朝ごはん

「あ、おはよ!」

あの男の人は、笑顔で話しかけてくる。意味がわからない。

「なんで私ここにいるの?ここどこ?」

とりあえず思ったことをぶつけてみる。

「まーまー、そういうのは後で話すから、とりあえず朝ごはん食べなよ

 机の前座ってて」

私の膝上ぐらいの高さの机の近くに座る。

少しするとおにぎりと卵焼き、トマト、レタスが乗った木のお皿と、お味噌汁が出てきた。

「いただきますっ!」

二人で手を合わせる。

食べはじめて少しした頃、男の人が口を開いた。

「自己紹介しよ?」

そういえばしていなかった。

「じゃあ僕からで。成瀬空です。空って呼んでね。死神やってます!人間界での年齢

 は大体二十代半ばぐらいかな?」

「死神?」

「まあその話は後でするから!自己紹介してよ」

「えっと、市川棗です、五歳です!うさぎさんが好きです!」

「ありがとー!じゃあ僕は棗って呼ぶね!じゃあ本題に入るけど...」

そういって空は話を始めた。

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