第4話 初デート




「何で俺の名前知ってたんだ?」


としつこく聞いてくるから


「カッコイイって有名人だった

からデッス‼」


って答えてる。ストーカー並に

好きだった事はナイショ‼

でも俺様気質って誰も知らないと

思うよ。



奏月は副社長付きの第一秘書だから

ラインでの付き合いの方が多い。


海外に行ったり、国内での会議など

休みはあっても無いような日だ。

社内で呼び出された時、お土産を

貰う楽しみは増えたかなぁ。


ご当地グルメ・・・

でも、10分位のデート奏月は公表し

たらもっと堂々と会えると提案して

来たが言えない理由がある。



✕1の先輩、山田真奈さんが彼に

夢中なのだ。


ナイスバディの彼女は絶対奏月を

落とすと毎日彼を狙っている


気が強いし、彼を落とせると

自負するぐらいに彼女は

綺麗だし甘え上手、

なのに離婚をした理由を

尋ねると、元旦那さんの浮気らしい。

何年も付き合ってゴールイン。


しかし彼氏は並行して浮気相手が

いたのだとか、顔はどーでもいい

真面目な彼氏がほしーぃ♡と

思っていた所に真面目君を

ドーンと出した奏月登場、

しかもイケメン、


先輩は、運命の人とピンと来た

と言っている。

それ以来ずっと強かに奏月を

狙っている。

先輩は料理学校へ行って勉強して

家事も完璧にこなし仕事と両立


なのに旦那さんは完璧な彼女より

頼られる方が良かったらしい。

子供が居なかったのが幸いしたと

笑い飛ばす事ができるようになった

のは・・・山岡奏月の存在が

出来てこそ・・・だって。




なるべく争い事は避けたい。

社内では何事も無く

穏便な日々を送りたい。


彼女の名前は出さなかったけど

こうゆう先輩がいるからと

奏月には理解して貰った。


「俺って昔から女の子に不自由して

ねーんだよな! ´∀`ハハハ」


「;°▽° ハハハそーなんだ﹏w

ですよね〜」




そんな時初めての、

一日デートの誘い

が奏月から・・・


「ねえ依織、今度の土曜デート

しない?依織の行きたい所

連れてくよ。」



「うそ〜嬉しいん

ですけどマジでっ!」


「マジでっ‼だょ。」


「じゃあ映画見たいの

があるの

MAN OF DISTNY

ってやつ‼」


「あ、あのSFファンタジーの

アレ話題だよな‼

いいよ👍迎えに行くよー!」


「えー‼

奏月のマンションから

街中の繁華街近くの

映画館迄かなりあるよ。


映画館モールのにする?

でも、

ソコも逆になるよー。


どうする?ヤッパリ

駅前のカフェで

待ってて。」



「そんなん気にすんなよ。

じゃあモール中のパン屋の前で

10:00な‼モールでいいよ。

俺は気が短いんだ遅れたら〆

るからな!」


「ヒェッ…﹏うん。」



ん?ン?


依織に交際申し込んで2ヶ月

初デートなんですけ・・・ど?

なんで?俺のマンションの

場所?知ってるんだ?


タラリラタラリラ〜♬♩♩♬

タラリラタリラ〜♬♩♬♩♩


ま、まさかアハハハハ


ス、ストーカ?帰ったら

クローゼットから出て来たり

して・・・

まさかね。


-`ω´- ンー〜ん。


その時はひん剥いてマンションから

出さねーようにしてやるw

飛んで火に入る夏の虫状態に

してやる﹏

ストーカでも依織が好きだ。


楽しみだなぁ〜

そんな事あったら連れ込む

手間がはぶけるじゃん。



ニヤニヤが止まらない奏月だった。

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