第3話 奏月の彼女?
「うぎゃ﹏何アレ!たい、体重﹏‼
しかもぉ﹏5?㌔って言っちゃった‼
恥ずかしいよぉ﹏。」
「Ahーフゥ、///>_>///
なんで言っちゃったんだろ‼
こんなに後悔するなら
もっと落ち着いて
行動するべきだったー
パニックってしまった。」
私、ダイエットしなきゃなの?
チョコケーキ無し、ごはん無し、
ウワ〜米は、コメは〜
ぬくの辛すぎる。
日本人に生まれてよかった〜って
思えるし、炭水化物ぬけなーい。
無理無理だょぜーったいリバウンド‼
塩辛好き、明太子すき、松前漬け
好き、数の子好き、納豆ごはん、
TkGは一番好きーっ‼
抜けない、御飯とBerryマッチング‼
山岡奏月さん。
彼の事は良く知っている。
入社式で彼に一目惚れ
それから出向いた本社でたまーに
合うが、向こうは知らないと思う。
でも後をつけて住まい確認‼
世間でゆう迷惑かけない程度の
ストーカちゃストーカ?
本社勤務になれた時は夢みたいに
嬉しかった。
今日もストーカ並に目敏く彼を発見‼
大仏部長の後を引っ張られる様に
ついて行く彼、
どうしたんだろうと
エレベーター をひとっ飛ばし
後を追う。
いけない事とはいえ、気になる。
駐車場に行くと
彼は駐車場にそっこー
ブツ倒れていた。彼が心配だったから思わず駆け寄った。
なのにぃ〜何で体重?
もう彼に近づけなーい!
彼はナイスバディが好き?
ダイエットしょうかな?
ああだこうだと自問自答する私は
芦田依織20歳、総務課
秘書課の彼はモテる、
しかも副社長秘書って・・・
副社長の雅楽代慶一道さんも大人気
2人颯爽と歩く姿は凄く素敵。
そんな彼(奏月)は秀才で
大学も首席だったと
もっぱらな評判。
だけど時々見せる眼鏡の奥から
棘のあるような眼差しに
♥~ドッキューン
恋に落ちた・・・ヤバイ。
「どうした?山岡落ち着きがないぞ‼」
副社長が俺をじっとみる。
彼は遊び人、だが会社の女には
手を出さない。
だから副社長には安心している。
しかし彼の友人達は
チャラ男ばかりだ
みんな御曹司繋がりで
賢い奴ばかり・・
あの子を目敏く見つけ、
御曹司チラつかせ手を出す奴が
居ないとは限らない。
危機感を覚える。
副社長の友人が来る度
最近はドキドキする。
そう今日は金曜日御曹司軍団の
集まりがある。
って事は奴らが来るし・・
ヤバイヤバイヤバイ
変な御曹司に取られる前に
行動を起こす事を決意した。
俺は思い切って彼女を待ち伏せ!!
何人かの同僚と賑やかに
出て来た彼女だったが俺を
一目見ると殺人犯でも見たように
デカい目をひん剥いて
クルリと回り走って逃げた。
彼女の急な行動に回りの同僚は、
( ⊙⊙)!!何だ、何だ‼
興味深々。
俺は足なら負けない、
陸上選手並に
ヤンキーで鍛えた技がある。
警察に終われヤクザに追われ
やたら悪さばかりしていたから
反社会〇織の兄さん達
にも顔われ(女絡み)
いま考えると元気が
あり過ぎたんだ‼
ちょっと走ると直ぐ彼女が見えた
なんじゃありゃあ・・・
スローモーションか?
ヘトヘトじゃん。
あれ?走ってるの?モタモタ、
モタモタ・・・プフフフ
最初こそキレのいい走りを
見せていたがもう
フラフラじゃん。
…クククッ
俺は普通にスタスタスタと
歩いてつかまえた。
ギョッとした彼女は
「ゴメンなさーい!
ゴメンなさーい!」
を連発始めた。
俺はヤンキーで鍛えた
ドスの聞いた声で・・・
《《はぁ〜✧"✧ なんでにげんじゃ
いコラ💢‼》》
怯えた表情の彼女の手を引き
自販機の前に押し付け、
ブームの去った
壁ドンじゃない自販機ドン。
逃がさない‼
強い決心をした俺の気合いの入った
眼力は彼女をビビらせて
動かなくしていた。
まさに蛇に睨まれたヒョコちゃん。
俺はチャリーンチャリーンと
コインを入れミルクティを押し
彼女から目を離さず
次はBLACK珈琲を押した。
ゴトン‼ガタンガタン
´﹏` ヒェーとビビる彼女に
コンコンとミルクティで、
軽く頭を叩き・・・
「俺と付き合え‼」
´﹏` ヒェー「何処にですかぁ﹏」
俺は彼女を又睨みつけ
「ふざけてんのか?
俺の女、いや彼女になれ
ってんの‼。
・・・
分かったな‼」
「え? あ! は? は?」
「 彼女‼」
ポカ━ン...彼女?おんな
私が、山岡さんの?女?
固まった彼女に
「嫌か?嫌なら無理強いは・・・
しないけど・・・サ‼
前向きに考えてみてよ。」
彼女はブンブンと首を振り
「わ、私ダダ、ダイエットします。
よ、よろしくお、おねが、ガガ
いします。」
俺は、
「ん?ダイエット!!何で?」
と聞き返した。
「だっ・・て・5?㌔あるし・・・
山岡さん、ナイスバディが
好みデショ」
ポカ━ ºдº ━ン...
「は?・・・俺はお前ぐらいが好きだぞ
ダイエット禁止‼
ってか俺の名前
なんで知ってんの?
俺はお前の名前知らないのに?・・・」
「え、私の名前
知らないのに・・・ぷッ
付き合うの?」
今まで俺様気質の彼が急に可愛く
思えて来た。
「お、おれ、
告ったの初めてなんだよ‼
笑うな!お前の事誰にも言えなかっ
たんだ・・・し。
し、仕方ないだろ‼」
なわけで山岡奏月は私の彼になった。
彼を狙っている女子は沢山いる事
を彼は知らない。
だから彼と私の社内恋愛は秘密。
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