始まりの試験

 入舎式の会場だった中庭は魔法により素早く模様替えされて、あっという間に試験会場へと変化した。椅子や舞台の片づけ、遠距離主体の場所には的が、近距離主体の場所には丸太が置かれて、試験の準備完了が新入生の移動終了と同時だったという事実がその技術力の高さを表している。

 分かれた人数は半々と言ったところか。どちらも百人近くが集まっているため密度を感じる。ラインは魔法系だったようで、遠距離主体のグループへと向かっていった。

 教官は各四人。点呼をさっと終わらせて新入生を四分割し、各々で試験の説明へと入る。


「俺はデボットだ。正式な教官ではないが不定期で教官をしている———とは言っているが、冒険者業が休みの日は基本的に顔を出しているからそれなりに顔を合わせることになると思う。よろしくな」


 デボットと名乗った教官の印象は頸烈けいれつだろう。Tシャツにパンツとフラットな服装から筋骨隆々の肉体と痛々しい傷跡を覗かせており、その場にいるだけで威圧感を感じる。見た目通りの実力者であり、バルカンにおいても名の知れた冒険者だ。


「試験内容の前に、何故ここが他の三か所に比べて異様に人数が少ないか気になっていると思う」


 言われて、様式美的に数人が辺りを見渡す。

 確認するまでもないが、他の三か所が均等に二十人強なのに対してここは十三人。明らかに配属人数が違う。その現実を改めて認知したトーゴ達は理由を求めて顔を上げた。

 視線を集めたデボットは腰に手を当てて重心を右に傾け、


「ここに集まっているのは魔力が全くない者のみだ。それが冒険者にとってどれだけのハンデであるかは既に分かっていると思うが———」


 言葉を切った。

 何人か顔を俯けたり視線を外したりしたのだ。

 魔力が使えないことは当然ハンデであり、後ろめたい部分でもある。己の肉体を鍛え上げることができる利点があるが、味方のサポートが必須でありながら魔法による身体向上に慣れていない、使うこともないため魔法の知識もないから対応ができない。

 不利な点を挙げるならキリがない程に多く、一人で戦うのは無謀とまで言われている。

 自分ではどうしようもないことだからこそ、悔しさは大きい。

 どうしようもない現実を再認識させられた彼らの表情は、


「———顔を上げろ。俺の目の前で諦めることは許さない」


 強い拒絶と共に、否定された。


「ハンデがあることは間違いない。人よりも鍛錬を積まなければ冒険者としてやっていけるかも怪しい。鍛錬を積んだとして、一人で戦うのには限界がある」


 誰もが通る道だと。

 努力は不可欠だと断言したその言葉は。


「あえて言おうか。だからどうした?」


 別に声を張っている訳ではない。どちらかと言えば淡々と話している。

 だがその言葉は、試験が始まり喧騒としてきた中庭でも良く耳に残った。魔力が無いことの哀れみでも軽蔑でもなく、自分の過去をなぞるかのように、


「魔力がないなら魔法の練習が必要ない。それだけ肉体を磨く時間が生まれる。肉体だけではなく、扱う武器の技術を磨くこともできる。違う武器に触ってみてその技術を他の武器に取り入れてみるのも面白い。学び舎で出会った仲間が強化魔法の練習をしているなら、実験台になって強化魔法に慣れる練習をすればお互いに利益が生まれる。自分にかける魔法と他人にかける魔法では勝手が違うらしいからな」


 やりようはいくらでもあると、諦めるなと告げるその表情は指導者としての一面が覗く。


「魔力がないからこそ、余分なことに囚われることなく一つのことに集中できる。魔力がないからこそ、生まれる役割がある。そもそもの話だが、魔力があったとしても一人で戦う限界点が少し上に行く程度だ。ギルドも一定以上の難易度のクエストはパーティーでしか受けられないことからも、その限界点は分かるだろう。一人でやろうと魔法も体術も技術も全部中途半端に鍛錬して、全てが噛み合わず魔物に殺された奴を何人も知っている———」


 わずかにデボットの瞳が揺れた。

 デボットという人間を知らなければ分からない程の、本当に微かな変化。


「いいか、下を向くなとは言わない。だが最初から何もせずに下を向くことは許さない。詰めて詰めて詰めて詰めて詰め切って、それでもまだ足りないのなら下を向いても良い。下を向いて自身の力不足を嫌ってみっともなくあがいて———そんな自分を受け入れて前へ進め」


 俺はそうしてきたと言外に告げて、激励とも言える演説を締めた。


「そんな感じで真面目に言ってみたが、実際前衛を任される者としてお前達は非常に適任だ。己の肉体だけが武器だから余計なことは考える必要は無いし、強化魔法を最大限生かせるようになれば魔族とも渡り合える。魔法を無効化されたとしても肉体のみで状況を打開できる可能性もある。加えてお前達も冒険者になれば知ることだが、バルカン最強の冒険者と呼ばれている者は魔力を持たない戦士———つまりお前達と同類の者だ」


 実際にある有用性を示し、冒険者のトップである一人が自分たちと同類であることを知った彼らは、もう下を向いてはいない。


「良い表情かおになったな。長々と講釈垂れた甲斐があったようだ。少し出遅れているが試験を始めよう」


 人数は少ないし良い時間になるだろう、と一言添えて、デボットは試験の内容について話し始めた。


「まず初めにこの試験は明日行う個人戦の割り振りに使うためだけに行うものだからリラックスしてやってくれ。やる内容は三種類。簡単に言えば大きな丸太を斧でぶった切る力の試験、切れ味のいい剣で藁を綺麗に切る技術の試験だ。そして本来三つ目に魔法を用いて丸太を切りその力のバランスを見るのだが、お前達には代わりの試験を用意してある。二つの試験が終わったらまた説明する」


 試験内容は何も捻りがなく本当に切るだけだった。開始と同時に疑問が沸々と浮かび上がっていたのだが、事実試験は名簿順に斧を振り下ろして丸太を叩き割っていき評価が行われている。

 だがその切るだけの工程の中に二つ問題があった。

 一つ目は丸太。試験用ということもあって非常に太い丸太が使用されており、中をくり抜いたら大人二人は入りそうだ。

 そして二つ目の問題が、その丸太を割るための斧。大人二人以上の太さがあるそれを割るというだけあって、尋常じゃない程大きい。それに伴って重量もあり、デボット曰く「お前らと同年齢の後衛職でこれを持てる奴がいたら天職に関係なく前衛職としての道を勧めたい」程らしい。

 丸太にどこまで斧を切り込ませられるかを基準としたAからEの五段階評価で、斧すら持てなければE評価、九割程まで行ったら衝撃で折れてしまう確率があるためA評価と区分されている。

 ちなみにE評価を受けるレベルの前衛職は入る前段階に行われる試験で落とされるので基本は居ないのだが、魔法適正によって前衛を行っている者の中にほんの一握りだけ存在しているとのこと。

 トーゴ達のグループは魔法が使えないためそのような者は居ないが、現状A評価を与えられた者もいなかった。


「次———トーゴ、前へ」

「はい」


 ついにトーゴの名前が呼ばれた。

 短く返事をして、丸太の前に立つ。ゆっくりと深呼吸をして精神統一を図る中、


「久しぶりだな、トーゴ」

「ごめんなさい、少しだけ待ってください」

「おっと、失礼」


 反射にも近い拒絶だったが、デボットは非を認めて口を閉じた。

 トーゴは精神統一をいつも行うようにとレイオスから言われている。

 肉体面でも精神面でも能力面でも、必ず役に立つときがくるからという教えを守っているのだ。

 それらの理由をデボットは知っている。

 だから非を認めたのだ。


 時間的には十秒程。だがそれを見ていた者にとっては体感一分あったように感じただろう。二人が知り合いなのは傍らから見ても分かるが、現在の立場は試験官と受験者だ。

 叱責を受けた後のこの雰囲気は非常に心臓に悪い。

 だが次に彼らに起きた感情は、意外にも安堵感だった。


「———お待たせしました。お久しぶりです、デボットさん」

「相変わらずで何よりだ。会うのは半年ぶりくらいか?」

「ギルドに顔を出したのがノーダンへの遠征依頼についていった時ですので、ほぼ半年ですね」

「ああ、あの時か……」


 そう言われて思い出す出来事に、デボットは顔を顰めてしまった。

 ノーダンはミクニヤ大陸の最北端に位置する街で、半年前に魔族の襲撃を受けバルカンに救援要請が出ていたのだ。これを受けたのがレイオスであり、トーゴも同行を言い渡されたため詳細をギルドに聞きに行った経緯がある。

 学び舎もあるノーダンはそこそこに大きい街で救援も間に合ったことにより何とか耐え忍ぶことができたが、それでも被害は甚大だった。

 デボットに会ったのもギルドに顔を出したのもその時が最後だ。


「たまには依頼以外にも顔を出してやってくれよ。受付嬢さんも———おっと、無駄話が過ぎたな。とりあえず試験をやろうか」

「そうですね、お願いします」


 何かを言いかけたがハッとしたように口を閉じた。ギルドには受付嬢が何人もいるのだが、レイオスとトーゴを担当している受付嬢は固定されているため名詞がそのまま固有名詞となっている。

 しかし試験も序盤だ。実際話している暇などないため進めなければならない。

 目の前にはトーゴよりも大きい斧が横になっている。その形状は戦斧せんぷと呼ばれるものの中でも大斧だいふに分類され、刃の部分だけでもトーゴの半身以上はある。

 トーゴはその持ち手を両手でしっかりと掴み、足幅を肩幅で定め、腰を入れて一気に持ち上げた。

 身の丈に合わない武器という事もあり、ズシッとした重さがトーゴの全身に伝わったのが見て分かる。だがその後安定して抱えていることを見ると、戦場で扱うにはまだまだ筋力が足りないが振り切ることはできそうだという印象を与える。

 そんな重さだ。


 丸太の土台は二柱あり、「強化石」という注ぎ込まれた魔力によって強度が増す石で作られている。土台にはめて固定できるように丸太の大きさも調整されており、完全に斬ったとしても下には地面があるだけだ。

 強化石は時間経過によって魔力が分散していき強度は落ちるが、魔力がかなり注ぎ込まれているため学び舎に入ったばかりの生徒が壊せる程やわな作りになっていない。

 トーゴはその前へと立ち、今度は短めに息を吐く。

 斧を担ぎ上げ、そのまま刺先を地面へと付け、


「はぁっ!」


 気合と共に膝をバネのように伸ばしながら腰で刀身を浮かし、全体重を乗せて勢いそのままに丸太へと叩き付けた。

 バキッという生易しい音ではない。

 丸太の繊維を完全に無視して放たれた一撃は、爆音を立てながら木の破片をまき散らした。それでも勢いが止まらなかった斧は石造りである地面に深く突き刺さっている。

 今日初めてなった強烈な破壊音に会場の視線が全て集まり、後ろからは驚嘆の声が漏れだしている。


「流石だな。筋力は文句なしのA評価だ」

「ありがとうございます」

「では次———ネイラン、前へ」


 だがデボットはそれを意に介した様子もなく、粉々になった丸太をどかして新しい丸太を土台へとセットし、何事もないかのように次を促した。

 同様にトーゴも何事もなかったかのように指定位置へと戻り、次の試験を待っている。

 チラチラと覗き見してくる視線が鬱陶しいと感じなくもないが、これも時間が経てば分散し始めた。

 理由は単純。

 他のグループが第三試験へと移行したためだ。


 第三試験は魔法を扱って全力で丸太を叩き割るというもので、それに伴って今まで無かった破壊音が定期的に聞こえるようになった。

 例えば力で見たらおよそ半分までしか切れないCランクだったとしても、魔法で強化した一撃で丸太を粉砕することができる程の力を生み出すことができる。実例を持ってくるなら舎長のアルスはこの試験の際に強化無しで丸太を粉砕し、強化後は片手で軽々と斧を振り回したという話がある。

 魔法の強化とはそれほどまでに個の力を増幅させることができるのだ。

 つまり単純に丸太を粉砕する音が多くなったから物珍しさがなくなったというだけの話である。


 しかしトーゴたちはまだ第二試験に差し掛かったところだ。

 第二試験は先程と打って変わって技量を確かめる試験。

 近接戦において剣の技量は必須と言っても良い。

 人によっては槍だったり短剣だったり得意武器が違うためあまり最適な試験とは言えないが、誰しもが一度は扱う武器という意味では適正武器だろう。


「第二試験を行う前に、普段剣以外の武器を使う者、または一度も武器を扱ったことが無い者はいるか?」


 四人手が挙がった。学び舎に来ている者は必ずしも武器を扱ったことがある訳では無い。


「分かった。今手を挙げた四人は第三試験まで少し待っていて欲しい。先に残りの九人で第二試験を始める」


 強制をしないあたり、本当にただ明日行う個人戦の指標にしか過ぎないというのは本当なのだろう。

 また新たな土台———というにはあまりにも雑で軽量なものだが、丸い窪みが作られた土台は先程の二柱と入れ替わりで運び込まれた。

 土台にある丸い窪みに固定されたのは細めの巻き藁だ。

 試し切りをするというのは一目でわかった。

 本来もう少し太い巻き藁で行うのが主流ではあるが、技術を見るにはちょうど良い太さなのかもしれない。


「同じ藁を三回に分けて切って欲しい。制限時間はない。一回でも切れたらC評価だ」


 しかし見本も無しにいきなり試し切りをやらせるのは結構酷なのではないか。

 試し切りは確かに技量を見るには最適かもしれないが、やったことがなければ加減も分からないし技術ではなく試し切りの経験差が出てしまうなど、色々と差が生まれてしまうだろう。

 どうやってその経験の差を埋めるのだろうか。

 トーゴのその思考は、デボットと視線が合った瞬間に霧散した。


「まずトーゴから頼む」


 見本をやれと、暗にそう告げているのだとトーゴは理解した。

 トーゴとしては見本になる自信はないが、呼ばれたからにはやるしかない。

 突如として破られた順序に他の生徒が困惑する中、およそ一キロの刀剣を手に藁の前へと立つ。開始の合図の有無を確認するために横目でデボットを見てみると頷かれたので、自分のタイミングで良いということだろうか。

 深呼吸を行い、振り上げた刀剣を必要最低限の力で振り下ろす。

 対して力が入っていないと分かるその振りで、巻き藁がストンと地面に落ちた。

 その流れを崩さないように二回、一定の速度で藁を切り落とす。

 ストン、ストン、ストンとリズミカルな音が三回奏でられた。


「綺麗に斬ったな。ここまで出来れば文句なしのA評価だ。お前らにこれを真似しろとは言わんが、是非参考にしてくれ」


 パッと見たところでは凄く地味で平淡なものだが、見本としての役割は十分だということだろう。

 剣の技術は魔族や魔物だけでなく、人との戦いにおいても効力を発揮する。

 技術は力以上に鍛錬がものをいう。

 力に限界がある以上、技術で補うというのが現在の考え方だ。

 しかし熟練度故かやはり評価は芳しくないようで、次々とC評価、D評価が与えられている。デボットの表情から察するに、例年こんな感じなのだろう。


「次、ロイド」


 その瞬間、トーゴは強い視線を感じた。

 視線辿るように顔を向けてみると、巻き藁に向かったロイドと呼ばれた体躯の大きい茶髪の青年がトーゴを睨むようにじっと見ている。

 知り合いではない。

 目立っているから、というわけでもない。

 敵対心———は似ているかもしれないが、少し違う。

 少なくとも良い意味合いはなさそうな視線だが、トーゴはその理由を探ることを一先ず頭の片隅に追いやった。

 トーゴ自身も彼には興味があったのだ。


(力は魔法無しでもB評価。雰囲気も他の新入生とは違ってかなり”濃い”。現役の冒険者の可能性が高いかも)


 トーゴはある程度相手の力量を感じ取ることができる。

 トーゴの単純な力量は新入生の中で中の下。実戦経験や条件等を加味して上の下に届くかどうかだ。

 魔法を使えないという点から見ればかなり上位に位置付けているのだが、学び舎の中では下位と言わざるを得ない。

 しかし裏を返せばトーゴは魔法を除いた肉体のみの勝負であれば学び舎でもかなり上位に位置していることになる。

 そんなトーゴが張り合えると感じた新入生の一人が、ロイドだ。

 当の本人は巻き藁には一切目を向けず、ただトーゴをじっと見ている。あまりにも不審な挙動にデボットですら疑わし気な視線を向けているが、


「え?」

「何!?」


 その光景を見た全員が口から驚愕を漏らした。

 足を止めることなく。

 巻き藁に視線を向けず。

 音も出さず。

 クルっとターンをしたそのわずかな時間で、ロイドは巻き藁を四つに切り刻んだのだ。

 デボットですら驚愕に目を見開いている。


(魔法とは違う魔力を使わない技術、スキル)


 スキル。

 先天性スキルと後天性スキルというものがあり、また魔力を使うスキルと魔力を使わないスキルが存在する。後天性スキルは誰でも取得することが可能だが、先天性スキルは非常にレアで強力なものが多い。

 しかしスキルを持っているからと言って、それだけで強くなるわけではない。

 スキルにも熟練度はある。

 魔力がない者はこのスキルを主体で扱い戦うため、勿論トーゴもスキルを覚えている———というよりは、ほぼ強制的に覚えさせられた。

 トーゴも望んでやっていたことなので後悔はないが、やはりというか軽いトラウマを植え付けられるレベルの修行だったと言えばどれほど過酷だったかはわかるだろう。


 そしてトーゴがスキルを覚えているということは、当然魔力を持たない冒険者として名を通しているデボットもスキルを覚えている。

 つまり魔力を持たない者はスキルが生命線だ。

 そんなデボットですらどんなスキルか分かっていないという時点で、ロイドの技術が冒険者の中でも卓越しているのは明白だろう。


「デボット教官、評価を」

「あ、ああ。文句なしのA評価だ」


 力はトーゴが上。

 実戦経験も上……だろう。

 しかし身体能力そのものは恐らくロイドが上であり、今垣間見た剣の技術とスキルでその優位性は全てかき消されている。

 先ほどの視線はトーゴをライバル視してのもの。

 そして、俺のスキルを見破って見ろと言う挑戦を込めた視線だったのだと、一旦そう解釈して視線を受け取った。

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