第35話 衝撃


 気持ちが昂っているせいなのか、パチッとした目覚めで、 すぐにカーテンを開けると真夏の快晴だけど 爽やかなブルーの空が気持ち良く目に映った。

 

 いつもは気怠い月曜日の身支度も お化粧も 朝ごはんも、テキパキと こなしていく 自分にびっくりで なんだか怖いくらいにノッテいる。

 

(うん! これでヨシッ!) 


 まず初日のスタートとしては完璧だ、気分も悪くなく、よくわからないけど とにかくうまくいくような気がする。


 土曜日に買ったスーツが仕上がるまでは、とりあえず今あるシンプルな黒のスーツ、といっても上着はほとんど着ることはないと思うから、上は白のブラウス、下は黒のスカートとパンツをローテさせることで良いだろう。 既存のスーツは土曜日に試着をしてジャストフィットなのは確認済。 そのあたりも気持ちの余裕に繋がっているのかも。


 昨日の なんちゃって女子アナさんから一転、白の清楚なリボン襟ブラウスに黒い膝丈のタイトスカートで姿見に映る私は、まるで就活生みたい、と初々しい気持ちになれたものの、すぐに三十路の就活生ってないでしょ、と辛口で自虐の自己評価を下して苦笑する。


 だけど本当に気分的には まるで1年生、入学式に向かっているかのようで、いつもの通勤経路もやっぱり景色が違って見えていたような気がする。 

 途中、持ち慣れない業務用スマホを肩掛けのバッグから取り出し 連絡事項欄をタップすると、本日付の人事異動が全社通知されていた。


 田中昭二  代表取締役副社長 兼 社命プロジェクト室担当役員

 佐倉 渚  社命プロジェクト室 室長(部長待遇)

 山口夕奈  社命プロジェクト室 室長補佐(課長待遇)

 松本彩花  社命プロジェクト室 室長補佐(課長待遇) 


 本来は11日付けが基本だけど、今日のような全く関係のない日に異動通知があるのは稀なこと、それだけ会社がこのプロジェクトに、そして佐倉さんにかけている期待の大きさが伝わってくる。


 すごい! でも、わたしなんかが? え? 課長待遇? 課長? マジっすか?


 通勤電車の中、当然 周りの人のことを私は知らないけれど、逆に周りの人たち全員がこの異動通知を知っている、私のことを知っているような気がするくらいに、恥ずかしさと居心地の悪さを感じてしまって俯いてしまう。 そしてだんだんと胸が閊えて呼吸すらうまくできなくて、この場から逃げ出したくなる。


(でもこれは現実……)

 

 ふぅーっと、小さく胸に溜まった息を吐きだした。そしてもう一度、スマホの通知に目を移す。

 そう、昨日まで悩んだ末にこれからの仕事を頑張ると決めたのだ、もう開き直るしかない。 それに何よりもプライベートでは憧れていた結婚が見えているのだ、もう何も悩むことも迷うこともない。 今日から新しい私になる、というか もうなっているのだ。


 私は背筋をピンと張って、口元をクッと引き締めた。


 先週まで制服に着替えていた更衣室のロッカーでは 着替えをすることはなく、そこでは通勤で履いていた黒のローヒールパンプスを 受付に入る時に履いていたヒール5㎝のオーソドックスな黒のパンプスに履き替えて、先週とは違う16F へとエレベーターで上がった。 


 さぁ、始まる! 

 私はプロジェクト室の扉をカードキーで開錠した。


 いつもの雑然とした月曜朝の総務部門のフロアと違って、誰もいないプロジェクト室の静寂さが、異動した現実を感じさせてくれる。 

 基本フリータイム・フリースペースということもあり座席指定はない。 私はガラス窓越しのオフィス街の景色を背にした適当な席に座り、ノートPCを起動して、いつものようにメールのチェックをしていく。 

 いつもの総務関連の連絡メールに紛れ、異動直後ということもあって、早速 上司や同僚・後輩から、今朝、異動通知を見て驚いたとか、何のプロジェクト?とか、頑張れ!と激励を綴ったメールが届いていた。

 

 本当の本当に私がここにいるのは現実なんだ、だからといって悲観するのではなく、前向きにポジティブに! 


(頑張れ私!)


 今日は、夕奈は佐倉さんとお取引先を廻るらしく、直接社外で落ち合うらしい。 佐倉さんから夕奈に発信されたメールのCCが入っていたのだけど、発信時間は なんと今朝の6:37だった、こんなに早く? いや、これも現実。 もう始まっているのだ。 私もウカウカできない。


 それにしても夕奈はいきなりプロジェクト業務の醍醐味を味わう羽目になっているけれど、もともとこの仕事をポジティブに捉え 意気に感じている彼女だから、むしろ喜んでガツガツと対応するのだろう。 

 私は(大変だなー) と思う一方で、特に初日だけに、彼女に負けられない気持ちがないと言ったら嘘になる。


 とりあえず今、私に課せられているのは、全国規模であらゆる業種業界のショールームを観察して特徴をまとめるということ、まずはこれにしっかり対応をして、アウトプットを出すことに専念しよう。

 私は土曜・日曜で接したお店や水族館、英語教室、駅などを、あらためてお客様視点で捉えたときのそれぞれの強みと弱みを、人とモノで整理することにした。

 作成するレポート自体は、できるだけ詳しく立体的に、そしてお客様の目線になって見えた長所と短所をわかりやすく、混雑にならないようシンプルな表現に心掛けてまとめ、金曜日のミーティングで佐倉さんに報告をするのだ。 


 またこの機会に接客、マーケティング、トレンド、内外装などを学ぶことも必要だと思って、たとえば図書館に行って勉強をしたり、この界隈の企業でショールームを併設しているところには実際に足を運ぶなどして、できるだけ活動的に有意義に時間を費やすことにした。 


 こんな感じで、午前中はレポート作成、午後は学習とか視察という私なりの業務スケジュールをたてて、なんとなくだけど、私なりのプロジェクト業務に臨むカタチができたような気がする。 

 私のキャラ的には背伸びをしすぎているような気もしないでもないし、もちろん焦っているわけではないのだけれど、気持ちが乗っているときには多少の無理はしておこう。 

 とりあえず、そんな私なりのスタイルをまとめて、佐倉さんにメールを送ると、佐倉さんからは、案の定「焦らずに無理をせずに、でも期待をしています」と一行のシンプルな返信があった。 


 自分で言うのも変だけど、PCに向き合ってレポートを作成する姿や、ほかの企業さんにアポをとって訪問をする時の、颯爽と名刺を差し出し要件を伝える姿が、すごくデキル女性っぽく思えてしまって、ものすごくナルシスト感に包まれて自己満足に浸っていた。 

 良い意味で充実していた私から、毎夜 大樹にLINEをすると、がんばれ!とか、無理をしないように!とか、嬉しい激励もしてくれた、もちろん スーツOLのタイトスカートとハイヒールに萌え萌えとか、訳のわからないことは漏れずに付いてきたけれど;;;(笑)。 

 だけどそんな彼も、TELで話をした時には、近々海外出張があるらしくて、来週からは残業もしなくてはいけないらしく、忙しくなってきたらしい。


 佐倉さんには業務の活動をメールでCCを夕奈にして発信していたし、佐倉さんからは「おつかれさまでした」「了解です」といった、至ってシンプルな佐倉さんらしい返信を受けていた。

 夕奈は初日から ほぼほぼ佐倉さんと挨拶まわりをしているみたいで、それでも水曜日の午後、ちょうど私が図書館に行っていたタイミングで、プロジェクト室に来ていたらしい。 残念ながらのすれ違いで 実際に会って話もしたかったけれど、夕奈からのLINEメッセージが忙しさを感じさせていた。

 そんなことよりも、少しショックだったのは、金曜日に予定がされていたローカルFM局のご担当者と懇親会は、結局 佐倉さんと夕奈の2名のみ参加ということで、私は外れたこと。 対外的なビジネスは夕奈がメインで担うということだから仕方がないことだけど、私も仕事の幅を広げる意味で出席をしたかっただけに、正直 残念 という気持ち。 なにより そのためにスーツも靴も新調したのに~! と以前の私だったら嘆いていただろうけれど、そのおかげで接客やお店の構造や雰囲気などなどレポートのネタを学ばせてもらったと前向きに考えることにした。 

 もちろんこのことはコスパ重視の大樹には言えない、だって どんな嫌味を言われるかわからないから。


 そして久しぶり(といっても1週間ぶり)にミーティングでメンバー3人と田中副社長がプロジェクト室に集った。


 社外の方との会議とそのあと懇親会があるということで、佐倉さんも夕奈もカッチリとしたビジネス正装、品のあるスーツ姿で決めていた。 

 私も張り合うつもりはないけれど、今日は購入したばかりのスーツ姿にかなり背伸びをした7㎝のヒール、いつものナチュラルメイク プラスアルファで整えて出勤した。 そこまでは良かったのだが、まだ着慣れていない、履き慣れていない せいもあって、動作も仕草も発する言葉さえも、自分でわかるくらいに どこかぎこちがなくて、夕奈に揶揄われるどころか 「大丈夫?」と心配されたくらい。 

 もちろん、正直な答えは恥ずかしくて言えないけれど、そんな私を佐倉さんはお見通しだったみたいで、ニッコリと微笑ましく頷いてくれたので、なんだかホッとして なんとか昂っていたテンションは下げることができた。 


 そんな今日の佐倉さんは、一段とインテリジェンスな雰囲気、そして懇親会を意識したのか 華やかさも漂っていた。 夕奈だって負けず劣らずの素敵な外見だったけれど、佐倉さんは別格別物で、オーラみたいなものを纏っているような、少なくとも私はそのように感じてしまう。


 思えば営業部門の佐倉さんはいつもスーツ姿だけど、私が見る限りでは いつもパンツスーツで、今日のようなスカート姿を見るのは初めてのこと。 私的には軽い衝撃を受けたというか、プチサプライズだった。(夕奈は そうでもなかったみたいだけど)

 スカート丈は膝より若干上で、脚とのバランスがとれて見映えが良くて、こんなことを口に出すと同性といえど セクハラだと疑われるかもしれないのだけど、薄黒のストッキングに包まれた脚が、妙に艶やかというか エロティックに見える。


 そしてあの佐倉さんからさりげなく漂うあの香りが私の鼻に付いてしまったことが更に追い打ちをかけた。

 私は、いつか感じた佐倉さんに対する変な感情が再び呼び起こされてしまって、最初はそうでもなかったのだけど、意識し始めると少しずつ胸の鼓動が高まっていた。

 

 忘れかけていた あの おかしな 不思議な 昂る感覚、近寄りがたい存在の佐倉さんを見るたびに、見られるたびに、ドキドキしてしまう、それだけならまだしも、おなかの奥の奥がキューンとなって 戸惑ってしまう感覚。 そのたびに オイオイ私 何を考えているの! と自分自身を戒めるしかなくて。  

 それはきっと 外見も能力も存在自体のレベルが違いすぎる人だから、私は緊張しすぎてそんなふうになってしまうのだろう、とりあえずはそう考えることにして自分を納得させている。


 あっそうか! そのせいもあって、私は朝からぎこちがなかったのだ、きっと そう。 そういうことに落ち着かせよう。 

 とにかく気を紛らせるのに必死になっている私だった。


 ところで夕奈は佐倉さんのことをどう思っているのだろう? 

 彼女はもともと佐倉さんの大ファンであることを公言しているくらいだから、佐倉さんとの距離が近くなった今、私以上に緊張とか高揚しているはず、そんな状態でいつも一緒に行動するのは精神的にも大変だ。 それを思えば、私なんかは まだマシだよね。


 そんなことを思いながら、3人が集ったミーティングでは、私は自分で作成したレポートをパワーポイントを使って報告し、夕奈もお取引先をまわった際の議事メモのシェアをすることになっていた。 開始直前には田中副社長までがプロジェクトルームに入ってきて後ろの席に座った。


 私が報告をしている時、佐倉さんはノートPCと私の顔を交互に見ながら、終始 柔らかい表情で聴いてくれていた。

 単純な私は、最初はさすがに緊張していたけれど、少しずつ口が軽く、舌もなめらかになっていくのを感じながら なんとか報告を終了。 

 我ながら、うまく報告できたと思うし、隣の夕奈も大きく頷いてくれた。


 が…… 佐倉さんからの一言は、衝撃的だった。


「これ感想文? 日記? いろいろまわってくれたのはわかるけど、これだと0点 期待外れかな 」


「え?? 」


「もっと自分ならどうしたいか、会社としてどうすれば良いのか まだまだいろいろ見て聞いて調べて勉強してほしいかな、来週は今日よりレベルアップをお願いしますね、 じゃ 次、山口さん…… 」


 自分なりに上出来だと意気込んで報告しただけに、正直 ショックは大きくて、夕奈の報告は耳に入ってこないし、どうしてもさっきの佐倉さんのコメントを反芻してしまう。 それだけではなくて、今、報告を始めた夕奈にも影響を与えてしまったみたいで、いつもは物怖じしない彼女の声が どこか上ずっているような気がした。


 たしかに佐倉さんのコメントは的を得ているし、足りないのは自分だ。 それはわかっているのだけれど、期待外れというのは、さすがに言われ過ぎでしょ…… そう思うとなんだか切なくなった。

 だって、私は別にこのプロジェクトに入りたかったわけではないのに、と ついネガティブな思考までが頭の中をよぎった。 

 ううん、でも最終的に yes の返事をしたのは私自身だ。 どうしても嫌なら辞めれば良い。 

 いや、そんなわけにはいかない。 私は大樹と約束をしたのだから。

 

 夕奈の報告後、佐倉さんからは 選ばれた私たちには会社の売り上げを向上させるという社命に対して、緊張感を持って取り組んでほしい、と柔らかい表情で優しいトーンで総括コメントが私たちに向けられた。

 

 いつもの自分なら泣き出したい投げ出したい気持ちにもなりそうだけど、「選ばれた私」というワードに、どうも心を擽られてしまった。

 はっきり言って、高低ギャップが大きすぎる! しかもキラキラした眼差しを向けて頷いていた私は どこまで単純?


 ミーティング後には夕奈と昼食を共にした。

 久しぶりにも関わらず、親友と交わされた会話は、これまでの恋バナ中心の内容とは異なり、直前の報告についての振り返りに終始する真面目な私たち。(笑) 

 ミーティングでは夕奈も私と同じくらい、いやそれ以上に 佐倉さんから厳しい指摘を受けていたので、気持ち的には落ち込み半分、やる気半分といった感じで、それでも やっぱり今の仕事は楽しくて日々が充実していることは会話の中から感じ取ることはできたし、実際に彼女も「面白い」「楽しい」を連呼していた。

 

 私自身も新しい仕事については、今更だけど、何もかもが新鮮で自己の成長に繋がっていることを実感する。 

 といっても、まだたったの一週間、これからまだまだ学ぶことや悩むことも たくさんあるよね~

 夕奈も私と同じことを言っているうちに昼食時間は終わった。


 午後から佐倉さんと夕奈は会合&懇親会へ、私はいつもの図書館へと向かうために、本社ビルの裏口までは一緒に下りた。

 

 夕奈が、私が大樹と行った水族館に 明日土曜日に行くことにしている話を始めると、珍しく佐倉さんも入って、アレコレと3人女子同士の会話になって楽しい一瞬になった。

「誰と?」「ただの友達です~」「いやいやホントだって!」「お天気悪そうだけど?」「そんなこと言わないで~」……

 私としては佐倉さんのフラットな会話への参入に、さっき指摘を受けた際のダメージが多少なりとも緩和された気がする。


 裏口を出ると、7月盛夏真っ只中の熱気が容赦なく一気に攻めてきた。

 私はバッグから日傘を出そうとしているうちに 目の前にすぐにタクシーが停まって後席のドアが開いたので、お取引先様へと向かう彼女たちを見送るように近づいた。


「それじゃ 行ってきます 」

 佐倉さんは私だけに聞こえるような声でニッコリ振り返り、タクシーの開かれた後ろの席へと乗り込んだ。


「あっ おつかれさまです 行ってらっしゃい 」

 小さな声でそう返した私は、開いたドアからフワァ~っと漂ってくるタクシーの冷気が心地良い、と思って気を抜いた時だった。


 ハイヒールを履いた脚を傾けながら奥に入ろうとした佐倉さんが バランスを崩したのか スカートがずり上がって 太腿が露になってしまい、脚を包む薄黒のストッキングを留めていた黒いガーターベルトの細い紐が映える白い肌までもが 私の視界に飛び込んできたのだ。


 艶めかしくて、息をのんでしまうくらいの衝撃的なシーン。 

 その瞬間はなんだかスローモーションのような動画になっていた。 実際にこのようなシーンを見たのは初めてだったのもあるけれど、こんなに身近な人が、という事実が私の気持ちを大きく揺さぶってくる。


 佐倉さんは一瞬ビックリしたみたいだけど、微かに笑みを浮かべて 乱れた裾を直しながら、座り直し奥へと詰めていった。

 動揺する私は 見てはいけないものを見てしまったというアタフタ オロオロとした気持ちと、なぜかとても恥ずかしい気持ち、咄嗟に他の人に見られてはいけないという気持ち、いろいろな気持ちがこの一瞬に交錯していた。


 視線を外した私はすぐに夕奈のほうを向くと、たまたま私の後ろに立っていた夕奈は 私が陰になったこともあって何も気がついていないみたいだった。

「行ってくるねー」と言いながら、タクシーに乗り込んで佐倉さんの隣に座った。


 二人を乗せたタクシーを見送って、漸く落ち着いた私。 なぜ、こんなことに動揺し、そしてホッと安心したのかはわからない。 ただあのシーンだけはハッキリと目に焼き付いてしまっていた。

 忘れないといけない、そう思って、切り替えようとしたけれど、そう思うだけ余計にその残像が強くインプットされてしまった。

 なんて艶めかしくてエロティックだったんだろう、そしてこんなことを言ってはどうかと思うのだけれど、すごく佐倉さんに似合っていた、佐倉さんだから似合っていた気がする。

 

 図書館に向かうバスの中では、単純な私の頭の中に衝撃的なシーンが何度も繰り返されてしまう。 

 そんなこともあって、新調したスーツやブラウスやヒールを頑張って身に着け ぎこちなさを感じていた今日の私自身のことなどは、スッカリ忘れ去られていた。




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