?」
心音「玲奈っていつもオドオドしてる感じだけど、実は背が高くてスタイルも良いし、顔立ちも整ってるからさ。もっと高飛車なイメージがあったよ」
玲奈「えっ!? そ、そんなことないですよっ」
心音「え、でも、いつも周りをキョロキョロ見てるじゃん」
玲奈「きょろきょろするのは癖なんですっ。意識的にやってることではないんですっ」
心音「あ、そうなの!? ごめん、勘違いだったみたい」
玲奈「いえ、大丈夫です」
-AIおわり-
心音「おっとお……?」
玲奈「……ぼ、ボクは、背の順で前から数えた方が早いですし、その……スタイルも、まだちんちくりんですっ……」
心音「その辺は設定に入れてなかったウチの責任かな。そして……なんかウチ、デリカシーなくないかな……」
玲奈「素直っていう面が悪い方向に出ちゃってるかもしれませんねっ……」
心音「なるほど。でも、ちゃんと楽器の次にマウスピースが出てくるあたりAIの優秀さがうかがえるね」
玲奈「ですねっ。楽器やってないとマウスピースは別途買うもの、って知識あんまり出てきませんからねっ」
-AIはじめ-
心音「それじゃ、次は私の番かな。私はトランペットが欲しくてここに来たんだ」
玲奈「トランペット、ですか?」
心音「うん。私、昔から音楽が好きでさ。中でも特に吹奏楽が好きなんだ。吹奏楽部に入って、毎日練習するのが楽しいくらいに」
玲奈「佐野さんは部活にも入ってたんですね」
心音「まぁね。中学では生徒会長も務めさせてもらってたんだよ」
玲奈「凄いですねっ」
心音「あはは、ありがとう。それで、高校に入ったら絶対吹奏楽部に入ろうと思って」
-AIおわり-
心音「あれ、ウチら中学生だよね」
玲奈「ですねっ……なんか、高校生になってますねっ」
心音「しかもウチ、中学では生徒会長になってることになってる」
玲奈「佐野さんなら有り得ますねっ」
心音「そ、それはないよっ。だってウチ、あんま勉強得意じゃないし……」
-AIはじめ-
玲奈「なるほど。それでトランペットを選んだ理由は何ですか?」
心音「うーん、そうだねぇ。単純に見た目がカッコ良かったっていうのもあるけど、一番の決め手になったのは、玲奈と同じ楽器が吹きたかったからだね」
玲奈「同じ楽器、ですか……?」
心音「うん。玲奈がトロンボーンなら、私が吹いてるのはトランペット。ほら、一緒でしょ?」
玲奈「確かに……」
心音「ふふん、どうだ!」
玲奈「え、えっと……」
心音「あれれ、反応が薄いぞ〜?」
玲奈「す、すみません。ちょっと驚いてしまったもので……」
-AIおわり-
心音「さすがのウチでもトランペットとトロンボーンが違うことぐらいわかるよ!?」
玲奈「……ふふっ」
心音「玲奈に笑われた……!」
玲奈「これは多分、あまりに衝撃的すぎてボクが突っ込むに突っ込みきれなかったやつですね……ふふふふっ……!」
心音「だーかーらー違うってーっ!!」
玲奈「そういえば、佐野さんの一人称が『私』になってますねっ」
心音「あ、そうだ。『私』を『ウチ』に訂正しておこう」
-AIはじめ-
心音「あはは、冗談だよ。それより、玲奈は中学校では何部に入ってたの?」
玲奈「ボクは中学では帰宅部でした」
心音「え、そうなんだ。勿体無いな〜。せっかく青春できる時期なのに」
玲奈「そういう佐野さんは中学時代は何をしていたんですか?」
心音「ウチ? ウチはテニス部に入ってたよ」
玲奈「テニサーに入っていたんですね」
心音「違う、違う。『入っていた』んじゃなくて、『今も入っている』んだよ」
玲奈「えっ? それはどういう意味でしょうか?」
心音「そのままの意味だよ。今だって、週に3回はサークル活動のために大学に行ってるんだ」
-AIおわり-
心音「えーっと、この辺からやり直しを放棄してます。何だかカオスな感じになるのも面白いからね」
玲奈「……大学生になってますねっ。ボクたち」
心音「もしかしたら高校生だけど大学のサークルに入ってる可能性もあるよ。それにしてもテニサー……ウチがテニサーかぁ……」
玲奈「佐野さんの性格的に納得ではありますけどねっ……」
心音「まあ実際、選択体育は多分ソフトテニスを選ぶと思うけどね。ウチ」
-AIはじめ-
玲奈「へぇ〜、そうなんですね。ちなみに、どの大学のテニスコートなんですか?」
心音「東京にある女子大のキャンパスだよ」
玲奈「あ、あの有名なところのですか?」
心音「そうそう。よく知ってるね」
玲奈「はい。一度行ってみたかったので」
心音「おっ、じゃあ一緒に行く? ウチの友達も誘ってさ」
玲奈「えっ、良いんですか!?」
心音「もちろん! むしろ来て欲しいくらい」
玲奈「分かりました。楽しみにしてますね」
心音「うん。あ、もうこんな時間だ。そろそろ帰らないと」
玲奈「本当ですね。今日はとても楽しかったです。また明日学校で会いましょう」
心音「うん、バイバーイ」
玲奈「さようなら」
玲奈(佐野さん、とても面白い人だったな)
-AIおわり-
心音「百合の波動を感じる」
玲奈「何を言ってるんですかっ……?」
心音「な、何でもない何でもない。それにしても、何だかちゃんと平和に終わったねー。ザ・女の子の平和な日常って感じだった」
玲奈「楽器、買ってないですけどねっ」
心音「あっ」
心音「……ちなみに、【翌日】ってこの後あるんだよね」
玲奈「えっ?」
心音「気にならない? 気になるよね! それじゃあいってみよー!!」
-AIはじめ-
【翌日】
玲奈「おはようございます」
心音「あ、玲奈。おはよ〜」
玲奈「佐野さん、昨日は本当にありがとうございました」
心音「こちらこそ、来て下さりありがとね」
玲奈「それで、その……。もしよろしければ、今日の放課後にでも遊びに行きたいのですが、いかがでしょう?」
心音「全然オッケーだよ。どこに行く?」
玲奈「それなのですが、実は行きたい場所があるんです」
心音「お、珍しいね。玲奈から提案してくれるなんて」
玲奈「はい。以前からずっと気になっていたところでして」
心音「分かった。そこ行こっか」
玲奈「ありがとうございます」
心音「いえいえ。それで、待ち合わせ場所はどうする?」
玲奈「学校が終わったらすぐに向かいたいので、校門前で大丈夫ですか?」
心音「了解。じゃあ、正門の前で待ってるね」
玲奈「はい、お願いします」
玲奈(ふぅ、これでよし、と。あとは当日を待つだけだ)
【数日後・日曜日】
-AIおわり-
心音「あれ? 放課後って数日後の日曜日まで来ないの?」
玲奈「みたいですね……ボクたち、その日まで学校にお泊りしてるみたいですっ」
心音「ブラック企業ならぬブラック学校」
玲奈「あ、あとっ。佐野さんが『来て下さりありがとね』って言ったの、何か佐野さんっぽくないなーって思ってちょっと面白かったですっ」
心音「ええっ!? ウチって上品なの似合わない?」
玲奈「似合わない、というか……普段とは違うなって思っちゃって……ごめんなさいっ……ふふふっ」
心音「も、もう、玲奈ったらー……!」
-AIはじめ-
玲奈:『こんにちは。先日の件について相談したいことがあります。お休みの日に申し訳ありませんが、お時間を頂けないでしょうか?』
心音:『いいよー。ちょうど暇だったんだよね〜』
玲奈:『良かったです。では、駅前のカフェでお話しませんか?』
心音:『OK!』
玲奈:『では、そちらに向かいます』
心音:『は〜い、お待ちしておりま〜す』
-AIおわり-
心音「急に玲奈の精神年齢が上がったね!? なんか仕事の間柄みたいだね!?」
玲奈「どうやら飽きさせないように色々変化をつけてくれるみたいですねっ……」
心音「なるほど。……何だか玲奈が仕事のできる女に見えてくるよ」
玲奈「そ、そんなことないですよっ」
-AIはじめ-(玲奈の一人称・口調の訂正あり)
玲奈:『お待たせしました。急に呼び出してすみませんでした。ご迷惑ではなかったでしょうか……?』
心音「ううん、全然平気だよ。ウチも玲奈と話したかったから」
玲奈「えっ、そうなんですかっ……? ボクも、佐野さんとお話したいなと思っていましたので嬉しいですっ」
心音「そう言ってくれるとウチも嬉しいよ」
玲奈「それで、早速本題に入りたいと思いますっ……」
心音「うん」
玲奈「さ、最近……佐野さんの様子がおかしいと思いまして」
-AIおわり-
心音「面白くなってまいりました」
玲奈「ボクにここまでする勇気、ないですけどねっ……」
心音「さて。ウチの異変とは何か。……面白くなるまでリトライしよーっと」
-AIはじめ-
心音「……」
玲奈「何かあったのかなぁ? って心配になりましてっ」
心音「……」
玲奈「だ、だから、ボクに何か出来ることがあれば、力になりたいなって思ってっ」
心音「……」
玲奈「あっ、もちろん無理にとは言いませんけど……って佐野さん!?︎ どうして泣いているんですか!?︎」
心音「へぇ!?︎……あれっ、ホントだ!?︎ なんでだろう!?︎」ポロポロッ
玲奈「ど、どうかされたんですか!?︎」アセッ
心音「なんかよく分かんないんだけど、涙が出てきたみたいっ! あははっ!」
玲奈「な、泣かないで下さいっ! ボクまで悲しくなってしまいますっ」
心音「うん、ゴメンっ。もう大丈夫っ」グスッ
玲奈「ほ、本当に大丈夫ですか?」
心音「うん、大丈夫。ありがとね、玲奈」ニコッ
玲奈「そ、それは良かったですっ」ホッ
-AIおわり-
心音「唐突に泣いたー!!」
玲奈「佐野さんのこういう表情、全然見たことないですっ」
心音「まあね。辛い表情って人に見せるものじゃないし。それを玲奈に見せてるんだから、きっとすごく仲のいい関係になってるんじゃないかな」
玲奈「ちょっと照れます……」
心音「それはさておき。何か擬音が唐突に出てきたね」
玲奈「ですねっ。そしてそれをちゃんとAIが認識して、その後の文章もそれを引き継いで継ぎ足されてるみたいですっ」
心音「SSとかだとそういう書式もあるからさ、改めてすごさを感じるよね……。でも、今回はその擬音を削除して続けてみるね。多分元に戻ると思う」
-AIはじめ-
心音「あのね、玲奈に聞いて欲しいことがあるんだ」
玲奈「はい、何でしょう?」
心音「ウチね、好きな人がいるの」
玲奈「えっ」
心音「その人はね、優しくて、明るくて、いつも笑顔で、ウチのことをいつも支えてくれる、そんな素敵な男の子なんだ」
玲奈「……」
心音「でもね、ウチはその人のことを好きになってもいいのか分からないの。だって、その子には他に想い人がいて、きっと今もその子のことが好きだと思うから」
玲奈「……」
心音「こんな気持ちのまま、告白なんてしちゃいけないと思う。だけど、このモヤモヤをずっと抱えたまま過ごすのもしんどくて……。ねぇ、玲奈。ウチはこの恋を諦めるべきなのかな?」
-AIおわり-
心音「うっわあぁぁ……! そうそうこれだよこれ! ウチが求めていた展開!」
玲奈「求めてたんですかっ……好きな人が他の人を好きらしいっていう、結構辛い展開を……」
心音「だって面白いじゃん!」
玲奈「いや、まあ面白いですけど……」
心音「さて、玲奈はどう返す? 気になる気になる!!」
玲奈「んー……ボクなら、どう言うんでしょう……っ」
-AIはじめ-
玲奈「……」
心音「どう思う?」
玲奈「……分かりません。ただ一つ言えることは、諦めた方が楽だということだけです。辛い思いをするくらいなら、いっそこの場で全て終わらせてしまった方がいいとさえ思います。でも、それを決めるのは佐野さん自身です。ボクはどんな選択をしても、佐野さんの味方です」
心音「玲奈……」
玲奈「あっ、でもこれだけは覚えていて下さい。ボクはいつでも佐野さんの傍にいます。例え世界中が敵に回っても、ボクだけは佐野さんの味方です。それだけは忘れないでください」
心音「……ありがとう、玲奈」
玲奈「いえっ」
心音「……よしっ、決めたぞー!!︎ ウチは今度こそ自分の気持ちに正直になる! ちゃんとその人に向き合うことにするよ!」
玲奈「はい!」
心音「玲奈に相談してよかった。本当にありがとう」
玲奈「こちらこそ、お役に立てて光栄ですっ」
心音「じゃあ、ウチ帰るね」
玲奈「はい、お気をつけて」
-AIおわり-
心音「ちゃんといい感じに終わったねー。玲奈が『諦めた方が楽』なんて言った時はちょっとドキドキしたけど」
玲奈「間違ってもボクはそんなこと言わないですよっ!? 多分、ですけど……っ」
心音「じゃあ玲奈はなんて声を掛ける?」
玲奈「えっと……んー……そうですね、ボクなら『一回ちゃんと話してみたらどうですかっ』って言うかもしれないですっ。だってこの話を聞く限り、『今でも』その男の子に好きな人がいるかどうか、っていうのは分からないじゃないですかっ」
心音「確かに。ちょっとウチ、思い込んでる節があったよね」
玲奈「だから、やっぱりちゃんと確かめてみるっていうのは大事だと思いますっ。……それで、本当に想い人がいたら、それはすごく難しいですけどっ……」
心音「なるほどね。うん、ウチも大体同じ意見かな……でも、こういうのって当事者は視野が狭くなりがちって聞くからね」
玲奈「ですねっ」
心音「さて、無料会員の出力上限に達しちゃったし、何ならキリもいいからこの辺でお開きにしよっか」
玲奈「はいっ。『AIのべりすと』、想像以上にすごかったですねっ」
心音「だねー! 時折変な展開も入ってきて楽しかった」
玲奈「ですねっ。ボクもちょっと、個人的にやってみようかな……」
心音「どんなのにするの?」
玲奈「……そ、それは秘密ですっ」
心音「あはは。やるときは教えてね。ウチも見てみたいから」
玲奈「恥ずかしいですよーっ……!」
心音「ちなみにこの後何回か出力したら、ウチが分裂した上で玲奈に告白して2回も念入りに振られた上で『ウチは玲奈のこと諦めないから』って言いました。
そのすぐ後に、ウチに別の彼女が出来たらしい噂を玲奈が聞いて玲奈が壊れて、それが夢オチだったんですけどその後公園でウチがメンヘラ化して自殺しようとしてました。
玲奈が止めようと入ったらウチが最期にキスをねだって玲奈とのキスをもぎ取って黙り込みました。
カオスで楽しいね!!!!!!」
『AIのべりすと』で心音と玲奈のやりとり NkY @nky_teninu
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