第34話 はじめての依頼

シルキーsaido

どーも皆さんこんにちは。みんなのアイドルシルキーちゃんです。

今回は冒険者ギルドに登録したので、簡単な依頼を受けてみようかなと思います!あと異世界物でよくある冒険者ギルドってステータスが見えるみたいな事あるじゃないですか。あの謎のハイテク機械だったり古い石板だったり、水晶玉だったりするやつの事です。でもこの世界の冒険者ギルドではハイテク機械による冒険者カードの発行はできてもステータスは見えないっぽいです。

残念ですねぇ...もし見えたんだったらどんな能力値なのか明かしたかったんですが...本当に残念ですねぇ。まぁとりあいず、本編に行きましょうか

では、どうぞ!


そう言ってエレナさんは奥に進んでいく。

「此処で依頼を受けるのよ?」

そう言って案内されたのはレジのような機械が横に置いてある

ざ!受付って所に案内された...けどなんか世界観違くない?

そこには帽子を被った女性が一人、受付のおねいさんかな?

「依頼を受けたいのですが」

そう良いと手を止めて機械に電源を入れる受付の人

「かしこまりました。ではギルド証の提示をお願いします」

「はい」

言われた通りさっき作った冒険者カードを受付の機械に通すと謎の音がしてガシャとカードが返されるので、鞄にしまう

「それでは、ランクの説明をさせていただきます。」

「はい。よろしくお願いします」

挨拶は大事です。

「良い返事です。ランクは下から鉄、鋼、銅、銀、金、プラチナの順番でランク付けされています。」

最高位がプラチナで最下位が鉄....

なるほど....じゃあ私は鉄か....

「そして昇格するには一個上のランクの方からの推薦が必要ですので注意してください」そうなんですね....昇格するには推薦がいるんだ...勉強になります。

それで、エレナさんのランクって何なんだろ?

「私のランクは金だな。流石にプラチナの冒険者よりは下だけど熟練の冒険者くらいの実力があるからな。」

へーそりゃすごいですね!エレナさん思ったよりも強いんですね!

エリート冒険者じゃないですか!すごいすごい!エレナさんすごいじゃん!

「これとか良いんじゃないか?」

どれどれ?......これ?うんじゃあそれにしようかな。

「それじゃあ、この依頼にしようかな。」

そう言って掲示板に貼ってあった一枚の紙を持って受付に行く。

「はい。確認しました。それでは依頼内容の確認をお願いします。」

はーい。

えーと.....依頼内容は...水色鉱石、5個の納品で

報酬金は...5000ドナかぁ....結構良いなぁ

このドナというのはこの国の通貨で1ドナ=一円くらいだと思いマウス(激サムギャグ)

おい.....なんか言えよ....せっかくギャグ言ったのに.....

つまんねぇの....

そう思いながらエレナさんのところに戻ると

「終わったようだな...それじゃあ行こうか」

そう言ってエレナさんは片手剣を携えてギルドの外へと歩き出した。

そしてそれに着いていく私。ちなみにさっき道具を借りたので、また買ってもらわなくて大丈夫ですので心配しなくて大丈夫です。本当ですよ!

「はい!」

「道具は持ったな?」

持ちました!光源用の魔石入りのライトと子供用のツルハシと縄ですね!

ちゃんと借りてきました!もうお金借りなくて安心です!

「そうね!ちゃんと持ったならパーティー登録しときましょ!」

そうエレナさんが手を広げて言った。

「パーティー登録?」

「二人以上で依頼に当たる時はパーティーを組むのよ!」

なるほどぉ....確かに二人以上で受けた方がやりやすいって依頼もあるだろうからね。もし討伐依頼だったら一人が陽動で一人が倒すって事ができるかもしれないし....救出だったら今のやつで助け出せるかもしれないし....他にも色々利点があるんじゃないかな。

「そうね!ちなみにこの依頼の目的地はわかっている?」

「えっと、モールド湖って所ですよね?」

モールド湖....此処から約6キロの場所にある大きな湖のこと....

色が所々違うので虹色の湖と言われているとか....

「わかってるじゃない。そうね。モールド湖はもともと鉱山があったからそこではまだ鉱石が取れるみたいなのよね。」

そうなんですね.....鉱山があるなんて知りませんでした....

「私は結構行った事があるから案内するわね?」

これはお礼を言った方がいいな。礼儀は大事です。

「はい!お願いします!エレナ先輩!」

そう言うとドキッと音がしてエレナさんの動きが止まる....

どうしたのかな?具合でも悪いのかなぁ.....

本当に大丈夫?

「先輩....シルキーちゃんお姉ちゃんって言って良いのよ?」

.........?頭がいかれましたか?

大丈夫ですか?.....これはお姉ちゃんって言ってみた方がいいな....

でもこの期待するようなキラキラとした目は裏切れない....

「えっと.......お姉ちゃん?」

そう言うとエレナさん(お姉ちゃん)は抱きついてきた

何でぇ!?なんで抱きついてくるノォ!?

いや、嬉しいけどさぁ.....なんで抱きついてくるわけ?

「やっぱりシルキーちゃんは可愛い!」

そう言ってエレナお姉ちゃんはぎゅうーと胸に抱き寄せてくる

......ちょっと苦しいです.....胸がぁ...胸がぁ...

「.....ちょっと苦しいです」

胸部装甲による圧迫死になってしまうにゃー

ちょっと息が危ないからちょっと早く退くのです.....

「あぁ...ごめん苦しかったよね....」

「大丈夫です....あの....お姉ちゃん?モールド湖に行かなくて良いの?」

「あっ!忘れてた!....じゃあ行きましょうか」

そう言ってエレナお姉ちゃんはモールド湖に向かって歩き出した。

「あっ!待ってくださいよぉ〜」



次回へーつづく

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