第36話 鉱石掘り

シルキーsaido

どーも皆さんこんにちは!シルキーちゃんです!

突然ですが皆さんに問題です!今は私達はなにをしているでしょうか!

.........回答受付終了です!正解は.....

鉱石を掘っている所でした!掘るのめちゃくちゃ辛いです!

まぁ身体強化魔法である程度楽できてるけど、やっぱりこの体じゃ辛いです

なんで鉱石を運んでいるかって?

「シルキーちゃん....疲れてないかい?」

そうエレナお姉ちゃんは心配そうにこちらを見つめる

「大丈夫です!エレナお姉ちゃん!私は身体強化魔法を使っているので大丈夫ですよ!」

「そうなんだ!じゃあもうちょっと頑張ろう!」

そうですね!....それじゃあもうちょっと頑張りましょうか

「はい!エレナ先輩!頑張ります!」

そう言って掘り進めていると....

何かキラキラしたものが出てきた

なんだこれ?

「何でしょう?これ....」

魔石?....でもこんな土の中にあるなんて....

そもそもなんであるんだ?あっ!そういえば!

天然魔石って話を聞いた事がある!

まぁそれは後で説明するけど...

「ん?何か出てきたの?シルキーちゃん!」

そう言ってエレナお姉ちゃんが手を止めてこちらを見にくる

「なんかキラキラしたものがでてきたんですが....これなんですか?」

それはキラキラした虹色の鉱石だった。

なんだこれ?....ガチャ石かな?虹色だし....

「これは......なんだろ?魔力の結晶の塊かなぁ?」

だって魔力の内蔵量がすんごいもん。

まぁ私が持ってる補助礼装のトリスメギストスみたいな無尽蔵の魔力じゃないけどさぁ...中に入ってる魔力の量多くない?

「魔力の結晶ですか?」

魔力の結晶は所謂魔石ってやつで、大体は魔物や魔族の体内で生成されるんですが...たまに霊脈の通り道に鉱石として生成される時がある。

まぁそんなにでかいのはほとんどないけど

「うん。この辺の鉱山の一部で魔石が自然生成される場所があったんだよ。」

そんな場所があったんですか!?知りませんでした!

「これは.....結構大きいですね....」

そう言って取り出したのは綺麗に土が除去された天然魔石

「えぇ....これなら15万くらいはいくかもね」

15万ですか!?そんなにいくんですか!?

「この魔石そんなにたかく売れるんですか!?」

思ったよりも高く売れますね!

「えぇ、そうね。でもこんなのを持っていけるかしら?」

確かにこの大きさだったら....あ!あれ使えばいいんだ!

「ん?なんか閃いたのかな?シルキーちゃん」

ふっふっふーそうなんですよ!閃いちゃいました!

「はい!この方法なら街まで運べるかもしれません!」

閃きましたよ!街に運ぶ方法が!

「おぉ!んで....どんな方法なの?」

それはですねぇ....ゴニョゴニョ....ゴニョ


「それはですねぇ....ゴニョゴニョ」

どうやるかは今から実践して教えます。

「なるほどねぇ....わかったわ。協力しましょう。」

やった!

「それじゃあ依頼目標の水色鉱石もゲットしたし、天然魔石を手に入れたから帰るか!」

そうエレナお姉ちゃんが言ったので早く街に帰りましょう!

「そうですね。....それじゃあ帰りましょうか....」

「そうね!」

思わぬ収穫で笑顔になったエレナお姉ちゃんは外に向かって歩き出した...

「そういえば、この辺って盗賊とか出るんですか?」

盗賊が出てくるんだったら魔石を狙ってくると思うけど....

「そうねぇ....最近だったらこの辺に盗賊団が出没するから討伐してくれって依頼が出てきたりしたわね....」

やっぱりですか....どうりで道中よく壊れた馬車があると思ったよ。

「......やっぱり....それじゃあ早く帰らないとですね。」


「そうね!それじゃあさっき言ったことをやってみせてくれない?」


「わかりました!.....えーとまずは術式展開...スパイダーネット....+硬質化!」

そう言うと手のひらに展開された魔法陣から蜘蛛の巣のようなネットが出てきて

すぐに半分くらい固まるとその中に天然魔石を入れるとネットが閉じて中のものが固定される

「よし!これで背中に背負って運べます!」


「すごいじゃん!この魔法!」

ふふんそうでしょう?

「?......もうちょっとだ...頑張れ...」

そう言って少し疲れたような顔をしながらも、歩く速度は遅くなっていない

エレナお姉ちゃん。やっぱり金級冒険者なだけはあるわ

「!何かいるぞ!」

え?本当?.....じゃあ気をつけて進まなきゃ....

「いや...もう追いつかれたみたいだ....」

「......」

どうします....倒しますか?

「へっへっへっ....ようねぇちゃん。いいものもってんじゃねぇか」

うわっ小物臭がプンプンする盗賊が出てきたんだけど!?

なんだこいつ!?って....この人!

「あの時、エレナさんに絡んできた人!?」

なんでこんなところに!?

「へっへっへっ...その魔石を寄越してもらおうか....」

すんごい小物臭がする盗賊2があらわれた!

「「!」」


「なんか....盗賊同士で争ってるなぁ」

せやな

「それじゃあ争ってる間に....そうですね。」



「やい!お前ら!なに勝手に逃げようとしているんだ!」

あっ見つかった

「よし!盗賊討伐完了!この盗賊は後で私が報告しとくわ」

その辺はよくわからないのでエレナお姉ちゃんにお願いしまーす

「それじゃあ家に帰りましょ?」


「はーい。今回はありがとうございました!」


「いいのよ?私も稼がせてもらったしね♪」

「はい!あっアルカお婆ちゃん!」

「シルキーちゃん帰ってきたのかい?それじゃあかえりましょうか。」

あっはーいそれじゃあエレナお姉ちゃん達に帰るって言っとかないと!

「それじゃあ!ばいばーい!また会いましょう!」

と言うと

「こっちこそ、また会おうねぇ!」

そうエレナお姉ちゃんが返事を返してくれた

「」

つづく

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