#03. Our First Meetin’
「それじゃ、そこの本棚からこれまで
「はーい」
俺はリナイエの後ろにある本棚を差しながら、リナイエに頼んだ。
「ありがとう」
俺はリナイエから一冊の黒いファイルを受け取ると、ファイルの1ページ目を開いた。
1から3ページまでは今まで
「とりあえず、二人で半分ずつ調べるか!?」
「そうだね」
俺はファイルから全体の半分ぐらいの紙だけを取り出して、ファイルをリナイエに渡した。
最初に書いてあった名前は「
次に書いてあったのは「
俺は先程リナイエが入れてくれた紅茶を啜りながら、次々に暗殺された者たちを確認していった。俺が確認した者の中には、女性や少年、外国人の名前も記載されていた。
それからリナイエと共に調査を始めて3時間ほど。
「リナイエ、何か分かったか?」
「いや、特に...。拓也は?」
「俺も無い。共に収穫無しか...。これから、どうすれば良いんだ?」
「んー。とりあえず、数ヶ月間
「...そうだね。今日受け取った手紙だし、これから先何か起こるかもしれないしね」
「そうそう」
「じゃあ、そうしよう。何か
「はーい」
こうして、俺とリナイエの数時間にわたる作戦会議は収穫無しで呆気なく終わった。こんな作戦で本当に
そして次に、今いる俺の秘密の探偵事務所の拠点をどこに移すかの議題に変わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます