第403話 追いかけっこ?

すみません1話飛ばしてました。

今日、こちらが1話目になります。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜


結局、流れるプールをやりまくりました。時計回りに反対周りに、波の出るプールは大ちゃんたちの休憩中に。

『⋯だって、ちょっとね、うぷっ』

『私も、初めての体験ですわ⋯うぷ』

『オ、オイラもなんだな⋯うぷっ』


『だらしないにゃ!慣れたにゃ!』

みゃあ『たのしいにゃ♪』

『『にいちゃんも、なれるだよ!』』


『『『⋯う~ん』』』


『船酔いみたいなもんか?こればかりは体質もあるからな』

「あい」

ぽぽちゃんたち、ごめんね?



新しく開拓した土の次は、今までの畑とか田んぼとかも、しっかりと流れるプールです。妖精さんたち、めちゃくちゃ増えてるよね?大人気ですね。

もちろん最後には妖精さんたちが、


『『『きゃ~♪』』』

『『『いくよ~♪』』』

『『『わ~い♪』』』


ゴロンゴロンっと、でんぐり返りして耕してくれてます。


『『サーヤ!タッチ!』』

「あい!」

ぱんっ!

『『いえ~い!』』

と、ハイタッチで魔力を渡すのも忘れません。


『あ~地面が輝いてるにゃ。キラキラにゃ』

『ええ。眩しいですわね⋯とっても』

『⋯すごいね。何も無いと改めて、広いよね』

アイナ様たちと大ちゃんが、なんか、疲れてるね


『ん~せっかく、全部ひっくり返したから、改めて区画整理するかな?』

『そうねぇ。果樹と野菜とか、明確に分けた方がいいかしらねぇ』

『そうだな。あと、支柱がいるもの要らないものとかな』

結葉様とおいちゃんが相談してます。


サーヤたちは

「がーがーしゃんちゃち~」

田んぼで今は遊んでるガーガーさんたちに話しかけます。

『サーヤ~』

『あそぼ~』

『いまならどろんこあそびしほうだいだよ~』

「ふお~!」


田んぼも今、何にも植わってないから遊べます!


「あしょぼ~!」

『『ちょーっと待ったぁ!』』

「う?」

フゥ?クゥ?

『サーヤ、くまさん着ぐるみで泥入る気か?』

『いくら、汚れない魔法かけてもらっててもやめて?』

フゥとクゥが待ったをかけてきました。

「あっしょでちた」

失敗失敗、えへ?


『はいはい。畑仕事用のかっこになりましょうね』

「あ~い」

お外だけど、ちびっ子だし、気にせずお着替え。ポシェットはクローゼット直結の便利バックです。ジーニ様すごいです。


『はい。ぽぽちゃんたちとお揃いのTシャツにツナギ。今日のツナギの色はピンクね』

『準備完了だな』

「あい!あいがちょ!」にぱっ

『それじゃあ、あそぼ~!』

ぴゅいきゅい『『わ~い!』』

『ガーガーさんたちと』

『鬼ごっこだ~』

『『『まけないよ~♪』』』

ちびっこ達はやる気満々!

『こっちだって!』

『まけないよー!』

『それー!』

『にげろー!』

『『『『わーっ』』』』

ぴゅーっっ

ガーガーさんたちもやる気満々!泥んこで追いかけっこ開始!


『ふわ~!』

「はやい~」

ぴゅいきゅい『『はやいね~』』

『『よーし!』』

『『『捕まえるぞー!』』』

「『『『『『『『『おー!』』』』』』』』」


みんなでバシャバシャ田んぼを走り回ります。


「まちぇ~」

『またないよ~』

ぴゅーっ

はやいです!全然追いつきません。

「うにゅ~」

泥んこ楽しいけど、あんよがはいっちゃいます。

『サーヤ、てつだう?』

『てつだう?』

ぴょこ。

泥んこから妖精さんたちがぴょこぴょこ。

「どうやっちぇ?」

『サーヤの足がしずまないようにしてあげるよ』

『土にしずまなかったら、はしりやすいでしょ?』

「ふぉ~しゅごい」

そんなことできるの?

『できるよ~』

『そうだ!水の妖精さんにもてつだってもらおう!』

『そうだね!水の上はしれるよ!』

「ふお~しゅご~おにぇがい!」

水の上走れるなんて、忍者さんみたい!

『じゃあ、いくよ~』

『『『『えぇいっ』』』』

ピカーっ

「ふお~」

足が光ってる~!!

『さあ!』

『はしってみて!』

「あい!」

いくぞ~!!

つるんっ

「うきゃ?」

ばっしゃん!

『『あっ』』

『『わあっ』』

『『たいへんっ』』

妖精さんたち、びっくり!


『『サーヤ~あああっ』』

フゥとクゥが顔から泥に突っ込んだサーヤのとこに飛んで来ました。

『大丈夫?』

『ほら、起きろ』

「ぺっぺっ」

お口の中に泥んこが~


『あ~サーヤのお顔真っ黒け~』

ぴゅいきゅい『『おめめだけみえる~』』

『『ほんとだ~』』

『『『どろどろ~♪』』』

ちびっこ達が言いたい放題~

「うにゅ~」

失敗~

『『『だいじょうぶ~?』』』

『『『ごめんねぇ』』』

「だいじぶ」

ガーガーさんたちと、妖精さんたちは心配してくれます。ありがとう。大丈夫だよ。


『⋯あ~あ。何してるのさ。クリーン』

おお!前が見える~

『だいちゃん、あいがちょ』

『⋯どういたしまして。それより、手伝ってあげるよ。遊ぶの』

「う?」

手伝う?

『⋯ほら、僕とサーヤが追いかけるから、みんな逃げな。十数えたら行くからね。ほら、いーち、にー、さーん、しー⋯』

おお?いきなり開始?


『わーっ』

ぴゅいきゅい『『にげろー』』

きゃーってみんな逃げちゃいました。

『⋯なーな、はーち、きゅう、じゅう!じゃあ、行くよ』

「う?」

どうやって?大ちゃんがサーヤの両肩に手を置いて、自分は浮いてます。

『⋯サーヤは、足がんばって動かして?』

「う、うにゅ?わかっちゃ?」

走ればいいのかな?

『⋯行くよ。せーのっ』

どぴゅんっ

「ふぎゃあ!?」

大ちゃんの声に合わせて走り出したら、すごいスピードで走り出したました!

「ふ、ふぎゃああああっ」

足がっ足が、勝手にまわる~


『わぁ!サーヤはやい~』

『⋯はい。ハクつかまえた』

ぽんっ

『え~なんかずるい~』

ハクごめんね?でもね?

「ふ、ふぎゃああ~っ」

びゅいきゅい『『わぁ!きたあ!』』

『⋯はい。双子もつかまえた』ぽんぽんっ

ぴゅいきゅい『『え~』』

ぜーぜー

『⋯はい。次行くよ』

「う、うきゃーっ」

もう、ゆっくりでいいよ~

しゃかしゃかしゃかしゃか


『ね~あれって~』

ぴゅい『サーヤ、ひめいだよね?』

きゅい『サーヤ、ないてるよね?』


助けて~


『おお。サーヤが鍛えられてるな』


おいちゃん、ちがうよ、筋トレしたい訳じゃないよ


『大地、サーヤを頼むな~』

『⋯まかせて』

「う、うきゃ~あああっ」

まかせてじゃないよ!助けて~!


「ふぎゃ~あああ」

ばばばばばばばっ


『あ~なんか、かわいそう~』

ぴゅいきゅい『『サーヤ、がんばれ~』』


だれか助けて~えええっ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る