第12話 回想シーン③ ウェディングドレス
私は、されるがまま……
数多くの幸せな花嫁さんのメイクをしてきたであろうスタッフさんたちの手にかかると、だんだんと私もそれらしい顔に仕上がっていく。
「ハイ いいですよー 立って下さい 大丈夫ですか? 」
着替えのスペースに立つと、今度は着ていた洋服を丁寧に脱がされて、いよいよドレスの着付けが始まった。
ドレスの試着自体が初めての私にとっては、ブライダル用の補正下着とかバニエとかを 身に着けるのも、もちろん初めてのこと。
あれこれとスタッフさんたちに言われるがまま、その声は やっぱりどこか遠くから聞こえてくるような感じがしていて、きっと私は無表情のままで突っ立っていただけ、放心状態まではいかないけれど、そんなふうに見えていたに違いない。
その間もスタッフさんたちによるウェディングドレスの着付けのステップは進む。
(え? ホントに? ホントのホントに? 着てしまって良い?)
今更思っても仕方のないことだけど、未だに定まりきれない気持ちと虚ろな頭の中で、ぐるぐるとぼんやりと考えている間に……
「ハイッ! うわっ なんか 良いですよ~! 」 との声に、ハッと 我に返った。
大きな鏡の中…… ゴージャスに波打つロングトレーン、トップには上品で優雅な刺繍が施されたビスチェタイプのAラインの純白ドレスを身に纏った人がそこに立っている。 その人は誰がどう見ても 紛れもなく私。
(あー 純白って やっぱりホントに真っ白なんだ)
まず最初の印象がそれ。
あまりにも刺激が強烈すぎて 何を思えば良いのか すら、わからなくなっている。
それでも少しずつ 覚醒 してくると、今 自分の置かれた状況に気がついていく。
「いかがです? 」
担当のスタッフさんだけでなく、他のスタッフさんまでもが集まって 私を取り囲む。 口々に、綺麗ですね、素敵ですね― と 笑顔で声を掛けてくれるのが鏡越しに見える。
「どうも…… 」
お礼を言いながら、私は 微笑むつもりが上手く笑えない。
満面の笑みで 表情を崩しているのはスタッフさん、私は凍りついたような無表情。 えっ 逆でしょ? 普通は 和気藹々で笑顔あふれるシーン なんだけど、どうすればいいのだろう。
今の私は 顔だけでなく、体全体も固まってしまったような気がする。 まるで お人形さん 状態だ。
それから後も、されるがまま……
スタッフさん数人が私を取り囲むようにして、適度なペースで、そして手際良く、サテンのウェディンググローブで両手を肘上まで包んでくれた。 そして華やかな輝きのパールビーズのネックレスや大ぶりなシルバーのイヤリングといったアクセサリーを身に着けて、ついにはヴェールやブーケまで持たせてくれた。
まるで本物の新婦さんみたいに。
真っ赤な口紅と艶やかで濃いブライダルメイクは派手すぎるかな って思っていたけれど、ゴージャスな純白のドレスに しっかりとマッチして、とても似合っているように思えてくるのが不思議。
これって きっと魔法? そうに違いない、白いドレスの魔法なんだ。
私は今、その魔法にかかっているだけ。 バカげたコミカルな発想だけど、そんなふうに思うと 少しだけ心が落ち着いた。
「ハイ! お支度できましたよー 」
「あっ はい 」
「こんなに綺麗な花嫁さんを迎えられる新郎さん、ホントに幸せ者ですよー 」
もちろん社交的な誉め言葉なんだろうけど、スタッフさんに 鏡の後ろで にっこりと微笑まれると、私がうなずくのがやっと。
とにかく まだ素直に 自然に 笑うことができない。
だけど 本当に今、私 憧れのウェディングドレスを着ているんだよね……
だんだんと胸がドキドキして嬉しさがフツフツと込み上げてくる。 それでいて、どこかくすぐったいような恥ずかしいような、そしてやっぱり申し訳ないような気持ち、していはいけないことを しているような気持ちすらしてしまう。
とにかくいろいろな思いが交錯している私。
そしてもうひとつ、新しい感情が芽生えていた。 こんなシーンだからなのかもしれないけれど、漠然と 女性って とても綺麗だなー、そして自分が女子で良かったなー と。
どうして 今、そう感じたのかは わからないけれど。 とにかく綺麗だ! ^^
「それでは 行きましょう 」
ボォーっと立ち尽くしている私に、鏡越しで声が掛かった。
数名のスタッフに付き添われて、というか 従えて? ゆっくりと大樹の待つ部屋へと移動する。
大樹は こんな私を見て、なんて言うだろう? 驚く? 笑う? 茶化す? それとも無表情?
ドレスの重さを実感しながら、いろいろと頭の中を巡らせていると、
「こちらです。 どうぞー …… あっ ゆっくりで良いですよ …… 」
にこやかに微笑むスタッフの声とともに 『DRESS ROOM』 の廊下を挟んで向かい側の部屋の大きな扉が開けられた。
そこで私たちは、感動の再会をした。
大樹は、さっきまでのビジネスカジュアルな格好から、まるで貴公子のような光沢のあるシルバーのタキシードを颯爽と着こなしていた。
お互いがお互いを見て 目が丸くなった。
「えー! マジ? 滅茶苦茶 綺麗じゃん! オイオイ ヤバいし 」
背筋が伸びてスリムでカッチリとした肩幅の、精悍でスマートで男らしい大樹が、笑顔で私に向けて口を開けば、私も思わず、
「ううん そっちこそー すごくいいじゃん! 似合ってるしー あはは カッコいいし ヤバっ ^^ 」
照れ隠しの気持ちが強いから、私はついつい大げさに声を大きくして返してしまう。
それと同時に凝り固まっていた私の表情が一気に 解れ緩んだみたいで。 そのことに ハッとなって、思わずロンググローブに包まれた手で口元を隠す。
お互いに普段は恥ずかしくて とても言えないような言葉が、自然と口からこぼれ落ちたのは、お互いが別人のように変身して、どこか別の空間にいるような感覚になってしまったからなのかもしれない。
この瞬間に、 DRESS ROOM で さっきまで モヤモヤ グズグズしていたネガティブな気持ちは、どこかに飛んでいってしまった。
そして、二人揃っての撮影タイム。
スタッフさんが言うには、ここからが本番、すごく盛り上がるらしくて……
スタッフさんに、それぞれのスマホを渡して、写メを撮ってもらうときには、大樹も思い切り格好をつけたポーズをとったり、私も普段はしないだろう満面の笑顔をしたり、いつの間にか 私たちは最高のひとときを楽しんでいた。 こんなに楽しいのは初めてかも。
「はーい! もう少し寄り添ってー」 「えっと、新婦さん もう少しだけ左に向いて」
笑顔で撮影してくれるスタッフさんに言われて、照れくさくて、恥ずかしくて、それでもなんだか心が弾んで、もう私のテンションはマックス!
私一人だけの写真も、図々しいと思いながらも 何枚もお願いしてしまう。 もはや自分を止められない状態になっていた。
だって母に見せたかったし、夕奈にも。
母はきっと 自分のことのように喜んでくれるに違いない。 婚活中の夕奈に見せるのは、少し気が引けるけれど、やっぱり大親友には見て欲しいから。
「はい どうぞ。 うまく撮れていると良いのですが…… 」
画像を確認するために 撮影をお願いしていたスタッフさんからスマホを受け取った。 ありがとうございました、と言いながらも 私の画像を見たい気持ちは、逸りに逸っていた。
「え? あれ? 」
どうしたんだろう、スマホが反応しない。 焦って何度も人差し指で画面をタッチしても、まったく反応してくれない。
「あっ 松本さま、グローブ ウェディンググローブは取られたほうが…… 」
そう言って、笑顔のスタッフさんは すぐにグローブを外してくれた。
そうだった! 私って、そんなことすら気がつかないくらいにテンションが上がっていたのだ。
「そうですよね すみませーん 」
別に謝るようなことをしたわけではないのだけれど、恥ずかしさと照れくささを隠したくて、咄嗟に口から発せられた。
「いえいえ、時々同じような方がいらっしゃいますし 早く見たいですよね 」
スタッフさんも私の様子に笑顔を浮かべながらフォローをしてくれた。こんな一連のやりとりに 大樹も 「オイオイ 大丈夫? ヤバくね?」 と笑っていた。
気になる画像は、と言えば……
照明の当たりが良かったせいか、ドレスの魔法かは わからないけれど、スマホの画像を見ると 「これが私?」 というくらい、自分で言うのも おこがましいけれど、とても綺麗で優美で華やかなドレス姿だった。
そして王子様のような燕尾服を見事に着こなしている 大樹のオトコマエな(私が思っているだけ?)画像は、何度見ても 素敵で とにかくカッコ良かった。
そうそう、大樹のスマホにも 私一人の画像も入っているはず、それを 時々でも見てくれたら嬉しんだけど。
本当は、二人寄り添って写っているイチオシの一枚をスマホの待ち受け画面にしたいくらいだけど、さすがにそれはヤリスギかなと 自制の気持ちが働いた。 まっ、そのシーンは 本番までとっておく、ということで。
私のおバカなミスが むしろ その場を和ませたような感じになって、最初の頃の ものすごく緊張した気持ちが 嘘のように、気持ちも和んだままで試着会は終了した。 それと同時に 夢のような時間も無事に終わった。
私は 笑顔のまま 幸せいっぱい 満足感いっぱいのまま スタッフさん達と一緒にDRESS ROOMに戻ると、私と同じように試着の申し込みをした女性が純白のウェディングドレスを着て、大きな鏡に向かってスタッフさん数名と 最後の仕上げに入っていた。 30分前 私も そこに立っていたんだよね、やっぱり緊張しているのかな?
私がゆっくりと歩を進めると、ちょうどドレス姿の彼女がこちらを向くタイミングと重なって、私と対面する形になった。 同い年くらいの人?
その人のドレスは、ハートカットされた胸元の重ね合わせたレースが華やかで、裾元までレースがあしらわれたデザインだった。 同じAラインだけど、私のが ゴージャスで大人っぽい印象なのに対して、ドレス全体に大きな花のモチーフが散りばめられていて、とても可愛らしい印象に映った。
自然と目が合って、ニッコリして、「綺麗ですねー」「ありがとうございます」とお互いが言い合って、クスッと微笑んだりして。 だけど なんとなく彼女の表情が硬い気がしたのは、私の余裕だろうか。
私は、この一瞬の出来事が なぜか とても嬉しく思えて、おおげさかもしれないけれど、女性という同性に感じる これまで味わったことのない ほっこりとした幸せな感情と、おなかの奥の奥から湧き上がってくるような とても温かい柔らかい そして優しい感覚の心地良さに浸っていた。
(女性って いいよねぇ~ って、 えっ? 私も女性なんだけど…… 笑)
どうしてそんなふうになったのか わからないけれど、これも きっと白いドレスの魔法? ううん、ただ単に私のテンションが限界を超えてしまったからでしょ。
そんなふうに 自分で納得しながら、スタッフさんに手伝ってもらって、メイクを落とし、名残惜しいけれどドレスを脱いだ。
帰りの車の中 助手席の私は、ひととおりスマホ画像を幸せな気持ちで見流した後、まるで写真集のようなホテルウェディングのパンフレットに見入っていた。
豪華で荘厳な建物と充実した設備、笑顔を絶やさない洗練されたスタッフ、そして純白のウェディングドレス……
ページを捲るたびに、本当に素敵な結婚式がイメージされる内容だった。そんなパンフレットを見ながらも、やっぱり もう一度スマホの画像を見て、はにかんだり 微笑んだりする私。
「今日は良かったー マジ 楽しかったー すごい体験だったし、料理も うん 」
大樹も 超ご機嫌だ。
「うん、ホント 良かったよねー 」
とにかく舞い上がってしまったこの日のことは、帰りの車の中でも話題が途切れることはなくて、私はもちろん 大樹にとっても刺激的で感動的な一日であったのは確かだった。
「あっ そのパンフ、俺も見るし 」 別れ際に大樹が言うから、
「本当に? じゃぁ、置きっぱなしにせずに、しっかり読んでよね すごいよー! 」
実は嬉しかったけど、わざと躊躇いながら、でもしっかりとパンフレットを彼に手渡した。
結婚という現実に向けて、やっと彼の気持ちも高まってきている…… その時はそんなふうに思えた。
「ただいまー 」
帰宅すると、リビングから母が小走りに出てきた。
すぐに私の背中を押すようにして2階まで上がり、私の部屋に一緒に入ってきてドアを閉めた。
「大丈夫 みんなには、何も言ってないから 」
少し早口で話す母の顔が、女子高生みたいで、妙におかしかった。
「うん サンキュー 」
「ほらー 早く! 」
スマホの画面を開くのも もどかしいように、母が ぐいぐいと覗き込んでくる。
「ちょっと! お母さん 近いー! 」
「え? 誰 これ モデルさん? すっごい綺麗ー! ちょっと やだー!! 」
画像の1枚目で すでに母のテンションはマックスまで跳ね上がっていた。
「ちょっと ちょっと 待って 待ってって 」
私は、くすぐったい気持ちで笑いながら 母と画像を見ていく。
「これ良いねー あ、でも前の…… 前のが一番 角度がいい? あ~ 大樹君、いいね~ カッコ良いー タキシード似合ってる 二人とも お似合いじゃん! 」
興奮した母の声が大きくなりそうで、あわてて唇に指を当てる。
「もぅ、お母さん! みんなが気づいたら、ヤバいからー 」
「ハイハイ あ~ でも良いね~ 素敵…… 本当に綺麗…… 彩ちゃん 」
「へへ ありがとう 」
「早く本番にしないとね 実物 見たいしー 」
「えええ…… 」 最後は苦笑いで誤魔化すしかなかった。
そして翌日の月曜日、いつもなら憂鬱な朝だけど 今日だけは違う。
さすがに気恥ずかしくて、今までずっと夕奈にブライダルフェアの話はしていなかったのだけれど、昨夜の母の反応が夕奈とオーバーラップして、夕奈に話したくて たまらない気持ちになっていた。
きっと大樹と付き合いだした頃の、ワクワクするような女子トークができるに違いない。
だから早速 通勤電車の中からLINEを送った。
私:『昨日、ブライダルフェア に行ってきたー ドレスも着たよー 画像あります』
夕奈:『はぁ?』 すぐにキャラが驚いて ひっくり返ったスタンプ。
思わず笑みがこぼれそうになるのを、電車内の満員に押される体と同時に ぐっと堪えた。
ロッカールームでは、すぐに夕奈に捕まり小声で 「お昼休み、屋上ランチね」 と囁かれた。 そんな夕奈の目は、昨夜の母と同じで 女子高校生みたいにキラキラしていた。
お昼休み、屋上に上がるなり 先に上がっていた夕奈がダッシュで私に寄ってきた。
「ドレス、早く~! 」
「わかった! わかりましたから…… ごめん、ちょっと待ってー 」
「早く! 待てん! 」 せかす夕奈。
「まず、ブライダルフェアのことからね 」
「わかった で? 」
私も昂ぶる気持ちを抑えながら、努めて冷静にブライダルフェアの説明から。 だけど夕奈の視線は私のスマホに釘付け。
「でね 試着させてもらった画像がー …… あっ ハイ これっす 」
「うっそ! えー! これ誰? ね、誰? 」
「こらこらー 私だって! 」
「うっそ~!!! 」
夕奈の驚きは私の想像以上で、画像を見て興奮状態になっている。
「彩ー すごく綺麗! ヤバすぎるよ~ 」
「メイクをしてくれた人が上手なだけかも? 」
「いやいや もともとがしっかりした顔だから 」
「もぉ 照れるし~! 」
私も夕奈にノセられてテンションが否応なしに高くなる。
「いいな~ ドレスもホントに綺麗よね~ 」
「選ぶのがね ホント大変だった。 すっごい数のドレスがあるし 」
「彩が選んだ? 」
「あっ 何着かスタッフの人が選んでくれて、その中から私が 」
「そっかぁ ふんわり加減イイねー、ゴージャスだし! 似合ってる あっ! ん~ こう見ると大樹くんも イイオトコじゃん! 」
「タキシード似合ってるよねー 」 と私。
「ひゅ~ひゅ~ お二人さん お似合いです! 」 夕奈が たっぷりとグロスを含ませた唇で 笑顔で 私を煽ってくれる。
「どうもでーす ありがとうー 」 私は夕奈の反応が嬉しくてたまらない。
「よしっ! ふたりで本番目指して頑張ろう! ヤバいヤバい 今から彩に追いつけるようにしないと! 」
夕奈は両手で握りこぶしを作って微笑んでいた。
私は、自分のことのように喜んでくれた夕奈の反応が素直に嬉しかった。
大樹だって、昨日 私のドレス姿を見て、満更でもなさそうだったし、このまま ほとぼりの冷めないうちに 一気に具体的な結婚への方向付けをしたかった。
つまり、鉄は熱いうちに、と。 ^^
だけど……
そこに大樹の海外出張が大きく 私の前に立ちはだかった。 現地子会社の動向があまり良くないらしくて、もともと予定がされていた出張が早まったらしい。
今日の夕奈の反応を伝えたくて、いつもより早い時間に 彼に電話をしたけれど繋がらない。
きっと忙しいのかな? 昨日の今日だから また明日にすればいいかな、そう思ってベッドに入ろうとした時に、大樹からのLINEでそのことを知ることになった。
『来週から海外出張』というシンプルなメッセージに、『現地 ヤバそう』 と続いた。
(え? なにそれ )(あー でも仕方がないよね )(でもどうして? どうして、このタイミング? )(今が一番、盛り上がっているタイミングなのにー!)
私は、ぐるぐると自問自答を繰り返しながらも、
『おー! がんばれー!』
そんなメッセージとキャラクターのスタンプを 3つもつけて 返した私。 眠りが浅くなってしまったのは言うまでもない。
翌日からは、日本での仕事を片づけるために残業続きの大樹に、ブライダルフェアのことや その先の結婚の話を持ち出すのは、さすがに気が引けた。
なんとか都合をつけて大樹に会えた日には、ネット検索をしてプリントした 海外旅行に必要なものリストを手渡したりと、私なりにできる 海外出張に向けたサポートをしたつもり。
もはや大樹の気持ちは海外出張一色になっていた。
彼自身が初めての海外だから 無理もないのかな? でも だからと言って、せっかくの結婚に向いていた前向きなムードを ゼロの位置に戻したくない、絶対に嫌だ!
とにかく彼が帰国したら 早めに私の思いを しっかりと伝えないと! そして早く二人で具体的なプランを作っていかないと!
でも、いつ? どんな時に? どうやって? 大樹が海外出張で不在となっていた 3週間、私は ずっとその作戦を考えていた。
********** 車の中 **********
そんな ひと月前の決して忘れるはずのない出来事。 このタイミングで 私の頭の中に 鮮明に蘇っていた。
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