第1〜2部 設定集
第1〜2部 登場人物
【登場人物】
※()の数字は実年齢、人外は表記なし。
<主要人物>
マリーベル・ユニ(19)→マリーべル・ド・トゥール・ユニ(20)
エクサ王国西部北寄の小領地ユニ領領主の一人娘
平民(上流市民相当)、冬生まれ
栗色の髪と明るい緑色の瞳
王妃の第一侍女、ルイに求婚され言質を取られ婚約
婚約破棄を試みるも失敗し結婚
身分差解消措置で王妃の一族トゥール伯爵家養女を経て公爵夫人に
初々しい可憐な魅力を持ち、細いが適度な肉付きで悪くないらしい
ルイ・メナージュ・ヴァンサン・ラ・フォート(38→39)
エクサ王国東部大領地ロタール公爵領領主
防衛地区バラン辺境伯、冬生まれ
規格外の魔力を操る、“竜を従える最強の魔術師”
元七小国王家の末裔
なにかと肩書やいわれが多く無駄に家格が高い
魔術研究以外はすべて雑事な魔術研究馬鹿
貴族社会では偏屈な変人で有名
マリーベルを見染め、策略で彼女を追い込み結婚する
銀色の髪と青灰色の瞳
巨匠の彫像の如き鑑賞に耐える美貌と美声の持ち主
<王宮関係者>
エレオノール・ド・トゥール(44)
エクサ王国・王妃。王宮勤めのマリーベルの主
生家は南部系貴族のトゥール家
ルイとは王太子妃候補の頃から親しい
おっとり優雅で時折辛口な発言をし、園芸が趣味
黒髪に黒い瞳。四十を越えても若々しさを保つ美女
ロベール王(50)
現エクサ王国王
ルイとは王太子時代からの友人
グレゴリー・ド・サンシモン(41)
法務大臣、北部系貴族の伯爵
マリーベルの父ジュリアンとは法科院時代の学友
ナタン(年齢不詳)
王宮御用達の一流服飾職人
王侯貴族の顧客を多数持ち情報通の毒舌家
工房の出資者であるルイからは「仕立屋」と呼ばれている
マリーベルとルイの婚礼衣装を担当
リュシーとは美を愛する同志
<ユニ領関係者>
ジュリアン・ユニ(15→42)
マリーベルの父、エクサ王国西部北寄の小領地ユニ領領主
秋生まれ、元は農夫の家系であるため爵位を持たない
亡き妻と娘を愛する素朴な紳士だが、領主としても法務の専門家としても優秀
法務大臣のグレゴリーとは法科院時代の学友
娘の結婚の為、金貨五千枚で任期五年のフォート家専属法務顧問となる
マリアンヌ・ドルー(13→26/※故人)
マリーベルの母、モンフォール家の遠戚であるドルー家の娘
冬生まれ、虚弱でマリーベルが五歳の時に死亡する
栗色の髪と明るい緑色の瞳の美人
ファビアン・フェルセン(不明)
ユニ家の老執事
オルガ・レイ(不明)
ユニ家の筆頭メイド、北部出身
元はドルー家の使用人、マリアンヌの侍女としてユニ家に落ち着く
マリアンヌが故人となって以降は、乳母兼養育係としてマリーベルを育てる
ピエール(不明)
ユニ家の下男、他家への使いも行う
アベル(不明)
ユニ家の下男
アルテュール・ド・モンフォール(60代)
エクサ王国西部大領地を治めるモンフォール伯爵家当主
古い貴族でもあり家格が高い
温厚で聡明と名高いが、貴族らしい計算高さを持つ人物
ベルトラン・ド・モンフォール(24)
モンフォール家の三男、西部騎士団支部の大隊長
マリーベルとは幼馴染み
彼女に求婚していたが、子供の頃からの悪ふざけの一環と認識されている
クロディーヌ・パンテエーヴル(不明)
マリーベルの祖母、マリアンヌの母親でドルー家の女主人
モンフォール家の遠戚だが冷遇されている
ユニ家の経済的援助を受けている
ジャンお爺さん(不明)
ユニ領の農夫、村はずれに一人暮らしする人嫌いの偏屈老人
マリーベルとは親しく、植物を育てる智恵を教える
<フォート家関係者>
フェリシアン・フーシェ(80代)
先代当主から仕えフォート家の全てを取り仕切る超絶有能家令、春生まれ
魚の精霊の血を引く先祖返り
手の指の間に小さなヒレと左頬に鱗に似たアザを持つ
長命の傾向を持つため、見た目は60歳そこそこの紳士
ヴァレリー・リシャール(ヴェルレーヌ)の最初の読者
オドレイ・ジュブワ(13→33)
フォート家の従者兼護衛
フェリシアンの補佐も務める、夏生まれ
人語も解する古い竜の血の力を持つ先祖返り
力を発揮すると、竜の虹彩という名の目が黒十字を浮かべ赤く光る状態になる
長命の傾向を持つため、見た目は20代半ばにしか見えない
元共和国人で傭兵団の首領に房事もこなす暗殺道具として育てられた
異大陸人の血を引く褐色の肌、黒髪と黒い瞳を持つ美女
男装の麗人
シモン・ベアール(12→17)
フォート家の従僕、つむじ風の精霊の祝福持ち、秋生まれ
東部の都トゥルーズ出身の孤児
貧民街で悪い大人に縛られていた元スリ
不良少年だが根は真面目な正義漢、貧民街では年少の孤児を守っていた
褐色の髪と鳶色の目を持つ青年
リュシー・ウウ(3→15)
フォート家の小間使い→侍女、冬生まれ
赤子の頃に精霊に攫われた精霊の取替え子
乳幼児の頃にフォート家に使用人として引き取られる
美容や服飾への感度が高く、服飾職人のナタンとは美を愛する同志
鉄錆色から茜色に遊色に移ろう髪と瞳、元気一杯な少女
ヴェルレーヌ・リモンヌ(16→20)
フォート家の夜番小間使い、元男爵令嬢、夏生まれ
日光に当たると肌が焼ける体質で日が暮れてからしか自由に行動できない
諸般の事情で表向き死亡したとされ、フォート家に雇用される
引き篭り体質。フェリシアンの副業許可を得て作家活動中
作家名はヴァレリー・リシャール、金髪碧眼で色白の儚げな美女
エンゾ・ボナール(13→25)
フォート家の庭師。森の神の使い、人の姿を取る狼犬の先祖返りの獣人
春生まれ、屋敷で一番の常識人
使用人としてリュシーとはほぼ同期
雇用当初は幼いリュシーの子守役も兼ねていた
犬の耳と尻尾を持ち、顔つきもどことなく犬っぽい青年
マルテ・クローデル(14)
フォート家の侍女見習い、春生まれ
東部の都トゥルーズ出身、シモンに守られていた孤児の一人
トゥルーズ滞在中の臨時雇いの侍女
マリーベルにより、侍女見習いとして雇用される
亜麻色の髪と鳶色の目をした色白の美少女
テレーズ・リュカス(24)
フォート家の家政婦長、秋生まれ
東部の都トゥルーズ出身、統括組織の文官の娘
トゥルーズ滞在中の部屋付小間使い
マリーベルにより、家政婦長として雇用される
赤毛で黒い瞳の、ふっくらした体つきの女性
ロザリー・ディステル(不明)
フォート家の女料理長、冬生まれ
偉大なる食の芸術家とルイに評される腕を持つ
鋭すぎる味覚と探究心のために奇行が多く、安定した仕事に就けないでいた
魔術研究馬鹿なルイと通じる部分があり、フォート家に雇用される
フォート家の潤沢な食費と評価待遇に満足している
アン
フォート家の台所女中、ロザリーが以前いた古い屋敷の厨房に憑くなにか
料理人としてのロザリーに惚れ込み実体化して、ロザリーの調理助手となる
アンは愛称、本名は本人もわからない
先代当主(42/※故人)
ルイの父、共和国との争いの中、妻の死を知って間もなく戦死
王家や王宮と自ら関わり、建国以前の魔術や精霊博士の研究していた
先代当主夫人(不明/※故人)
ルイの母、フォート家の“祝福”の犠牲者
ルイへの愛情と恐怖の葛藤で精神を病んだまま、流行病で亡くなる
ヴァンサン王(不明/※故人)
元七小国の一国、神々と精霊達の祝福を受ける神話の地と呼ばれた東の国の王
精霊と交流するだけでなく、魔物達まで犬や猫のように手懐けることができた
精霊と魔物、人間、すべてから愛され慕われた偉大なる王とされる
ヴァンサン王の子(不明/※故人)
ヴァンサン王の子で魔術の祖
王の才に恵まれず、精霊や魔物と交流できないのを補うため魔術を編み出す
蔓バラ姫と深く関わり、後にフォート家を苦しめる“祝福”を与えられる
蔓バラ姫
フォート家の守護精霊
フォート家の呪いともいえる祝福をヴァンサン王の子と代々の子孫に与えた
当時の蔓バラ姫と現在の蔓バラ姫は似て非なる存在で祝福の解除はできない
真珠色の肌、バラ色の頬、夢見るような暁色を湛える瞳のない目をした美女
<ロタール公爵領関係>
ムルト(30代半ば)
東・バラン地区の統括官
焦茶色の髪と目の強面で体格のいい男性
元騎士団員で、東部騎士団支部では後方任務の士長だった
実は王族の末端にいた者の庶子
魔術院中級課程半ばまで修め宮廷魔術師になれる資格も持つ
シャルル(22)
西・ラングレ地区の統括官
金髪の巻き毛と空色の目をした童顔美少年
愛想のいい微笑みに心洗われそうになるが、“黒い”性格らしい
クロード(不明)
南・ソニエ地区の統括官
五人の統括官の中で一番年配
白髪で糸目なため瞳の色はよくわからない
見た目も雰囲気も只者ではない、五十も半ばを過ぎたくらいの男性
前歴不明の謎紳士
クリスティーヌ(不明)
北・トロワ地区の統括官
王宮の女官長を思わせる規律正しい雰囲気の女性
きっちり結い上げた黒髪に眼光鋭い深緑色の瞳
王宮勤めの中堅貴族の庶子らしい
ティエリー(30代)
中央・フィルト地区の統括官
中肉中背で淡い褐色の髪を撫でつけた、赤褐色の瞳を男性
お面のような無表情で下働きから統括官に登りつめた男、猫好き
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます