居酒屋の焼き鳥
関西に住んでいる友人が、こちらへ帰ってきた時の話。あの時は確か、お互いに好きなアイドルが出ている舞台を見てから、感想を語らおうと居酒屋へ直行した。某貴族にいそいそと入り込み、手始めに私はレモンサワーを頼んだ気がする。友人たちと飲みに行く時、皆んながお洒落なカクテル系を頼むから、小さなグラスで運ばれてくるけれど、私は〇〇サワーばかり頼むためジョッキで運ばれてきたりする。「かんぱーい!」とグラスをぶつけるところを動画で撮って、後から見れば私のジョッキだけ異彩を放っているように感じて毎回面白い。
話を戻して、焼き鳥の話をせねば。焼き鳥はタレより塩派なので、塩ばっかりを頼んだ。舞台の話に花を咲かせながら、焼き鳥を食べる手やお酒を飲む手が止まらない。みかんサワーとかいう可愛いお酒を頼んだら、本当に可愛かった。あれはお酒ではなくみかんジュースだった。何を頼むかネタがなくなりそうな時に、ふと目に入ったのは「ささみ塩焼」である。ささみが美味しくない訳がないだろう、そんな絶大な信頼を寄せられているささみ。君に決めた!と心の中のポ○モンマスターが叫んだと同時に、これを頼んだ。運ばれてきたヤツは真っ白く、ツヤツヤしていた。一口食べると、あまりの熱さに悶絶したものの、塩が効いていてとても美味しく飽きない味付けだった。そこから3回、あそこは2串出てくるから6串?くらい食べたような……。
これを書いている時も食べたくてしょうがない。今年も、そんな友人と同じ舞台を観劇することが出来そうだから、またこのささみを堪能出来たら嬉しい。
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