第35話 天然魔石

シルキーsaido

ドーモ皆さんこんにちは!みんなのアイドルシルキーちゃんです!

皆さんは宝探しってしたことありますか?遊びじゃなくて本当に金銀財宝を見つけるやつです。ちなみに私はやった事があります。バーミューダトライアングルって海域に一回潜ってった時に金貨を何枚か運良く見つけた事があるんですよ。んで、その時は価値がわからなかったというかこれ金貨なのか?って思ったので、友人にあげちゃったんだよね。今思えば上げない方がよかったかなぁ...って思っています

今はもう関係ないですが...

それでは....本編をどうぞ!


「やっぱりシルキーちゃんは可愛い!」

そう言ってエレナお姉ちゃんはぎゅうーと胸に抱き寄せてくる

......ちょっと苦しいです.....胸がぁ...胸がぁ...迫ってくるぅ

「.....ちょっと苦しいです」

胸部装甲による圧迫死になってしまうにゃー

ちょっと息が危ないからちょっと早く退くのです.....

「あぁ...ごめん苦しかったよね....」

「大丈夫です....あの....お姉ちゃん?モールド湖に行かなくて良いの?」

依頼を忘れていないかい?大丈夫か?

「あっ!忘れてた!....じゃあ行きましょうか」

そう言ってエレナお姉ちゃんはモールド湖に向かって歩き出した。

「あっ!待ってくださいよぉ〜」


「はっはっはっ遅い遅い!」

「待ってええ.....」

早いよぉ....エレナお姉ちゃん!!

「ごめんごめん...ちょっと意地悪が過ぎたわね。」

「もう......エレナお姉ちゃんなんか知りません!」

そう言ってそっぽ向くと

「そんなぁ!」

と言う声が聞こえてきて、

「機嫌をなおしてよぉ」

「わかりました....」

「はぁ....はぁ.....はぁ....」

息切れが.....

「シルキーちゃん大丈夫?」


「大丈夫です...エレナさんは大丈夫ですか?」

なんか疲れているみたいだけど....

顔も赤いし....

「うんん大丈夫だよ?平気へっちゃらよ?私は....」

「そうですか.....」

「............」

「............」

話しずらい........

「そうだ!」

ん?どうかしましたか?

「シルキーちゃんは何か得意な事や好きな事はあるのかな?」

そうですねぇ....

「私は...本を読むのが好きです」

最近ハマっているのは魔法図鑑

「本かぁ....他にはあるかな?」


「他には....あ!編み物が得意です!」

その他だったら魔法で新しい魔法を開発するのが楽しいです。

「そうなんだ....私は魔法が得意かなぁ...」

蚕妖精なので大得意です!

「そうなんですね....意外ですね。」

てっきりもっと脳筋なのかと思いましたが....

「ん?なんで?」

心底不思議そうな顔をしてこちらをみるエレナお姉ちゃん

なんか言いづらいですね....まぁ普通に言っていいか

「いや、エレナお姉ちゃんは剣一筋って感じだったので....」

なんかごめんね?

「そうね.....それは仕方ないわね。」

そうですね.......なんかごめんなさい

「街までの距離は後どれくらいですか?」

もう4キロくらい歩いたと思う

「そうねぇ....あと2キロってとこね。」

そろそろ着くんか....たのしみだなぁ洞窟....

「楽しみなのかな?シルキーちゃん」

そうエレナお姉ちゃんが言ったので、今の気持ちを話しました。

「はい...洞窟って行ったことないんですよ....森の村なら行ったことありますが....」

「そうなんだ....森の村かぁ.....私はその方が行ったことないかなぁ....」

「そうなんですか?....意外です。」


「私の専門は討伐と採取だからねぇ....森はちょっとねぇ...」

そうエレナお姉ちゃんは言っているが本当なのかわからない。

薬草の採取とかが依頼にあるかもしれないからだ。

「薬草の採取はないんですか?」


「薬草はみんな個人個人でやってるから依頼に出されないんだよ?」

そうなんですか!しらなかったです!


「でも、貴重な薬草の場合は別で高額な報酬機の場合が多くあるのを覚えといてね?」


「わかりました!勉強になります!」


「うんうん。賢い子は好きよ?私」


「エレナお姉ちゃんの子供の頃はどんな子だったんですか?」


「えーそれ聞く?」


「はい!気になります!」

どんな幼少期を送っていたのか...めちゃくちゃ気になります!

やんちゃだったのか、おとなしかったのか....

もしかしておとなしかったのかな?今だったら想像がつかないけど....

「そうねぇ.....シルキーちゃんはどうだったの?」

「私は孤児でアルカお婆ちゃんに拾われたので....」


「そうなんだ.......ごめんなさいね?」

「いえ、大丈夫です。もう慣れたので.....」

それに......もう新しいことに挑戦するのが楽しいので、孤児だったことは忘れちゃいました!

「そうなんだ.....おっもうちょっとで着くわよ?準備しておいてね。」


「さて、着いたんわね。」

おお!此処がモールド湖ですか!

思ったよりも広いですね!ウユニ塩湖みたい!

「思ったよりも広いでしょ!」

「はい!」

「それじゃあ、始めましょうか!」


「はい!わかりました!エレナお姉ちゃん!」

「うん!いい返事!」

つづく

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