第387話 おばあちゃんとおしゃべり


「ふい~い。おいちかっちゃ。こんぽちゃ、しゃいこう」


やっぱりコンポタは最高です。つぶつぶ入り最強です。最後の一粒まで逃がしませんよ。

もーもーさんの美味しいミルクで更に最高最強です。もーもーさんありがとう。

とうもろこし育ててくれたぽぽちゃんたちもありがとう。

とうもろこしもコンポタになれて、きっと、えっと、ほんもーってやつだよ。


『あらあらまあまあ、良かったわねぇ。サーヤは本当にコーンポタージュ好きよね。ちなみに本望ね』

「あい。だいすち。おばあちゃんにょ、くりーむしちゅーみょ、だいすち」

おばあちゃんのシチューは、小麦粉とバターと牛乳から作ってくれるから美味しいんだよ。


『あらあらまあまあ、ありがとう。それじゃあ、後で山桜桃ちゃんたちにお願いして作ってもらいましょうか。私がお料理できるか分からないしね』

『『もちろん、お手伝いします!』』

「ふお?」

山桜桃ちゃんと春陽くんがすごい勢いで参加希望です。


『あらあらまあまあ、ありがとう。後でモーモーさんに牛乳もらいに行かないとね』

『『はい!』』

「もーもーしゃん、だいかちゅやく。ゆすらちゃんちょ、はるひくんみょ、だいかちゅやく」

いつもありがとう。


『そうね、みんな大活躍ね。山桜桃ちゃんと春陽くんにも、牛乳とバターをくれるモーモーさんたちにも感謝しないとね』

「あい。あいがちょ!」

『『そ、そんな』』うる

いつもありがとうだよ!

『あらあらまあまあ、みんないい子ね』にこにこ

そのとおりだよ!


楽しくて美味しい朝ごはん、あとは

「よーぐりゅちょ、たべりゅ」


食後のヨーグルトも美味しい~♪これももーもーさんたちのおかげだね!今日はベリーのソースにしよう♪

「ふぅ~。べりーにょ、おにぇがいちましゅ」

『はいはい。ベリーのソースね。はい。かけるわよ』

とろ~り

「わ~い♪あいがちょ」

おいしそう~♪赤紫色~♪

『どういたしまして。私もベリーのソースにしよう♪』

美味しいよね~♪


『ふむふむ。今のところトッピングはフルーツとフルーツソースかしら?』

おばあちゃん?


「はちみちゅ、ありゅよ」

レンゲたちのはちみつ美味しいよ!

『そうね。蜂蜜もおいしいわね。後は、きな粉とか、あんことか入れても美味しいわよ。特にきな粉は体にもいいし⋯そうね、サーヤ、黒ごまきな粉とか、作ったらいいんじゃない?』

「ふお~」

おいしそう~。じゅるり。

きな粉あったら、きなこもち、あんこあったらあんこ餅も、ごまがあったら~


「ごまあえ?」

ほうれん草の胡麻和え好き~♪

『胡麻和えは、味噌がないとね。日本酒、お味噌、醤油は早く欲しいわねぇ。贅沢をいえばみりんとかも』

「おいちゃん、くりゃ、ちゅくりゅ。たりゅも、いってちゃ」

やるからには麹菌から~エイエイオー!


『そうね。お米とかも、お酒用と食用は品種が違ったりするし。何しろ本格的にやってくれるなら、甘酒とかも飲めるようになるしね』

「あまじゃけ⋯」

甘くてとろっとした甘酒。じゅるり。


『甘酒は麹の甘酒と酒粕の甘酒だと、効果も味も違うしね。サーヤの好きな粕汁もできるわね~』

「だいこんにょ、かしゅじりゅ⋯」じゅるり

食べたい~


『お味噌も色々なお味噌欲しいわねぇ~。自分で作れるならやりたい放題よね~。夢だったのよ。老舗のお味噌屋さんみたいに日本各地の味噌樽を並べるの~。最高の贅沢よね~』

「たちかに~。おやしゃいに、おみしょちゅけて、ぽりぽり」

『いいわね~♪』

おいしいよね~♪


「やきおにぎりにみょ」じゅるり。

『あらあらまあまあ、そうね、お醤油やお味噌の焼きおにぎりは香ばしくて美味しいわよね。炭火で焼きたいわね~』

「あい」

おばあちゃんのお味噌の焼きおにぎりは、あまじょっぱくて最高です。じゅるり。


『本当に幼児とは思えぬ渋好みだよな。でもな?周りを見ろ?』

「うにゅ?」

おいちゃん?周り?

『あらあらまあまあ?』

「ふぎゃっ?」

あわわわわわわ


『やっちまったな⋯』

「ち、ちまっちゃ⋯」

『あらあらまあまあ⋯』

さすがのおばあちゃんも、冷や汗かいてる?(ように見えます)


いつの間にやら、またまたぐるりと囲まれてました。


〖うふふ。色々出たわね~〗

ジ、ジーニ様⋯

『ゲンも大変だわねぇ』

結葉様⋯

〖ああ。ゲンさんがいない間にサーヤが言っていたものですね〗

シア様⋯

〖ええ。たしか、ピザ窯、外のコンロ関係、蒸し器、ミキサー、こし器でしたか?〗

エル様、よく覚えてるね?


『サーヤ、お前⋯』ギギギ

「う、うぎゅ」

お、おいちゃん、あのね?これには深いわけが⋯だからね?そんな壊れたロボットみたいに見ないで?


『それだけじゃないわよぉ?チョコに、お好み焼きに、ソース?』

む、結葉様まで⋯


『あらあらまあまあ。でも、たしかに欲しいわねぇ』

おばあちゃん?


『それに、アルミホイルだよな』

『そうだね、アルミの抽出だっけ?』

『さーやちゃんに頼りっぱなしにするわけにはいかないからね』

『アルミホイルにしたってそうだよね』

ド、ドワーフのおっちゃんに、おかみさんたちまで⋯


『サーヤ、なんて面倒くさいことをまた⋯』

お、おいちゃん、ごめしゃい。わざとじゃないんだよ


〖うふふ。まだよ〗

『そうですよ』

ジ、ジーニ様にフゥ?まだ何か⋯?


『サーヤ忘れたの?金箔』

〖パックにも⋯とか言ってたでしょ?〗


「ふあっ!?」

『サーヤ⋯』

『あらあらまあまあ⋯』

おいちゃんと、おばあちゃんの声が、もう呆れてます。


〖ゲンも戻ってきたし、やれることからやってもらわないとねぇ。櫛とか?〗

『そうですね』

『『『それは俺達も』』』

『『『楽しみだねぇ』』』


あわわわわわわ

ジーニ様だけじゃなくて、フゥにドワーフさんたちまで!怖いよぉ。そ、そうだ!


「しょ、しょれより、しゃきに、めーめーしゃん⋯」

『わりぃ、サーヤ。それはもう済ませてきた』

「にゃ、にゃんでしゅと⋯」

いちゅのまに⋯?


きゅるる『そうだった。ゲン、糸車?よろしく』

きゅるるん『『『はたおりきも~』』』

きゅるるん『『『『よろしく~』』』』

き、絹さん親子まで⋯


『うわぁ、おいちゃんいない間に、こんなにあったっけ~?』

ぴゅいきゅい『『そうみたい~』』

『『さすがサーヤ!』』

『『『むいしきだよね~』』』

みゃ~『すごいにゃ~』

『ほんとだにゃ~』

『まだあったりしてなのだ!』

姫ちゃん、怖いこと言わないで


『サーヤちゃん、ゲンさん、手伝えるところは手伝いますわ』

『そうだな。がんばれ⋯』

アイナ様に、アルコン様まで⋯

すっごい、かわいそうに~っていう目です。


『だってな、サーヤ⋯そうしないとずっと言われるぞ』

ギン様まで⋯


『こうなったらの、サーヤ、ゲン』

『ドワーフたちに名前を先につけてパワーアップさせた方が早いかもしれんのぉ』


「ふあっ?」

『え』

じぃじたち、なんてことを⋯!

「う、うきゃあああああ」


『諦めろ⋯がんばれサーヤ。手伝うから』

『あらあらまあまあ。私とうさちゃんもよろしくね♪』


「ふみゃああああああああぁぁぁ」

誰か、助けて~!


☆。.:*・゜☆。.:*・゜

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