第31話 予言と夢2

シルキーsaido

どーもみなさん。最近妖精に不信感を持っている系幼女ことシルキーちゃんです。

何でか、この世界の妖精達はちょっと変みたいです。

いやまぁ...前世でも妖精は悪だったり、善なる妖精がゲームで居たりしましたけど...あんなに狂気に満ちた妖精は初めて見ましたよ....まぁ、妖精は前世で見た事はないんだけどさぁ...とりあいず、本編に移りましょう!

では...本編どうぞ!



「君に言いたいのは...これから大きな争いが起ころうとしているんだ...と言うことさ...」

そう流浪の妖精さんは言いました。

.....戦い...戦争....悲しい歴史...

太平洋戦争...正義と正義のぶつかり合い...

戦争は何も生まない...あるのは憎しみだけ...片方の正義はもう一方の悪、所詮この世は弱肉強食、より強いものが生き残る。

「....止められないんですか?」

「僕も止めれるならそうしたいんだけど...残念だけどね...」

「そうですか....」

「ただ...」

「ただ?」


「この戦いは止められない...だが君だけは別だ...もしかしたら止めれるかもしれないからね。」

「そんな事できるんですか?」

戦争が起きることが決定しているのだったら...できないと思うけど...

「そうだね。だけど、自分がうまく立ち回ることが出来たなら...戦争を回避できるかもしれない....」

「そうですか....でも私にできるんでしょうか...」

前に妖精達と戦った時も...戦いを回避できませんでした...

「それは...まぁ、汚染されてたからじゃないのかい?」

「そうですけど...まぁやりたくはなかったです。」

「しかたないさ、あの妖精達はもう手遅れだったんだから...」


「と言うか、何で知っていたんですか?妖精の村に行っていたこと...」

この人には言った覚えはないんですが...まさか!心が読めるのか!?

だとしたら...

「いやそんな能力はないけど...。」

違うの?

「僕には未来と過去が見るんだよ...」

マジで?そんな能力あるんですか!?

んでその未来視は測定ですか?それとも予測ですか?

もしかしたら、単純に未来を見る眼なのかもしれませんが...

「僕の眼は極東における千里眼?って奴なんだけど...普通に未来や過去が見えるんだよね。」

「そうなんですか....」

千里眼の方だったかぁ...うん。それなら納得だなぁ

「そういえば、貴方の名前は?」

そう言うと彼はんーと考えている人のように首を傾げる

「僕の名前?んーそうだね。僕の名前はマーリン...人呼んで星の魔法使いさ。もしくはマーク・ビリーヴって呼んでほしいな」

マーリン....星の魔法使い?....マーリンはアーサー王伝説に出てくる魔術師で

今もイギリスで有名だった気がするけど、マーリンに星の魔法使いなんて異名あったっけ?あとマーク•ビリーヴの方が本名なんじゃないのか?

「なんであだ名が星の魔法使いなんですか?」

星に関する魔法を使えるから?

流れ星を降らせるとか...

「それは....まだ内緒だ。」

そうですか....

「それじゃあ...この本は....」

持っていっていいのかなぁこの本....

本当に大丈夫?

「うん...それはもっていっていいよ?君が持っていたほうがいいからね」

そう流浪の妖精改め星の魔法使いマーリンさんは言った。

ちなみに流浪の妖精と気づいたのは結構前です。

「じゃあ、貰っていきます。」

「でも...これ貸し出し申請しなくていいんですか?」

「いいよ?それは個人的に隠していたものだからね」

そうなんですか....何で隠していたかは聞かないでおきましょう...

「じゃあ、バイバイ?」

すぐにまた会うかもしれないけど...

「はーい。またねぇシルキーちゃん♪」

手を振りかえしてくれたマーリンを背に私は図書館から出ていった。

そして、我が家につきドアを開けて外靴を脱いでから

「ただいまぁ...お婆ちゃん!帰ったよ!」

といって帰ってきたことを伝える

伝えるとドタバタと音がしてこっちに向かってくる人が一人。

アルカお婆ちゃんかな?

「もう帰ってきたのかい?シルキーちゃん」


「はい...いい本が見つかったので...」

マーリンさんには感謝です!

「そうかい...良かったねシルキーちゃん」

読んでいた本を机に置くとこちらに向かって笑顔で抱きしめてくれる...

あったかい....

「はい!」


「それで、どんな本を見つけたのかな?」

...これは話さない方がいいのかな。

マーリンさんは別に話しても良いって言っていたけれど、もしかしたらスパイにきかれている可能性があるからね。

「それは....内緒です♪」

「そうかい...まぁそれじゃあ、聞かないでおくよ...」


「そうですね...」

色んな本がありましたが...これは予想外の本でした...


「!シルキーちゃん!私今度、知り合いに会うんだけど...一緒に行ってみる?」


「いいんですか!」

行きたいなぁ!どんな人の家に行くんだろ?

「えぇ!一緒に行きましょ?」

わーい!行くよぉ!んで大事なことが一つ

「はい!...それで、どんな人なんですか?...その、知り合いの人は...」


「えーとね、」

うん...

「子爵家の方なんだけどね?」

「子爵...貴族の方なんですか?」

子爵は公爵 –ちなみに 貴族の階級は侯爵 – 伯爵 – 子爵 – 男爵で子爵は第4位で、伯爵の下位、男爵の上位に位置する爵位だった気がするけど...

「そうよ?シュヴァルツ子爵って貴族で、古い友人なのよねぇ」

シュヴァルツ子爵って言うんだぁ...

「そうなんですね...嬉しそうな顔ですね...」

「そうねぇ...久しぶりに会うから...嬉しいのかもしれないねぇ...」

「そうですね....」

確かに仲のいい友人に会うとテンションが上がりますよね!

「そうよぉ...!分かってるじゃなぁい♪」

くねくねと踊りながら私の手を取るアルカお婆ちゃん

「はい!」


「」



「そろそろ、ご飯にしましょうか...」


「手伝いまーす!」


30分後...食卓に料理が並んだ...

料理は何かの肉料理とキャベツのサラダ...あとトマトのスープです。

あとパン

「「それじゃあ...いただきます...」」

ん!美味しい!鶏肉かなぁ....むぐむぐ...

「美味しいですね!これ何の肉ですか?」

鶏肉っぽいけど....何かやわらかい?

「それは....カエルの肉ね」

............えっ

「えっ....これカエルの肉なんですか!?」

鶏肉かと思った!

「今、鶏肉かと思ったって言ったでしょ」

....何で分かったんですか?

まさか本当に心が読めるのか?

....な訳ないかーそんな魔力の流れは見えなかったしぃ

「はい....思いました...」

「その感じだったら...大丈夫そうね?それじゃあ、食べちゃいましょ♪」

「はい!」

10分後

「ご馳走様です....それじゃあ...おやすみなさい...」

お腹いっぱいになったので眠くなりました。

ので、ベットに入ります....ちなみに歯は磨いたので大丈夫です。

「おやすみね。シルキーちゃん」

つづく

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